50年以上実現せず「奥羽新幹線・羽越新幹線」の今 「本当に必要としているのは山形県だけ」のワケ

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鉄道路線に翻弄される地域社会 - 「あの計画」はどうなったのか?
現時点では奥羽新幹線、羽越新幹線の必要性は極めて乏しいと言える(写真:旅風/PIXTA)
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各地で計画・進行している鉄道に関する「あの計画」はいったいどうなっているのか、そしてそれらの計画が地域社会にもたらすものとは?
新幹線の延伸や在来線の再整備、地方鉄道の存続問題など、それぞれの地域で進行する鉄道関連事業、鉄道ファンのみならずそれぞれの地域に住む人々なら誰もが気になる計画について、YouTubeで大人気の鉄道アナリストが徹底解説!
鐵坊主さんの著書『鉄道路線に翻弄される地域社会 - 「あの計画」はどうなったのか?』から一部抜粋、編集してお届けします。

東北地方には、福島から山形を経由し、秋田へと至る奥羽新幹線、新潟から秋田を経由し、青森へと至る羽越新幹線という2つの新幹線の基本計画路線があり、山形県を中心に誘致活動が行われている。

しかし、基本計画路線に定められてから50年以上の歳月が流れた現在も、その実現に目処は立っていない。

この2つの路線の実現性について考えてみよう。

奥羽新幹線と羽越新幹線の概要

2つの路線の想定されているルートと駅の設置場所は下の地図に記した通りである(※外部配信先では図を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

(図:『鉄道路線に翻弄される地域社会 - 「あの計画」はどうなったのか?』より)
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