英リーズ出身の期待のニューカマー、イングリッシュ・ティーチャーの初来日公演は、新年の幕開けにぴったりなフレッシュでビビッドな才能の躍動に沸いた最高のステージとなった。デビューアルバム『This Could Be Texas』は全英TOP10入りを果たし、ロックバンドとしては6年ぶりのマーキュリー・プライズ受賞という快挙も達成した彼らは、活況が続くUKバンドシーンにあって、とりわけ昨年大きくブレイクしたUKギターバンドだと言っていいだろう。
ロッキング・オン最新号ではそんなイングリッシュ・ティーチャーに直撃。ポストパンクリヴァイヴァルの「次」を鳴らす彼らの、予測不能でブリコラージュ的なアートロックはいかにして生まれたのか訊いた。一時期のポストパンク・ブームはひと段落し、現在ではよりマキシマリズムな方向に振れつつあるUKロックシーンの空気を感じられる内容になっているんじゃないかと思う。
ちなみに「バンドとしての直近の課題? 東京でベストのラーメン屋さんを探すこと(笑)」と語っていた彼らは、ライブ後もしばらく日本に滞在し、束の間のホリデーを楽しんだそう。今年のフジロックでの再来日も決定! 今からでも遅くはない、必ず出会って欲しいバンドだ。(粉川しの)
イングリッシュ・ティーチャーの記事が掲載されるロッキング・オン4月号