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海外の日本語塾で会話の講師をしているのですが、生徒さんから件名の質問を受けました。

辞書を調べてみると「人達」という単語は載っていないので、一般に使う言葉ではないのかな?と思ったのですが…。
しかし、会話や本なので「たくさんの人たちが~」などと使っていても違和感は覚えないので、詳しく知りたいと思い書き込みさせていただいています。

「ひとびと=人人(人々)」と「ひとたち=人達」の使い方について、これらに違いがあるなら、どのような違いがあるのか教えてください。
また、どういう場合に使い分ければ良いのでしょうか?

A 回答 (3件)

はじめまして。



ご質問1:
<「人達」という単語は載っていないので、一般に使う言葉ではないのかな?と思ったのですが…。>

そんなことないですよ。一般にも使われます。
例:
あの人たち
あそこにいる人たち


ご質問2:
<「ひとびと=人人(人々)」と「ひとたち=人達」の使い方について、これらに違いがあるなら、どのような違いがあるのか教えてください。>

1.人々:

(1)「人」という名詞の重複になります。

(2)日本語では名詞を重複させることで、数量が多いことを示す用法があります。
例:
数々の=「多くの」
度々の=「何度も」

(3)「人々」は「人」を重複させることで、その数の多さを強調する表現です。

(4)従って意味は「多くの人たち」という意味になります。

(5)また、総称的に「一般の人」という意味でも使われます。


2.人たち:

(1)「人」という名詞に複数を表す語の「達」がついた連語です。

(2)単数に対する「複数」であることを示し、数量を強調する表現ではありません。


ご質問3:
<どういう場合に使い分ければ良いのでしょうか?>

1.「人々」は数量が誇張され、総称的な用法もあるため、「一般性」「不特定性」「匿名性」が強くなります。

従って、特定しない場合や、特定できない場合に使われます。
例:
世界の人々
町の人々

2.「人たち」は複数であることが誇張され、ある特定の複数の人に対して用いられるのが一般です。つまり、「特定性」「指定性」が強くなります。

従って、特定する場合に使われます。
例:
この町の人たち
公園にいる人たち

3.従って、総称的に集合体としての特徴を出したい時は「人々」、個人の特性を出したい時は「人たち」を使うと効果的な文になります。
例:
日本の人々は皆親切だ。
=「日本の国民は概して親切だ」

日本の人たちは皆親切だ。
=「日本の国民ひとりひとりが、一様に親切だ」

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

ひとつひとつ丁寧にお答えいただき、ありがとうございました!「不特定性」と「特定性」の違いですね。モヤモヤがスッキリです!

お礼日時:2008/03/28 08:11

こんばんは。



意味自体は同じで、単に「人」の複数形のようなものです。

使い分けは、
・学問的、あるいは、社会学的・文学的な表現としては、「人々」
・それ以外の場合は、「人達」
のようになります。

また、(非常に)多数の人間を表すときは「人々」を使う場合が多いです。


<例>

○アフリカの人々
△アフリカの人達

○その時代の人々の暮らしは、貧しかった。
△その時代の人達の暮らしは、貧しかった。

○会社勤めをしている人々
○会社勤めをしている人達

×同じ職場の人々
○同じ職場の人達

×あそこにいる人々は、何をやっているのかな。
○あそこにいる人達は、何をやっているのかな。
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この回答へのお礼

端的にありがとうございました。例を拝見しながら納得です!

お礼日時:2008/03/28 08:17

正直 日本語すらままならない高卒の私には謂れや何かは分かりませんが、


人々=全く自分に関係ない(心のつながりみたいなもの 
人達=その人を知ってる、もしくわその人の行動に何かしら理解が出来る哀愁であったり喜びであったり共感だったりが出来る相手
なのかもとふと感じたので投稿してしまいました。
適当ですみません^^;
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この回答へのお礼

ありがとうございます^^ 感じやニュアンスなどについても知りたいと思っていたので助かります。

お礼日時:2008/03/28 07:57

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