膵臓癌ステージ4について教えてください

それは間違いであると言う考えもあります

最近の抗がん剤は非常に優れているていう発表があります

何しろ臨床に申し出が殺到かどうかは分かりませんが

やってみる外がありません

まあ、積極的治療を行うか、緩和医療のみを行うか否かは患者の

意志が最優先されるものであり、第三者が俄に決められるもので
はありませんが、医療的見地から私見を述べたいと思います。

固形がん種（腫瘍を形成するがん種）に於いて、根治を望める治
療法は、外科的限局治療（切除治療）のみとなり、内科的全身治
療（主に抗がん剤治療）は、姑息的治療と言い延命期間を延ばす
為だけの位置付けになります。

膵がんステージ４の病態では、外科的治療は適用外となり、内科
的全身治療（場合によっては放射線治療併用）が第一選択治療に
なります。

確かに膵がんステージ４の臨床統計では、平均余命は６ヶ月間～
１年間程度と非常に予後不良の難治性がん種であり、５年生存率
も１．７％程度と極端に低いものとなっていますが、治療オプシ
ョンを含め、積極治療を行った場合に於いては、平均余命は総じ
て伸び、中には抗がん剤の奏効率が高いものでは、１年～数年間
と、年単位での延命が可能な場合も有ります。

抗がん剤に依る副作用は、個人差が有るものの、一定発現するも
のですが、今現在、抗がん剤に依る副作用への種々対症薬の開発
は目を見張るものがあり、以前のような患者への負担は激減しま
した。（抗がん剤に依って、存命期間が短縮するなどと言う事は
現在では殆どありません）

結論的には、抗がん剤治療を行い、少しでも腫瘍抑制が出来れば
確かに延命期間は延び、またＱＯＬ（生活の質）を極端に落とす
事なく、最後を迎える事が出来ると思います。

積極的な治療を行わず放置していると、肝、胆、膵がん種の場合
黄疸や胆管炎や腹膜炎から腹水貯留などで、患者のＱＯＬは著し
く低下し、抗がん剤の副作用以上の苦痛が発現すると思います。

私見ですが、今後も継続的な積極的治療（標準治療が最良である）
と緩和医療を併用し、極力患者のＱＯＬを落とす事なく最後を迎
えられるようにする事が、最善の選択肢だと考えます。

あくまでも御参考ですが、高須クリニックの高須先生は、全身に
がんが転移している「全身がん」であり、当然外科手術は適用外
ですが、あらゆる抗がん剤による内科的全身治療を試し、腫瘍抑
止(腫瘍が増大しないようにだけ努める）にのみ終始しています。

その結果は、いかがですか？抗がん剤で身体が弱り切って、ＱＯ
Ｌは著しく低下しているように見えますでしょうか？

非常にお元気そうに見えませんか？、森永卓郎さんも痩せてはい
ますが、医師の余命宣告期間を遥に越え、比較的お元気で、今も
ご健在です。

糖尿からくる膵臓癌だったらあまり猶予はありません

しかし家族の方の希望しだいであります

抗がん剤治療を望めばやってくれます

おかしくないです。

仰る通りだと思います。

癌とは何らかの原因で正常な細胞を異物とご認識して攻撃されて起こる細胞の怪我です。病気ではないので健常者と同じような生活が可能です。

10数年前に私も父を亡くしました。肝臓癌が原因でしたが死因は不明と記載されました。
父は肝臓癌を認識してましたので、今後の医療の為に少しでも貢献できればと治験を望んで科学療法（抗がん剤治療）を選びました。

考え方は人それぞれです。
お父様の意思を尊重して差し上げればいいと思います。

そのお考えも一理あります。

ありますが、あくまでもご本人の意思を
尊重すべきですから、決して本人を説き伏せることなく、主治医、ご家族共によく相談されて決めるべき
事案ですね。

どの選択肢にも、正解や間違いはありません
後々悔いる事もあるでしょうが
決めた以上、回りは口にせぜに
サポートしてあげるだけです