出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- 会意。甲骨文字の字体は「卩 (座った人)」+「䇂 (工具)」で、受刑者に刑罰を施すさまを象る。のち音符として「璧」の原字が加わる(現在「口」と書かれる部分)。「懲罰」「刑罰」を意味する漢語{辟 /*pek/}を表す字。[字源 1]
- 『説文解字』では「卩」+「辛」+「口」と説明されているが、甲骨文字を見ればわかるように「辛」や「口」とは関係がない。
- ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2275-2279頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、713-714頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、382頁。
- 体を横裂きして殺す。
- 君主。王権。
- 正しい道から外れた。外道。
- 横に避ける。
- (「闢」に通じ)横に開く。
- 中心からそれる。
- (「霹」に通じ)雷、鳴り響く。
- (譬」に通じ)喩える、たとえ。
辟 *
辟 *
辟 *
字典掲載
康熙字典
|
1251ページ, 6文字目
|
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
|
38642
|
新潮日本語漢字辞典 (2008)
|
12680
|
角川大字源 (1992)
|
10061
|
講談社新大字典 (1993)
|
17001
|
大漢語林 (1992)
|
11444
|
三星漢韓大辞典 (1988)
|
1730ページ, 12文字目
|
漢語大字典 (1986-1989)
|
6巻, 4037ページ, 8文字目
|