ThinkPad 130
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ThinkPad 130(シンクパッド -)は、IBMのノートパソコン、ThinkPadブランドの一シリーズ。派生モデルである i-Series 1200 についても記述する。
概要
[編集]ThinkPad 130 は、2000年から2001年にかけて発売された。それまではビジネスツールとして高価格を維持していたThinkPadの中で、低価格を前面に打ち出してきた初めてのモデルである。
A4サイズの2スピンドルノートPCで、フロッピーディスクドライブは省かれている。主にIntel Celeronプロセッサ、Intel 440MXチップセット、SMI LynxEM4+グラフィックが用いられ、バッテリーはリチウムイオン充電池ではなく、ニッケル水素充電池を採用するなど、仕様は一貫して低コスト重視となっていた。
最廉価モデルでは新発売時の価格が14万円を切っており、2000年当時のThinkPadとしては破格であったが、それゆえの低スペックによりすぐに陳腐化してしまった。2001年10月にThinkPad Rシリーズが後継として発売された。
ラインナップ
[編集]ThinkPad 130
[編集]- 1171-334/ 335/ 374/ 375 (2000年7月)
- モバイルCeleronプロセッサ (500MHz)、12.1インチTFT液晶 (334/335)
- モバイルCeleronプロセッサ (550MHz)、13.3インチTFT液晶 (374/375)
- 1171-51J/ 61J/ 71J/ 81J (2000年10月)
- モバイルCeleronプロセッサ (550MHz)、12.1インチTFT液晶 (51J/61J)
- モバイルCeleronプロセッサ (600MHz)、13.3インチTFT液晶 (71J/81J)
- 1171-7GJ (2001年4月)
- 13.3インチTFT液晶 (XGA)
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (700MHz)
i-Series 1200
[編集]- 1161-264 (2000年5月)
- 12.1インチTFT液晶 (SVGA)
- Intel 440MX + ALi M1533 チップセット、モバイルCeleronプロセッサ (500MHz)
- 1161-234 (2000年6月)
- 13インチHPA液晶 (SVGA)
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (500MHz)
- 1161-1EN (2000年8月)
- 12.1インチTFT液晶 (SVGA)
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (500MHz)
- 1161-41J/ 71J (2000年9月)
- 12.1インチTFT液晶 (SVGA) - 41J
- 13.3インチTFT液晶 (XGA) - 71J
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (41J = 550MHz, 71J = 600MHz)
- 1161-91J (2000年11月)
13.3インチTFT液晶 (XGA)
- Intel 440MX + ALi M1533 チップセット、モバイルPentium IIIプロセッサ (650MHz)
- 1161-4JJ (2000年12月)
- 12.1インチTFT液晶 (SVGA)
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (550MHz)
- 1161-42J/ 72J/ 92J (2001年1月)
- Intel 440MXチップセット、モバイルCeleronプロセッサ (700MHz)/ モバイルPentium III 700MHz
- 1161-73J (2001年5月)
- ALi1632 + ALi1535 チップセット、モバイルCeleronプロセッサ (750MHz)
- Trident CyberBladeグラフィック