THE BANANA MONKEYS
THE BANANA MONKEYS(ザ バナナ モンキーズ)は、かつて存在した日本の女性アイドルグループである。2021年8月7日をもって無期限活動休止[1]。活動最終メンバーの、ほんま・かいな、ダイナマイト・マリン、チャンチーは新グループ・BLUEGOATS(ブルーゴーツ)を結成[2]。
結成時のコンセプトは「世界中を感動の渦に」[3][注 1]。2018年7月16日「ビジネス系金儲けアイドル」にコンセプトを変更[3]。3日後には炎上を狙ってしまったと謝罪のうえ、「世界中を感動の渦に」へ戻している[4]。
概要
[編集]2017年3月に秋葉原のライブハウスでお披露目。初期はR-Village MUSICであったが、発売前に契約解除されている[5]。その後、LOFT RECORESに所属するも契約満了。
結成当初は「ヴィジュアル系エアーバンド」を謳っていたが、パンクバンドや正統派アイドル、ガールズテクノポップユニット等、たびたび呼称を変えており、当人たちは「どちらでもいい」、としている[6]。現在は『正統派アイドル』と評している。ライブのことを「ジム」、物販のことを「エサやり」ファンのことを「飼育員」と呼ぶ。ライブ中は写真、動画撮影可能。
マジックミラー号を使用してのミュージックビデオ[注 2]、キス特典会[5]、ラブホテルオフ会など、注目を浴びることを目的にいわゆる炎上行為を度々おこなう。年齢未公表であるものの、2017年11月に未成年アイドルと報道されている[5]こともあり、この度に批判にさらされているが、あくまで面白いことを求めた結果であり、「おそらくこれからも頭がおかしいと言われ、馬鹿にされ、笑われ続けるだろう。それでも恥じず、絶対に折れない。」とグループとして発表している[5](後述の「革命宣言」の一節)。
矢口真里の火曜The Night(2018年12月5日、AbemaTV)では20代の運営2名がスタジオに呼び出され、ヤバさの元凶と指摘されている[7]。
沿革
[編集]2017年
[編集]3月18日 - PLUM LIVE STAGE にてデビュー。事前に宣伝や告知が殆どなかったため、ほぼ無観客となった。
4月2日 - アイドル甲子園にて「バナナ食べさせ会」という企画を行い、注目を集める
5月13日 - 1stワンマンライブ「天下統一」in下北沢WAVERを開催。
7月2日 - Pre2ndワンマンライブin中野heavysickZEROにて開催。
8月7日 - 初主催ライブ「バナナの日に異業種交流会?!」in下北沢SHELTERにて「およそ3」、「便所の草」と3マンライブを開催
8月26日 - R-Village MUSICとレーベル契約。2018年3月にCDのリリースを発表。
10月29日 - 2ndワンマンライブ「諸行無常」in下北沢SHELTERを開催。このライブで安部真白が脱退[8]、新メンバーのモズク・サン、みんみんの加入が発表
11月3日 - パンクバンドから一転、正統派アイドルグループとして活動を行う。
11月25日 - 「THE BANANA MONKEYSのドキュメンタル〜地獄を見せる〜」を開催。過激な企画を行い炎上。
11月26日 - R-Village MUSICとの契約は方針が合わないという理由でレーベル契約解除。
11月27日 - 炎上を受け、公式が「革命宣言」をTwitter上に投稿。再炎上 。
2018年
[編集]1月25日 - 新宿Marbleにて1周年記念ワンマンチケット販売無銭ライブ「不撓不屈」を開催。
2月20日 - 「THE BANANA MONKEYS公開オーディション」in 新宿ハイジアV-1を開催。3名のオーディション参加者がいたが、その後の行方は不明。
3月16日 - 1周年記念ワンマンライブ「創世記-Genesis」in 新宿LOFTにおいて新メンバー・豊臣カリン様の加入。オリジナルメンバーの古谷紀香が脱退[9]。
6月28日 - YouTubeで公開された新曲「今を生きろ。」のミュージックビデオに田代まさしを起用[10]。
7月21日 - YouTube上にて上記楽曲のプロモーションとしてしくじり先生のパロディ番組、「やらかし先生〜やらかし人生から学ぼう」を公開。田代まさしを講師として招く[11][12][13][14][15]。
8月12日 - 「バナフェス2018」にて春野みるが加入するも、わずか1週間で脱退。
9月7日 - 3rdワンマンライブ in 恵比寿LIQUIDROOMを開催。
10月29日 - 新宿ハイジアV-1でローションフェスを開催[16]。
11月17日 - 渋谷VUENOS公演を持って豊臣カリンが脱退[17]。また、学業専念を理由にみんみんも11月17日付けで脱退を発表[18]。
11月24日 - 「THE BANANA MONKEYSのドキュメンタル〜地獄の先へ〜」を開催。
12月4日 - 渋谷LOFT HEAVENにて公開オーディション&トークイベント「ブスで、売れたらダメですか?」を開催。公開オーディションの特別審査員に田代まさし&ジョーブログか就任[19]。
2019年
[編集]1月8日 - 「バナフェスmini」in 渋谷TAKE OFF7にてアスカ・レイ、水口じゃぐちが加入。
3月10日 - 2周年記念ワンマンライブのTシャツデザインを告知。群衆を導く自由の女神をパロディし、2018年に卒業・脱退したアイドル達が描かれ賛否両論のデザインとなった
3月14日 - マイナビBLITZ赤坂にて2周年記念ワンマンライブ「ホワイトデーに赤坂かよ?」を開催。公演終了後、現メンバーとの契約を解除し活動の意思がある者のみ、4月2日の単独公演にて再契約を行う「THE BANANA MONKEYSの崩壊」を発表した。
4月2日 - 下北沢WAVERにて単独公演「私たち、どうしたらいい?」を開催。メンバー全員が「残留」を発表し再契約を結んだ。ほんま・かいな、ダイナマイト・マリンが加入。
6月13日 - 『バナモンGANG Vol.3〜LAST ASUKA〜』in渋谷Milkywayにてアスカ・レイが脱退。
9月7日 - 新宿LOFTにて単独公演「LAST LOFT」を開催。レーベルの所属がなくなったことを発表。所属予定レーベルはFIFTY-FIFTY Recordsと後に言及された
10月12日 - 東京ドームシティラクーア野外ステージにて『手ブラフェス』を開催予定だったが、台風19号の影響で中止。
10月25日 - 24時間企画THE BANANA MONKEYSのドキュメンタル「地獄ってどこ?」を開催。Twitterにてハッシュタグ「#山田孝之に届け」が一時的にトレンド入りを果たす。同日に公開された新曲「きゅん」が山田孝之氏のTwitterにていいねされた。
11月27日 - 3rdシングル「きゅん」を発売。表題曲「きゅん」は俳優の山田孝之氏に向けて書いた曲とされている
12月4日 - Zepp Tokyoにて4thワンマンライブ「大戦記-Genesis」を開催。
12月25日 - モズク・サンが脱退。
2020年
[編集]2月2日 - 「バナナキャッチ」にてイッヌ・サンが加入が発表されるもわずか3時間ほどで脱退。理由は「道端でウンコをしたため」とされている。
3月1日 - 「30日後に死ぬアイドル」にて水口じゃぐちが脱退。同公演のダブルアンコールにて、新メンバーのチャンチー、ピノコが加入。
3月15日 - 3周年記念ワンマンライブ in 東京ドームシティラクーア野外ステージを開催。
4月29日 - YouTubeチャンネル「かいなチャンネル」を開設。
5月21日 - YouTubeチャンネルの企画にてAV実況を行い、告知内容に無断転載のPornhubのURLが貼られ、AV関係者から叩かれた。AV実況がPornhubを閲覧して作成された動画であるかは分かっていない。
11月8日 - 新型コロナウイルスの影響により7ヶ月ほどライブ活動を休止していたが、新宿Marbleにてライブ活動を再開
12月3日 - YouTubeチャンネル「かいなチャンネル」のチャンネル名を「バナモンチャンネル」に変更
12月8日 - 5thワンマンライブ in 新木場STUDIO COASTを開催。
12月13日 - 新宿Marbleにて開催された「バナナランド〜新木場後夜祭〜」にてピノコが脱退。
2021年
[編集]2月16日 - 公式YouTubeチャンネル「バナモンチャンネル」がチャンネル登録者1万人を達成。
4月16日 - 渋谷clubasiaにて4周年ワンマンライブ「リフレイン」を開催。
5月17日 - 公式YouTubeチャンネル「バナモンチャンネル」がチャンネル登録者2万人を達成。
8月7日 - 天下のちゃんゆきが脱退。同時に無期限の活動休止、在籍メンバーの、ほんま・かいな、ダイナマイト・マリン、チャンチーは新グループで活動をすることを発表した[1]。
11月7日 - 新グループ・BLUEGOATSの、お披露目ワンマンライブを下北沢WAVERで開催した[2]。
メンバー
[編集]最終メンバー
[編集]名前 | 生年月日 | 出身地 | 備考 |
---|---|---|---|
ほんま・かいな | 5月7日 | 東京都 | メインボーカルを担当。現・BLUEGOATSのメンバー。 |
ダイナマイト・マリン | 3月14日 | 群馬県 | 漫画家アイドル。現・BLUEGOATSのメンバー。 |
チャンチー | 5月9日 | 東京都 | 振付を担当。現・BLUEGOATSのメンバー。 |
過去のメンバー
[編集]- 安部真白(2017年10月29日脱退)
- 古谷紀香(2018年3月16日脱退)
- 豊臣カリン(2018年11月17日脱退)
- みんみん(2018年11月17日脱退)
- アスカ・レイ(2019年6月13日脱退)
- モズク・サン(2019年12月25日脱退)
- ウンコ・サン(2020年2月2日脱退)
- 水口じゃぐち(2020年3月1日脱退)
- ピノコ(2020年12月13日脱退)
- 春野みる(脱退日不明)
- 天下のちゃんゆき(2021年8月7日脱退)
ワンマンライブ
[編集]公演名 | 公演日 | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
1stワンマンライブ「天下統一」 | 2017/05/13 | 下北沢WAVER(キャパ130) | |
2ndワンマンライブ「諸行無常」 | 2017/10/29 | 下北沢SHELTER(キャパ250) | |
1周年記念ワンマンライブ「創世記-Genesis」 | 2018/03/16 | 新宿LOFT(キャパ550) | |
3rdワンマンライブ「新世紀-Genesis」 | 2018/09/07 | 恵比寿LIQUIDROOM(キャパ900) | 田代まさし氏出演 |
2周年記念ワンマンライブ「ホワイトデーに赤坂かよ?」 | 2019/03/14 | マイナビBLITZ赤坂(キャパ1298) | |
4thワンマンライブ「大戦記-Genesis」 | 2019/12/04 | Zepp Tokyo(キャパ2416) | |
3周年記念ワンマンライブ「PLANET OF THE APES」 | 2020/03/15 | 東京ドームシティラクーア 野外ステージ(キャパ無限) | |
5thワンマンライブ「タイトル未定」 | 2020/12/08 | 新木場STUDIO COAST(キャパ2400) | |
4周年記念ワンマンライブ「リフレイン」 | 2021/04/16 | 渋谷clubasia(キャパ300) |
映像作品
[編集]タイトル | 作詞 | 作曲 |
---|---|---|
【MV】THE BANANA MONKEYS / 歯磨き | 天下のちゃんゆき | J.K≒3.0[oyoso3] |
【MV】THE BANANA MONKEYS / 今を生きろ。 | 天下のちゃんゆき | M87 |
「やらかし先生〜やらかし人生から学ぼう」 | - | - |
【MV】日本昔バナナし / THE BANANA MONKEYS | モリ・マサ | M87 |
【MV】何者 / THE BANANA MONKEYS | 天下のちゃんゆき | J.K≒3.0[oyoso3] |
【MV】新しい日々 / THE BANANA MONKEYS | 天下のちゃんゆき | J.K≒3.0[oyoso3] |
出演
[編集]テレビ
[編集]- 東京アイドル戦線(2017年9月8日、9月29日、2018年3月30日、テレビ東京)
- バイキング(2018年1月17日、フジテレビ)
- ツッコむん会~我々、あの案件見逃しません!~(2018年6月17日、朝日放送)
ウェブテレビ
[編集]- 矢口真里の火曜The Night(2018年12月5日、AbemaTV)[7]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 矢口真里の火曜The Night(2018年12月5日、AbemaTV)では「26時のマスカレイド」のパクリと語っている。
- ^ 実際にはマジックミラー号を借りておらずミュージックビデオのために撮影スタッフがセットとして自作したものである。
出典
[編集]- ^ a b “THE BANANA MONKEYS無期限活動休止のお知らせ”. THE BANANA MONKEYS公式サイト (2021年8月7日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ a b “【ライブレポート】横浜アリーナを埋めるという目標に向かって――涙で語った決意と覚悟、BLUEGOATS 1st ワンマンライブ『君はどうせ君だし』|BLUEGOATS|note”. note(ノート) (2021年12月21日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ a b 前田 (2018年7月16日). “THE BANANA MONKEYSが「ビジネス系金儲けアイドル」に!突如コンセプト変更を発表”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。
- ^ 前田 (2018年7月19日). “THE BANANA MONKEYS、コンセプトを「世界中を感動の渦に」に戻す”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。
- ^ a b c d ボンゾ (2017年11月30日). “未成年アイドルがファンとディープキス企画実施! ノリノリで動画配信する運営とメンバーたち”. messy (サイゾー) 2022年8月29日閲覧。
- ^ “飼えるアイドル「THE BANANA MONKEYS」”. 『フェスボルタ』公式サイト (2018年1月14日). 2022年8月30日閲覧。
- ^ a b “矢口真里の火曜The NIGHT#132〜ギリアウト?超危険なバナナモンキーズ♡”. AbemaTV. 2018年12月4日閲覧。
- ^ 『安部真白(あべましろ)脱退のお知らせ』(プレスリリース)THE BANANA MONKEYS、2017年10月9日 。2022年8月30日閲覧。
- ^ 『古谷紀香 脱退のお知らせ』(プレスリリース)THE BANANA MONKEYS、2018年2月17日 。2022年8月30日閲覧。
- ^ 前田 (2018年6月30日). “田代まさし氏と"タブー"に挑む!バナモン、新曲「今を生きろ。」のMV公開”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。
- ^ THE BANANA MONKEYS; 田代まさし(インタビュアー:大坪ケムタ)「ラップごしに一般人とキス…“炎上アイドルグループ”が、田代まさしと夢の対談!」『KAI-YOU』、2018年7月23日 。2022年8月30日閲覧。
- ^ 原田たかし (2018年7月25日). “【動画あり】マーシーこと田代まさしが完全に覚醒していてヤバい”. ロケットニュース24 2022年8月30日閲覧。
- ^ “田代まさし氏、出所4年で芸能活動「少し早いかな」”. 日刊スポーツ. (2018年7月26日) 2022年8月29日閲覧。
- ^ “田代まさし氏 出所から4年、地下アイドルMVに出演「少し早いかなと思いましたが…」”. デイリースポーツ. (2018年7月26日) 2018年7月26日閲覧。
- ^ “THE BANANA MONKEYS、田代まさし起用MVが話題の「今を生きろ。」発売”. 音楽ナタリー. (2018年8月1日) 2022年8月30日閲覧。
- ^ 前田 (2018年11月9日). “【ライヴ・レポート】バナモン、前代未聞のローションフェス!ファンや運営も全員ヌルヌルの"地獄絵図"に”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。
- ^ 前田 (2018年11月8日). “THE BANANA MONKEYS、豊臣カリンの脱退を発表”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。
- ^ 『みんみん 脱退のお知らせ』(プレスリリース)THE BANANA MONKEYS、2018年11月17日 。2022年8月30日閲覧。
- ^ 前田 (2018年11月26日). “バナモン新メンバー公開オーディション、田代まさし&ジョーブログが特別審査員に”. OTOTOY 2022年8月30日閲覧。