AKMU
AKMU | |
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基本情報 | |
ジャンル | ポップ・ミュージック |
活動期間 | 2012年 - |
レーベル | YGエンターテインメント |
メンバー |
イ・チャンヒョク (作詞・作曲・編曲[1]・ボーカル) イ・スヒョン (ボーカル) |
AKMU | |
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各種表記 | |
ハングル: | 악뮤 |
発音: | アンミュ |
日本語読み: | アクミュー |
ローマ字: | AKMU |
AKMU(アクミュー[1]、アンミュ)は、韓国の兄妹ポップス・デュオ[1]。YGエンターテインメント所属[1]。元のグループ名は楽童ミュージシャン(アクトンミュージシャン、ハングル表記:악동뮤지션)だったが、2019年秋からAKMUに変更して活動している[1]。
経歴
[編集]2012年 - 2013年:K-POPスター2
[編集]イ・チャンヒョクとイ・スヒョンは、音楽業界での経歴を始めるために韓国に帰国する前に、5年間、両親と共にモンゴルで生活していた[2][3][4]。「楽童ミュージシャン」というグループ名にしてから、プロチュアメント・エージェンシーに所属した[5]。同社の下でいくつかのステージ演奏を経験し、後にSamsung Galaxy S4のコマーシャル曲として起用される『Galaxy』という曲を発表した[6]。
2012年8月[7]、ソウル市の蚕室体育館で行われた『K-POPスター』の予備オーディションに参加した[4] 。予備オーディションに合格後、本選の第1ラウンドでmiss Aの『Breathe』のカバーとオリジナル曲『다리 꼬지 마』(タリ コジ マ、足を組むな)を歌った[2][8]。彼らのパフォーマンスは審査員に称賛された[8]。JYPエンターテインメントの創設者兼CEOのパク・ジニョンは2人の技術を称賛、YGエンターテインメントの創設者兼CEOのヤン・ヒョンソクはオーディション参加者の中で彼らを「真のアーティスト」と表現し、歌手のBoAはオリジナル曲の歌詞を特に称賛した。2人は第3ラウンドの2回目の公演が行われるまで、審査員から肯定的な評価を受け続けた[9]。審査員は2人の自信のなさが続くラウンドでの控えめなパフォーマンスの理由だと指摘したが[10][11][12]、それにもかかわらず、2人は最終ラウンドに進み、優勝を果たした[13][14]。
2012年12月12日に発表された『あなたは魅力的』は、ガオンチャートで首位を獲得[15]。最終ラウンド後、レコード会社や芸能事務所に所属していなかったにもかかわらず、2人はコマーシャルに参加し、幾つかの曲を作った。その中の1つに、テレビドラマ『私の恋愛のすべて』の『I Love You』がある[6][16]。『K-POPスター2』で優勝してから1か月後の2013年5月24日、楽童ミュージシャンはYGエンターテインメントと独占契約を結んだ[17][18]。契約にあたり、「今の自分たちの姿が一番いい」と考え、整形手術を受けないという条件で契約を締結した[19]。
2014年 - 2015年:デビューアルバム『PLAY』 と最初のコンサート
[編集]楽童ミュージシャンのデビュー・アルバム『PLAY』は、『K-POPスター2』から9か月後の、2014年4月9日に発表された[20]。全11曲が収録されたアルバムは、全ての曲がイ・チャンヒョクによって書かれた。それは、3つの異なるミュージック・ビデオが付随する3つのタイトルトラックを有し、3つ目のタイトル曲はファン投票によって決定された[21]。まず、ヤン・ヒョンスクが最初のシングルとして『200%』を選んだ。それは4月7日に発表され、音楽チャートを圧巻した[22]。第2のシングルとして楽童ミュージシャンが自ら選んだ『Melted』が発表された。第3のシングルとしてファンが選んだのは『Give Love』であった。アルバムはビルボードのワールド・チャートで初登場2位を記録。4月6日、『K-POPスター3』でデビューステージを飾った。
2015年6月16日、YGファミリーのカバー・プロジェクトに参加し、SOLの『目、鼻、口』をカバー[23]。11月21日から23日までソウル漢庭洞のブルースクエア三星カードホールで初のライブツアー「AKMUキャンプ」を行う[24]。
2014年10月10日、イ・チャンヒョクが作曲したデジタル・シングル『時間と落ち葉』を発表[25]。元々はデビュー・アルバム『PLAY』のタイトルトラックになる予定であったが、曲が秋に適していると考えられ、10月に発表された[26][24]。曲は9つのリアルタイム音楽チャートで首位を獲得し[27][28]、発表の第2数目には、ガオン・デジタル・チャートで首位を獲得した。なお、『時間と落ち葉』のミュージック・ビデオはない[29]。
2014年11月5日、スヒョンがイ・ハイとのYGファミリーのサブユニット「ハイ・スヒョン」のメンバーになることが発表された[30]。11月11日、彼らのデビュー・シングル『私は違う』がデジタルで発表された[31]。
2015年10月9日、ハングルの日を祝う特別ビデオと共に、新曲『カナダを一緒に』を発表。この曲はハングルの日キャンペーンの一環として、YGエンターテインメントとウリカードが共同プロデュースした[32]。
2016年 - 2017年:『思春記』
[編集]2016年5月4日、ミニ・アルバム『思春記 上』を発表[33]。5月4日にシングル『人々が動くのって』と『Re-Bye』のミュージック・ビデオを発表。5月8日の『SBS人気歌謡』でカムバックした。カムバック後、『思春記』での活動を終えた後、チャンヒョクが入隊することが発表された[34]。
2017年2月以降
[編集]2017年-2019年、チャンヒョクの入隊に伴いグループ活動を一時休止[35]。
2019年9月25日、2年ぶりのフルアルバム『航海』を発表。兵役中船に乗りながら、楽器も無く手帳とペンだけで曲を作ったことをチャンヒョクが明かしている[36]。
2020年10月16日、スヒョンがソロシングル「ALIEN」をリリース。チャンヒョクが作詞作曲・プロデュースを担当[37]。
2021年8月20日、他ミュージシャンとのコラボアルバム「NEXT EPISODE」をリリース。タイトル曲の「낙하 (NAKKA、落下)」はIUとのコラボで、Gaonチャートはじめ韓国の主要音楽チャートで1位を獲得[38]。
メンバー
[編集]実の兄妹であり、5年間モンゴルに過ごしていたことがある。
名前 | プロフィール |
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イ・チャンヒョク | |
イ・スヒョン |
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]No. | タイトル | 収録曲 | Gaon チャート (週間) |
売上枚数 |
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1st | PLAY 発売日:2014年4月7日 |
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1位[39] | 35,676枚[40] |
2nd | 사춘기 하 (思春記 下) 発売日:2017年1月3日 |
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8位[41] | 8,295枚[42] |
3rd | 항해 (SAILING) 発売日:2019年9月25日 |
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4位[43] | 10,531枚[44] |
ミニアルバム
[編集]No. | タイトル | 収録曲 | Gaon チャート (週間) |
売上枚数 |
---|---|---|---|---|
1st | 사춘기 상 (思春記 上) 発売日:2016年5月4日 |
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7位[45] | 10,169枚[46] |
ライブアルバム
[編集]No. | タイトル | 収録曲 |
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1st | AKMU [항해 (SAILING)] TOUR LIVE 発売日:2020年7月3日 |
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シングル
[編集]No. | タイトル | 収録曲 |
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- | 콩떡빙수 発売日:2013年5月23日 |
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- | 콩떡빙수 Extreme Cool Summer Edition 発売日:2013年8月8日 |
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1st | 시간과 낙엽 (時間と落ち葉) 発売日:2014年10月10日 |
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2nd | SUMMER EPISODE 発売日:2017年7月20日 |
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3rd | HAPPENING
発売日:2020年11月16日 |
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4th | Love Lee 発売日:2023年8月21日 |
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コラボレーション
[編集]年 | タイトル | 収録曲 | コラボアーティスト |
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2017年 | `뜻밖의 만남` 여덟 번째 (`予想外の出会い` 第八) 発売日:2017年3月15日 |
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ヤン・ヒウン |
OST
[編集]年 | タイトル | 楽曲名 | 備考 |
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2013年 | 내 연애의 모든 것 OST Part.3 発売日:2013年4月24日 |
「I Love You」 | SBS『私の恋愛のすべて』OST |
2016年 | 달의 연인 - 보보경심 려 OST Part.12 発売日:2016年10月11日 |
「Be With You」 |
SBS『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』OST |
2017年 | 비정규직 아이돌 OST 発売日:2017年12月17日 |
「RED CARPET」 「ICE CAFE」 |
SBS『非正規職アイドル』OST チャンヒョクは「RED CARPET」の作詞・作曲に参加した。 この2曲はスヒョンがクォン・ヒョンビン(JBJ)、キム・ヒジョン、クォン・ヨンドゥク、ファン・スンオンとともに歌唱したものである。 |
2018年 | 미스터 션샤인 OST Part.4 発売日:2018年7月29日 |
「소리」 | tvN『ミスター・サンシャイン』OST イ・スヒョン名義 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e 「AKMU」ワウコリア。2024年2月1日閲覧。
- ^ a b "Episode 1". K-pop Star 2 (Korean). 27 January 2013. SBS。
- ^ Woo, Jaeyeon (8 April 2014). “Akdong Musician Soar to Top the Charts With ‘Play’”. The Wall Street Journal 29 December 2014閲覧。
- ^ a b Park, Soo-jin (26 March 2013). “가요계 흔드는 ‘악동 뮤지션’… “우리가 부르면 인기 검색어가 바뀐다”원문보기” (Korean). The Kyunghyang Shinmun. 16 May 2013閲覧。
- ^ Park, Jun-yong (15 May 2013). “"악동뮤지션 소속사는 아니지만 우리도 공연해요"” (Korean). OhmyNews. 21 May 2013閲覧。
- ^ a b “악동뮤지션 귀국, 양현석-박진영-보아 '그들의 선택은?'출처 : SBS 뉴스원본 링크” (Korean) (9 May 2013). 25 May 2013閲覧。
- ^ Yoon, Sang-geun (3 August 2012). “'K팝★ 시즌2', 국내오디션 돌입..제2의 박지민은?” (Korean). StarNews. 12 May 2013閲覧。
- ^ a b 「악동뮤지션(Akdong Musician)[다리 꼬지 마 (Don't Cross Your Leg)]@KPOPSTAR Season 2」스브스 예능맛집、YouTube、2012年11月20日。2024年2月1日閲覧。
- ^ Kang, Seon-ae (19 November 2012). “양현석 예언 적중, '다리꼬지마' 가사 어떻길래?” (Korean). SBS & SBS Contents Hub. 12 May 2012閲覧。
- ^ “악동뮤지션 '매력 있어' 관심 폭발 "매력학과 전공했나"출처” (Korean). SBS & SBS Contents Hub (10 December 2012). 13 May 2012閲覧。
- ^ "Episode 4". K-pop Star 2 (Korean). 9 December 2012. SBS。
- ^ "Episode 7". K-pop Star 2 (Korean). 30 December 2012. SBS。
- ^ Kang, Seon-ae (7 April 2013). “'K팝스타2' 악동뮤지션, 방예담 누르고 최종 우승” (Korean). 8 May 2013閲覧。
- ^ Kim, Jae-yun (10 February 2013). “[K팝 악동뮤지션, 6번째 자작곡 선보이며 ‘절치부심’]” (Korean). SBS & SBS Contents Hub. 16 May 2013閲覧。
- ^ “'K팝스타2' 악동뮤지션 ‘매력있어’, 음원 공개 직후 ‘실시간 1위’” (Korean). SBS & SBS Contents Hub (13 December 2012). 13 May 2013閲覧。
- ^ “'YG행' 악동뮤지션, 이틀째 음원차트 석권 '돌풍'” (Korean). JCube Interactive Inc. (24 May 2013). 24 May 2013閲覧。
- ^ “악동뮤지션 YG행 "이하이 이어 양현석 품으로"...이유 들어보니” (Korean). SBS CNBC. SBS Contents Hub & SBS Business Network (24 May 2013). 25 May 2013閲覧。
- ^ Kim JiYeon; Lee, Nancy (24 May 2013). “Akdong Musician Signs With YG Entertainment”. CJ E&M enewsWorld 29 December 2014閲覧。
- ^ “楽童ミュージシャン「YGとの契約、整形手術を受けない条件で締結した」”. Kstyle. (2014年4月10日) 2016年4月30日閲覧。
- ^ Yang Hyun Suk CEO (31 March 2014). “NEWS ABOUT AKDONG MUSICIAN”. YG Life Blog. yg-life. 1 April 2014閲覧。
- ^ http://www.yg-life.com/archives/30788?lang=en
- ^ “韓国兄妹デュオ「楽童ミュージシャン」 個性がウリで整形NG”. 女性セブン. (2014年6月5日) 2021年8月16日閲覧。
- ^ Hong, Grace Danbi (17 June 2014). “Akdong Musician Delivers a Beautiful Cover of Big Bang Taeyang’s ‘Eyes, Nose, Lips’”. CJ E&M enewsWorld 29 December 2014閲覧。
- ^ a b “AKMU holds first exclusive concert”. YG Life (YG Entertainment). (9 October 2014) 1 November 2014閲覧。
- ^ Benjamin, Jeff (9 October 2014). “Akdong Musician Drop Stunning, String-Laden 'Time and Fallen Leaves' Single”. Billboard K-Town 29 December 2014閲覧。
- ^ “YANG, "No M/V for AKMU’s new song: A deliberate plan" [Interview”]. YG Life (YG Entertainment). (9 October 2014) 25 October 2014閲覧。
- ^ Ahn Sung-mi (10 October 2014). “Akdong Musician makes chart-topping comeback”. The Korea Herald 7 January 2015閲覧。
- ^ Ock Hyun-ju (12 October 2014). “Akdong Musician tops music charts for 3rd day”. K-Pop Herald 7 January 2015閲覧。
- ^ Benjamin, Jeff (9 October 2014). “Akdong Musician Drop Stunning, String-Laden 'Time and Fallen Leaves' Single”. Billboard K-Town 7 January 2015閲覧。
- ^ Hong, Grace Danbi (5 November 2014). “YG Unveils AKMU′s Lee Suhyun as Final Member of New Unit Group, Hi Suhyun”. enewsWorld (CJ E&M) 5 November 2014閲覧。
- ^ Benjamin, Jeff (19 November 2014). “Lee Hi & Akdong Musician's Suhyun Say 'I'm Different' on Brassy Collaboration”. Billboard K-Town 29 December 2014閲覧。
- ^ “악동뮤지션, 한글날 ‘가나다같이’ 음원 깜짝 공개”. TV Report. TV Report. 20 October 2015閲覧。
- ^ “AKMU confirmed double title tracks for new mini-album… To be released on May 4 at 0 o’clock” (28 April 2016). 28 April 2016閲覧。
- ^ http://ygunited.com/2016/05/08/akmu-how-people-move-comeback-stage-sbs-inkigayo/
- ^ “楽童ミュージシャン イ・チャンヒョク、本日(5/29)除隊…海兵隊での服務終了”. Kstyle (2019年5月29日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ “楽童ミュージシャン 2年ぶりにフルアルバム「航海」をリリース”. KBS World (2019年9月26日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ “AKMUイ・スヒョン、ソロデビュー曲「ALIEN」MV公開”. デバク (2020年10月16日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ “「AKMU」、タイトル曲がGAONチャート1位…人気がロングランで青信号”. コレポ! (2021年8月13日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ Gaon週間チャート2014年4月6日~2014年4月12日
- ^ Gaonアルバムチャート2014年12月
- ^ Gaon週間チャート2017年1月1日~2017年1月7日
- ^ Gaonアルバムチャート2017年2月
- ^ Gaon週間チャート2019年9月22日~2019年9月28日
- ^ Gaonアルバムチャート2019年10月
- ^ Gaon週間チャート2016年5月8日~2016年5月14日
- ^ Gaonアルバムチャート2016年5月