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1978年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1978年ナショナルリーグ
チャンピオンシップシリーズ
チーム 勝数
ロサンゼルス・ドジャース 3
フィラデルフィア・フィリーズ 1
シリーズ情報
試合日程 10月4日–7日
観客動員 4試合合計:23万4269人
1試合平均:05万8567人
MVP スティーブ・ガービー(LAD)
殿堂表彰者 トミー・ラソーダ(LAD監督)
ドン・サットン(LAD投手)
スティーブ・カールトン(PHI投手)
マイク・シュミット(PHI内野手)
チーム情報
ロサンゼルス・ドジャース(LAD)
シリーズ出場 2年連続3回目
GM アル・キャンパニス
監督 トミー・ラソーダ
シーズン成績 95勝67敗・勝率.586
西地区優勝

フィラデルフィア・フィリーズ(PHI)
シリーズ出場 3年連続3回目
GM ポール・オーウェンズ
監督 ダニー・オザーク
シーズン成績 90勝72敗・勝率.556
東地区優勝

 < 1977
NLCS
1978

1979 > 

 < 1977
ALCS
1978

1979 > 
ワールドシリーズ

1978年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)ポストシーズンは10月3日に開幕した。ナショナルリーグの第10回リーグチャンピオンシップシリーズ(10th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、翌4日から7日にかけて計4試合が開催された。その結果、ロサンゼルス・ドジャース西地区)がフィラデルフィア・フィリーズ東地区)を3勝1敗で下し、2年連続19回目のリーグ優勝および16回目のワールドシリーズ進出を果たした。

この年のレギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、ドジャースが7勝5敗と勝ち越していた[1]。両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのは2年連続2度目で、ドジャースが3勝1敗でシリーズを制する、という結果も前年と同じだった。フィリーズはポストシーズンのシリーズで2勝以上を挙げたことがなく、今シリーズでもその壁を越えることができなかった[2]シリーズMVPには、優勝を決めた第4戦で一時勝ち越しのソロ本塁打を放つなど、4試合で打率.389・4本塁打・7打点OPS 1.611という成績を残したドジャースのスティーブ・ガービーが選出された。しかしドジャースは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースに2勝4敗で敗れ、13年ぶり5度目の優勝を逃した。

試合結果

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1978年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月4日に開幕し、4日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月04日(水) 第1戦 ロサンゼルス・ドジャース 9-5 フィラデルフィア・フィリーズ ベテランズ・スタジアム
10月05日(木) 第2戦 ロサンゼルス・ドジャース 4-0 フィラデルフィア・フィリーズ
10月06日(金) 第3戦 フィラデルフィア・フィリーズ 9-4 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
10月07日(土) 第4戦 フィラデルフィア・フィリーズ 3-4x ロサンゼルス・ドジャース
優勝:ロサンゼルス・ドジャース(3勝1敗 / 2年連続19度目)

第1戦 10月4日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ロサンゼルス・ドジャース 0 0 4 2 1 1 0 0 1 9 13 1
フィラデルフィア・フィリーズ 0 1 0 0 3 0 0 0 1 5 12 1
  1. 勝利ボブ・ウェルチ(1勝)  
  2. 敗戦ラリー・クリステンソン(1敗)  
  3. 本塁打
    LAD:スティーブ・ガービー1号3ラン・2号ソロ、デイビー・ロープス1号2ラン、スティーブ・イェーガー1号ソロ
    PHI:ジェリー・マーティン1号ソロ
  4. 審判
    [球審]ジョン・マクシェリー
    [塁審]一塁: リー・ウェイヤー、二塁: ニック・コロシ、三塁: アンディ・オルセン
    [外審]左翼: サッチ・デビッドソン、右翼: ビル・ウィリアムズ
  5. 夜間試合 試合時間: 2時間37分 観客: 6万3460人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ロサンゼルス・ドジャース フィラデルフィア・フィリーズ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 D・ロープス 1 B・マクブライド
2 B・ラッセル 2 L・ボーワ
3 R・スミス 3 G・マドックス
4 S・ガービー 4 G・ルジンスキー
5 R・セイ 5 R・ヘブナー
6 D・ベイカー 6 M・シュミット
7 R・マンデイ 7 B・ブーン
8 S・イェーガー 8 T・サイズモア
9 B・フートン 9 L・クリステンソン
先発投手 投球 先発投手 投球
B・フートン L・クリステンソン

第2戦 10月5日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ロサンゼルス・ドジャース 0 0 0 1 2 0 1 0 0 4 8 0
フィラデルフィア・フィリーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
  1. 勝利トミー・ジョン(1勝)  
  2. 敗戦ディック・ルースベン(1敗)  
  3. 本塁打
    LAD:デイビー・ロープス2号ソロ
  4. 審判
    [球審]リー・ウェイヤー
    [塁審]一塁: ニック・コロシ、二塁: アンディ・オルセン、三塁: サッチ・デビッドソン
    [外審]左翼: ビル・ウィリアムズ、右翼: ジョン・マクシェリー
  5. 昼間試合 試合時間: 2時間6分 観客: 6万642人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ロサンゼルス・ドジャース フィラデルフィア・フィリーズ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 D・ロープス 1 M・シュミット
2 B・ラッセル 2 L・ボーワ
3 R・スミス 3 G・マドックス
4 S・ガービー 4 G・ルジンスキー
5 R・セイ 5 J・カーデナル
6 D・ベイカー 6 B・ブーン
7 R・マンデイ 7 J・マーティン
8 S・イェーガー 8 T・サイズモア
9 T・ジョン 9 D・ルースベン
先発投手 投球 先発投手 投球
T・ジョン D・ルースベン

第3戦 10月6日

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映像外部リンク
MLB.comによる動画(英語)
2回表、先発投手スティーブ・カールトンが3点本塁打を放ち自らを援護(17秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
フィラデルフィア・フィリーズ 0 4 0 0 0 3 1 0 1 9 11 1
ロサンゼルス・ドジャース 0 1 2 0 0 0 0 1 0 4 8 2
  1. 勝利スティーブ・カールトン(1勝)  
  2. 敗戦ドン・サットン(1敗)  
  3. 本塁打
    PHI:スティーブ・カールトン1号3ラン、グレッグ・ルジンスキー1号ソロ
    LAD:スティーブ・ガービー3号ソロ
  4. 審判
    [球審]アンディ・オルセン
    [塁審]一塁: サッチ・デビッドソン、二塁: ビル・ウィリアムズ、三塁: ジョン・マクシェリー
    [外審]左翼: リー・ウェイヤー、右翼: ニック・コロシ
  5. 夜間試合 試合時間: 2時間18分 観客: 5万5043人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
フィラデルフィア・フィリーズ ロサンゼルス・ドジャース
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 B・マクブライド 1 D・ロープス
2 L・ボーワ 2 B・ノース
3 G・マドックス 3 R・スミス
4 G・ルジンスキー 4 S・ガービー
5 R・ヘブナー 5 R・セイ
6 M・シュミット 6 D・ベイカー
7 T・マッカーバー 7 B・ラッセル
8 T・サイズモア 8 S・イェーガー
9 S・カールトン 9 D・サットン
先発投手 投球 先発投手 投球
S・カールトン D・サットン

第4戦 10月7日

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映像外部リンク
MLB.comによる動画(英語)
7回表、代打ベイク・マクブライドのソロ本塁打でフィリーズが同点に追いつく(1分10秒)
延長10回裏二死一・二塁、ビル・ラッセルの中前打でドジャースがサヨナラ勝利しリーグ連覇を決める(51秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
フィラデルフィア・フィリーズ 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3 8 2
ロサンゼルス・ドジャース 0 1 0 1 0 1 0 0 0 1x 4 13 0
  1. 勝利テリー・フォースター(1勝)  
  2. 敗戦タグ・マグロウ(1敗)  
  3. 本塁打
    PHI:グレッグ・ルジンスキー2号2ラン、ベイク・マクブライド1号ソロ
    LAD:ロン・セイ1号ソロ、スティーブ・ガービー4号ソロ
  4. 審判
    [球審]サッチ・デビッドソン
    [塁審]一塁: ビル・ウィリアムズ、二塁: ジョン・マクシェリー、三塁: リー・ウェイヤー
    [外審]左翼: ニック・コロシ、右翼: アンディ・オルセン
  5. 昼間試合 試合時間: 2時間53分 観客: 5万5124人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
フィラデルフィア・フィリーズ ロサンゼルス・ドジャース
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 M・シュミット 1 D・ロープス
2 L・ボーワ 2 B・ノース
3 G・マドックス 3 R・スミス
4 G・ルジンスキー 4 S・ガービー
5 J・カーデナル 5 R・セイ
6 J・マーティン 6 D・ベイカー
7 B・ブーン 7 B・ラッセル
8 T・サイズモア 8 S・イェーガー
9 R・ラーク 9 D・ラウ
先発投手 投球 先発投手 投球
R・ラーク D・ラウ

脚注

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  1. ^ "1978 Los Angeles Dodgers Schedule," Baseball-Reference.com. 2020年12月30日閲覧。
  2. ^ Thomas Boswell, "Maddox Error Hurts Phils in 10th, 4-3," The Washington Post, October 8, 1978. 2020年12月30日閲覧。

外部リンク

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