1969年全米オープン (テニス)
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1969年 全米オープン(1969ねんぜんべいオープン、US Open 1969)に関する記事。アメリカ・ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズにある「ウエストサイド・テニスクラブ」にて開催。
大会の流れ
[編集]- 公式大会の「全米オープン」(英語:Open Era Grand Slam)は、フォレストヒルズで1969年8月28日から9月9日にかけて開催された。こちらの優勝者が、大会公認の優勝者となる。
- 全米オープンの男子シングルスは「128名」の選手による7回戦制で、女子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われた。シード選手は男子16名、女子8名。男女とも「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)はない。
- コートのサーフェス(表面)は、芝生コートで実施された。
- 1968年と1969年のみ、別途開催として「全米選手権大会」(英語:US National Champs)が行われた。こちらの優勝者は、大会の優勝記録に数えない。正式な「オープン化時代大会」との相違点は以下の通りである。
- 「オープン化時代大会」はプロ選手も出場できるが、「全米選手権大会」はアマチュア選手のみが出場した。
- 全米選手権大会の実施部門は男女シングルス・男女ダブルスで、混合ダブルスは実施されなかった。
全米オープン
[編集]シード選手
[編集]男子シングルス
[編集]- ロッド・レーバー (優勝、7年ぶり2度目)
- ジョン・ニューカム (ベスト4)
- トニー・ローチ (準優勝)
- アーサー・アッシュ (ベスト4)
- トム・オッカー (1回戦)
- ケン・ローズウォール (ベスト8)
- クラーク・グレーブナー (2回戦、途中棄権)
- クリフ・ドリスデール (1回戦)
- ロイ・エマーソン (ベスト8)
- フレッド・ストール (ベスト8)
- アンドレス・ヒメノ (4回戦)
- スタン・スミス (2回戦)
- パンチョ・ゴンザレス (4回戦)
- マニュエル・サンタナ (4回戦)
- マーティー・リーセン (4回戦)
- デニス・ラルストン (4回戦)
女子シングルス
[編集]- アン・ヘイドン=ジョーンズ (出場辞退)
- マーガレット・スミス・コート (優勝、4年ぶり3度目)
- ビリー・ジーン・キング (ベスト8)
- ジュリー・ヘルドマン (ベスト8)
- バージニア・ウェード (ベスト4)
- ナンシー・リッチー (準優勝)
- ロージー・カザルス (ベスト4)
- ケリー・メルビル (1回戦)
大会経過
[編集]男子シングルス
[編集]準々決勝
- ロッド・レーバー vs. ロイ・エマーソン 4-6, 8-6, 13-11, 6-4
- アーサー・アッシュ vs. ケン・ローズウォール 8-6, 6-3, 6-4
- トニー・ローチ vs. アール・ブックホルツ 6-1, 9-7, 5-7, 6-0
- ジョン・ニューカム vs. フレッド・ストール 7-9, 3-6, 6-1, 6-4, 13-11
準決勝
女子シングルス
[編集]準々決勝
- ロージー・カザルス vs. ピーチズ・バルトコビッツ 6-2, 6-2
- ナンシー・リッチー vs. ビリー・ジーン・キング 6-4, 8-6
- バージニア・ウェード vs. ジュリー・ヘルドマン 6-4, 6-3
- マーガレット・スミス・コート vs. カレン・クランツケ 6-0, 9-7
準決勝
- ナンシー・リッチー vs. ロージー・カザルス 7-5, 6-3
- マーガレット・スミス・コート vs. バージニア・ウェード 7-5, 6-0
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス: ロッド・レーバー vs. トニー・ローチ 7-9, 6-1, 6-2, 6-2
- 女子シングルス: マーガレット・スミス・コート vs. ナンシー・リッチー 6-2, 6-2
- 男子ダブルス: ケン・ローズウォール& フレッド・ストール vs. チャーリー・パサレル& デニス・ラルストン 2-6, 7-5, 13-11, 6-3
- 女子ダブルス: フランソワーズ・デュール& ダーリーン・ハード vs. マーガレット・スミス・コート& バージニア・ウェード 0-6, 6-4, 6-4
- 混合ダブルス: マーティー・リーセン& マーガレット・スミス・コート vs. デニス・ラルストン& フランソワーズ・デュール 7-5, 6-3
全米選手権
[編集]決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス: スタン・スミス vs. ボブ・ルッツ 9-7, 6-3, 6-1
- 女子シングルス: マーガレット・スミス・コート vs. バージニア・ウェード 4-6, 6-3, 6-0
- 男子ダブルス: ディック・クリーリー& アラン・ストーン vs. ビル・ボウリー& チャーリー・パサレル 9-11, 6-3, 7-5
- 女子ダブルス: マーガレット・スミス・コート& バージニア・ウェード vs. メアリー・アン・アイゼル& バレリー・ジーゲンフス 6-1, 6-3
みどころ
[編集]- 全米オープン男子シングルス優勝者のロッド・レーバーが、1962年に続いて2度目の「年間グランドスラム」を達成した。年間グランドスラムを「2度」達成した選手は、テニス史上でレーバー1人だけである。4大大会男子シングルス通算「11勝」は、ビョルン・ボルグ(スウェーデン)と並ぶ男子歴代4位タイ記録。
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3
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