コンテンツにスキップ

高橋樹也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高橋 樹也
2017年11月9日 日南市天福球場
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岩手県花巻市
生年月日 (1997-06-21) 1997年6月21日(27歳)
身長
体重
176 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト3位
初出場 2017年4月30日
最終出場 2021年10月24日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

高橋 樹也(たかはし みきや、1997年6月21日 - )は、岩手県花巻市出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。サッカー選手Jリーグツエーゲン金沢藤村慶太は従兄弟にあたる[1]

経歴

[編集]
投球フォーム(2017/7/28 ウエスタンリーグ)

プロ入り前

[編集]

小学校(花巻市立笹間第一小学校)から笹間一スポーツ少年団(軟式野球)で野球を始める。花巻市立西南中学校卒。

花巻東高等学校では1年秋からベンチ入り。3年夏に岩手大会決勝戦で13回190球を投げ、第97回全国高等学校野球選手権大会出場に貢献[2]。初戦の専大松戸高校戦では2失点で完投勝利[3]。3回戦では仙台育英高校と対戦し、1失点を喫し敗退した。U18ワールドカップにも出場し、中継ぎとして3試合に登板。6回を投げ無失点で準優勝に貢献した。

2015年10月22日に行われたドラフト会議広島東洋カープから3位指名を受け、11月7日に契約金5000万円、年俸540万円で契約合意した(金額は推定)[4]。背番号は46

プロ入り後

[編集]

2017年は、4月30日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初登板を果たし、筒香嘉智から三振を奪った。8月4日の横浜DeNAベイスターズ戦ではプロ初先発としてマウンドに上がったが、4回7安打8失点(自責3)で降板し、敗戦投手となった。

2021年は自己最多の27試合に登板して防御率1.37の成績を残した[5]。しかし、2022年はコンディション不良により、春季キャンプからリハビリ組で過ごす[6]。左肘痛と右膝痛の影響で、実戦登板のないままシーズンを終えた。右膝は手術により走れる状態まで治ったものの、左肘の状態は戻らず、10月4日に球団より戦力外通告を受けた[5][7]

現役引退後

[編集]

2022年11月8日に楽天生命パーク宮城で行われた12球団合同トライアウトに参加するも[8]、NPB球団への復帰は叶わず、2023年1月19日、現役引退と、東北楽天ゴールデンイーグルスの打撃投手への就任が発表された[9]

選手としての特徴

[編集]

球速は最速146キロ[10]。スカウトからは「高校生離れの投球術があり、試合をつくれる」と評されている[11]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2017 広島 10 1 0 0 0 0 2 0 0 .000 67 14.0 18 1 6 0 0 9 0 0 15 10 6.43 1.71
2018 9 2 0 0 0 0 0 1 1 ---- 102 21.1 31 4 7 1 1 17 0 0 16 14 5.91 1.78
2020 18 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 94 18.2 31 3 8 0 1 15 1 0 18 17 8.20 2.09
2021 27 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 108 26.1 20 3 10 0 1 16 1 0 10 4 1.37 1.14
通算:4年 64 3 0 0 0 0 2 1 1 .000 371 80.1 100 11 31 1 3 57 2 0 59 45 5.04 1.63

年度別守備成績

[編集]


投手












2017 広島 10 2 2 0 0 1.000
2018 9 0 4 0 1 1.000
2020 18 1 1 0 1 1.000
2021 27 2 4 0 1 1.000
通算 64 5 11 0 3 1.000

記録

[編集]
初記録
投手記録
  • 初登板:2017年4月30日、対横浜DeNAベイスターズ6回戦(横浜スタジアム)、8回裏に6番手で救援登板、1/3回無失点
  • 初奪三振:同上、8回裏に筒香嘉智から空振り三振
  • 初先発:2017年8月4日、対横浜DeNAベイスターズ15回戦(横浜スタジアム)、4回8失点で敗戦投手
  • 初セーブ:2018年8月5日、対横浜DeNAベイスターズ16回戦(横浜スタジアム)、10回裏に7番手で救援登板、1回無失点
  • 初ホールド:2018年8月8日、対中日ドラゴンズ17回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回表に2番手で救援登板、2回無失点
打撃記録
  • 初打席:2017年8月4日、対横浜DeNAベイスターズ15回戦(横浜スタジアム)、2回表に石田健大から一ゴロ

背番号

[編集]
  • 46(2016年 - 2022年)
  • 116(2023年 - )

登場曲

[編集]
  • 「君に捧げる応援歌」HIPPY(2017年 - 2022年)

脚注

[編集]
  1. ^ 仙台藤村、カープ3位指名いとこ花巻東・高橋を祝福日刊スポーツ 2015年10月24日配信
  2. ^ 花巻東が延長13回劇的V 高橋190球完投/岩手日刊スポーツ 2015年7月25日配信
  3. ^ 花巻東・高橋が投打に活躍 先制2点打&10K完投日刊スポーツ 2015年8月8日配信
  4. ^ “広島ドラ3高橋 マエケンに弟子入り志願「秘訣や投球技術を」”. スポーツニッポン. (2015年11月8日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/08/kiji/K20151108011467330.html?feature=related 2022年2月13日閲覧。 
  5. ^ a b “【広島】高橋樹也ら3選手に戦力外通告「なんとなく予測はしていた」左肘痛で今季実戦登板なし”. 日刊スポーツ. (2022年10月4日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210040000253.html 2022年10月5日閲覧。 
  6. ^ 一軍・二軍のキャンプメンバーは?カープの春季キャンプがスタート。鈴木誠也の抜けた穴、4番・ライト・リリーフなどの課題を解消できるか。”. 広島アスリートマガジン (2022年2月1日). 2022年10月5日閲覧。
  7. ^ “高橋樹「まだ痛みがある」 一問一答”. 中國新聞デジタル. (2022年10月4日). https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/222662 2022年10月5日閲覧。 
  8. ^ “プロ野球12球団合同トライアウト終了 元ドラ1、打撃投手、甲子園のスター… 49人がアピール”. スポーツニッポン. (2022年11月18日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/11/08/kiji/20221108s00001173361000c.html 2023年1月19日閲覧。 
  9. ^ 楽天、岩見雅紀が現役引退でスカウト就任 福山博之、釜田佳直らはスコアラー転身”. Full-Count (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
  10. ^ 岩手)花巻東の高橋樹也投手がプロ志望届”. 朝日新聞デジタル (2015年10月7日). 2017年4月30日閲覧。
  11. ^ ドラ3高橋オレが一番!純平には負けん”. デイリースポーツ (2015年10月31日). 2017年4月30日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]