鈴木朋幸
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鈴木 朋幸(すずき ともゆき、1967年2月16日 - )は、日本のプロデューサー、プロジェクトマネージャー、経営者。トモ・スズキ・ジャパン有限会社の創業者、取締役社長。
すずき ともゆき 鈴木 朋幸 | |
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本名 | 同じ |
別名義 | トモ・スズキ(とも すずき) |
生年月日 | 1967年2月16日(57歳) |
出生地 | 東京都葛飾区 |
血液型 | B型 |
職業 | プロデューサー・プロジェクト・マネージャー・経営者 |
ジャンル | アート・現代美術・映画 |
活動期間 | 1985年 - |
公式サイト | [1] |
経歴
[編集]ニューヨーク大学(NYU)在学中より美術展やイベントを手がけ、卒業後はNYのギャラリストとして活躍[1]。
1996年、帰国して水戸芸術館に勤務。1999年、水戸芸術館の開館10周年を記念した特別事業で広報担当官をつとめている[2]。市民のボランティア団体が運営していた「水戸映画祭」と「水戸短編映像祭」を水戸芸術館に誘致し、関連で2012年と2015年には北海道立近代美術館「映像フェスティバル」に企画協力[3]。
2000年、水戸芸術館に在籍中、アメリカ人アーティスト、シャロン・ロックハートが監督の短編映画『NO』を制作[4]。2001年、茨城県のARCUSプロジェクトで来日したフランス人アーティスト、ニコラ・フロックが監督の『Anna's Life』をプロデュース[5]。
2002年、水戸芸術館を退職。フリーランスでアート映画の企画、製作、上映を本格的に手がけ始める。清水敏男と共同で、マシュー・バーニーのフィルム上映会「マシュー・バーニー『クレマスター』フィルム・サイクルを企画し、シネマライズで『クレマスター』サイクル全5部作を1日7時間をかけて一挙に公開するイベントを7日連続で開催した[6]。アピチャッポン・ウィーラセタクンが設立した制作会社、キック・ザ・マシーン・フィルムズのメンバーとなる[7]。
2006年、フリーランス時代の屋号をそのまま社名にして、トモ・スズキ・ジャパン有限会社を設立。都市の文化創造をビジョンに掲げて、クリエイターとのプロジェクトを推進。テンプル大学ジャパンキャンパスにおける「インターナショナル学生映画祭」のキュレーターもつとめた[8]。
2008年、恵比寿ガーデンシネマでのロイ・アンダーソン監督『愛おしき隣人』上映後、森美術館シニア・キュレーターの片岡真実(現・森美術館 館長)とのトークに出演[9]。
2015年、インターネット大学院、Bond-BBT MBAを修了し、オーストラリアのボンド大学院で経営学修士(MBA)取得。1.5年での修了は、同プログラムの歴代最速タイ記録。美術館の自立運営(経営)を研究中。
2016年、東京都写真美術館総合開館20周年記念「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展に出品作家のエージェントとして協力し、同展カタログと会場配布の作品リストに名前が掲載された[10]。
2018年、シアター・イメージフォーラムでのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集上映「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2018」の関連企画として開催された「映画・美術・舞台 様々な角度からアピチャッポンについて語る」と題したクロストークイベント」に出演[11]。
2020年、3331 Arts Chiyodaで開催のアートフェア「3331 ART FAIR 2020」でプライズセレクターをつとめ、「トモ・スズキ特別賞」を与えた[12]。
脳卒中の母親を在宅介護中で、ガンで父親が死去して以来、母親を在宅シングル介護している[13]。2020年春号「週刊文春Woman」の記事「介護にかかるお金には「地域格差」がある!」など、介護とお金に関するインタビュー記事にも登場する[14]。
作品一覧
[編集]- PRISM(2001年、福島拓哉 監督)- 製作総指揮
- Anna's Life(2001年、Nicolas Floc'h 監督)- 制作
- sur|FACE 14人の現代建築家たち(2001年、ローランド・ハーゲンバーグ監督、クラリッサ・カール・ノイベルト共同監督)- 配給
- 近未来蟹工船 レプリカント・ジョー(2002年)、松梨智子 監督)- 製作総指揮
- クレマスター・サイクル (1994-2002、マシュー・バーニー監督) - 配給
- ブリスフリー・ユアーズ(2002年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 上映
- NO(2003年、Sharon Lockhart 監督)- 制作
- アイアン・プッシーの大冒険(2003年、マイケル・シャオワナーサイ&アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 上映
- トロピカル・マラディ(2004年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 上映
- 動・響・光( UGOKI・HIBIKI・HIKARI )(2004年、槌橋雅博 監督)- 製作総指揮
- 3つの雲(2005年、辻直之 監督)- 配給
- 拘束のドローイング9 (2005、マシュー・バーニー 監督)- 配給
- 世紀の光(2006年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 上映
- ジダン 神が愛した男(2006年、ダグラス・ゴードン&フィリップ・パレーノ監督]- 配給
- マシュー・バーニー:拘束ナシ(2006年、アリソン・チャーニック監督)- 配給
- ブンミおじさんの森(2010年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 制作協力・配給協力
- メコン・ホテル(2012年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 上映
- リバー・オブ・ファンダメント(2014、マシュー・バーニー監督)- 配給
- 光りの墓(2015年、アピチャッポン・ウィーラセタクン 監督)- 制作・配給協力
- ザ・スイム(2017年、何翔宇 ヘ・シャンユ 監督)- 配給
- リダウト(2018年、マシュー・バーニー監督)- 配給
書籍
[編集]- 『cinefil BOOK (Vol.1 映画の「現在」』(2018年、垣内出版) - 共書
在宅介護
[編集]- 別冊すてきな奥さん 『介護の”ほんとう”がわかる本』(2012年、主婦と生活社) - インタビュー
- 木谷百里サンデー毎日 6.14号『上手にやりくり!介護家計簿ー1』(2015年、毎日新聞出版) - インタビュー
- 木谷百里サンデー毎日 6.28号『上手にやりくり!介護家計簿ー2』(2015年、毎日新聞出版) - インタビュー
- 木谷百里サンデー毎日 7.12号『上手にやりくり!介護家計簿ー3』(2015年、毎日新聞出版) - インタビュー
- 木谷百里サンデー毎日 3.6増大号『上手にやりくり!介護家計簿ー18』(2016年、毎日新聞出版) - インタビュー
- 今村光希週刊文春春号 『介護にかかるお金には「地域格差」がある!』(2020年、文春ムック) - インタビュー
脚注
[編集]- ^ “NIC International Collage in Japan 同窓会サイト”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “一般財団法人地域創造”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “ICC”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “Sharon Lockhart Studio”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “arcus プロジェクト”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “マシュー・バーニー クレマスターフィルム・サイクル”. 2020年4月20日閲覧。
- ^ “Kick the Macine Films”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “テンプル大学ジャパンキャンパスNext Frame映画祭”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “片岡真実(森美術館シニア・キュレーター)×鈴木朋幸(アート映画プロデューサー) 映画『愛おしき隣人』トークイベント開催”. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち 作品リスト”. 2020年4月25日閲覧。
- ^ “アピチャッポン、コロンビア撮影の新作「メモリア」ステートメントとイメージを公開”. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “Prize Selector 鈴木朋幸 / Tomo Suzuki”. 2020年4月25日閲覧。
- ^ “サンデー毎日”. 2020年4月19日閲覧。
- ^ “週刊文春Woman”. 2020年4月19日閲覧。
参考文献
[編集]- 鈴木朋幸|トモ・スズキ - トモ・スズキ・ジャパン
- 鈴木朋幸 : 作品 - 映画.com
- ICC:アーティストと制作環境~アピチャッポン・ウィーラセタクンを迎えて~
- [木谷百合]]『上手にやりくり!介護家計簿』サンデー毎日、2015年6月15日号、116頁より引用
- テンプル大学ジャパンキャンパス インターナショナル学生映画祭
- 片岡真実(森美術館シニア・キュレーター)×鈴木朋幸
- 一般財団法人 地域創造 地域創造レター4月号-No.60