金文京
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1952年3月9日 日本東京都 |
出身校 | 慶應義塾大学、京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 中国文学 |
研究機関 | 京都大学人文科学研究所、鶴見大学 |
金 文京(きん ぶんきょう、朝鮮語: 김문경、男性、1952年3月9日[1] - )は、中国文学者。韓国国籍[2]。京都大学名誉教授。
経歴
[編集]1952年、東京都生まれ[3]。父は韓国全羅道海南郡出身[4]。慶應義塾大学文学部を卒業後、京都大学大学院中国語学文学専攻に進学し、博士課程を単位取得満期退学。
慶應義塾大学助教授を務めた後、1994年より京都大学人文科学研究所助教授。1999年に教授昇進。2005年から2009年まで所長も務めた[5]。2014年に京都大学を定年退職し、名誉教授となった。その後は2015年より鶴見大学教授。2022年9月16日、博士学位請求論文『東亞典籍文化交流論考』により、関西大学 博士(文化交渉学)[6]。
学界では、2018年から2020年まで日本中国学会理事長を務めた。
受賞・栄典
[編集]- 2010年:『漢文と東アジア』で角川財団学芸賞受賞。
研究内容・業績
[編集]専攻は中国文学。とくに小説と戯曲、および講唱文学を統一的な視点からとらえ、その相互のつながりを社会的背景に即して解明する研究を行っている。
水戸黄門と包拯・春香伝・暗行御史の比較研究(『水戸黄門「漫遊」考』)など、東アジアの比較文学も扱っている。
著作
[編集]著書
[編集]翻訳
[編集]脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.313
- ^ 京都大に同胞管理職…金文京教授 人文科研所長に 民団新聞 2006年1月1日
- ^ “『水戸黄門「漫遊」考』 著者:金 文京~水戸黄門の印籠~()”. 現代新書 | 講談社. 2024年11月21日閲覧。
- ^ 金文京『水戸黄門「漫遊」考』講談社学術文庫、2012年。375頁。
- ^ 歴代所長
- ^ 金, 文京「東亞典籍文化交流論考 [論文要旨及び審査の要旨]」2022年9月16日。
- ^ 作品8篇を紹介
- ^ 金海南名義
参考
[編集]- 中国の歴史〈04〉三国志の世界―後漢三国時代 - 紀伊國屋書店BookWeb