コンテンツにスキップ

遠藤嘉基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

遠藤 嘉基(えんどう よしもと、1905年5月31日 - 1992年6月23日)は、日本国語学者京都大学名誉教授

来歴

[編集]

1930年京都帝国大学国文科卒業、成城高等学校講師大阪外国語学校講師ののち、1935年京都帝大講師、1939年助教授、1949年京都大学文学部教授、1950年文学博士。1953年国語審議会委員、1969年定年退官、大谷女子大学教授。

1975年叙勲三等旭日中綬章。1992年叙正四位

訓点研究を中心に国語史研究を行った。

父は、遠藤金市(熊本高等工業学校第4代校長)。祖父(金市の義父)は、遠藤董(鳥取盲聾唖学校創立者)。

著書

[編集]
  • 『訓点資料と訓点語の研究』国文学会、1952年。 
  • 『国語教育の諸問題』文教書院、1953年。 
  • 『ことばと文学 古典随想』中央図書出版、1959年。 
  • 『新講和泉式部物語』塙書房、1962年。 
  •  渡辺実共著『現代文解釈の基礎』中央図書出版、1963年(1987年新訂版・2021年ちくま学芸文庫)
  • 『欧洲紀行』中央図書出版社、1965年。 
  • 松井利男共著『古典解釈文法』和泉書院、1982年。 
  • 『芭蕉を読む』創拓社〈対談〉、1989年。 
  • 『王朝』王朝文学協会 洛文社〈遠藤嘉基博士古稀記念論叢〉、1974年。