西八王子駅
西八王子駅 | |
---|---|
北口(2014年4月) | |
にしはちおうじ Nishi-Hachiōji | |
◄JC 22 八王子 (2.4 km) (3.3 km) 高尾 JC 24► | |
所在地 | 東京都八王子市千人町二丁目21-1 |
駅番号 | JC23 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■■中央本線(中央線) |
キロ程 |
39.5 km(新宿起点) 東京から49.8 km |
電報略号 | ニハ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
29,203人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1939年(昭和14年)4月1日[1] |
備考 |
西八王子駅(にしはちおうじえき)は、東京都八王子市千人町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJC 23。通称「西八(にしはち)」。
当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。運転形態の詳細については該当記事を参照のこと。
歴史
[編集]- 1939年(昭和14年)4月1日:鉄道省の駅として開設[1]。旅客営業のみ[1]。
- 1945年(昭和20年)8月2日:八王子空襲により焼失。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足[4]。
- 1964年(昭和39年)10月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1978年(昭和53年)3月1日:橋上駅舎に改築[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[6]。
- 1993年(平成5年)8月31日:自動改札機設置、供用開始[7]。
- 1997年(平成9年)2月14日:北口に西八王子ロンロンが開業[8]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2017年(平成29年)12月15日:西八王子ロンロンが改装工事を行い、セレオ西八王子へ改称した上で先行して市場館がオープン[9]。
- 2018年(平成30年)
- 2021年(令和3年)10月26日:改札外に駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のテレワークブース「STATION BOOTH」が開設[11]
- 2022年(令和4年)4月1日:委託会社変更。受託会社は株式会社JR中央線コミュニティデザイン。
- 2023年(令和5年)3月31日:セレオ西八王子市場館(九州屋、吉川水産、ニュークイック)が閉店。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を備え、駅舎からは駅北側と西側に出入口が延びている。
八王子統括センター管理の業務委託駅(JR中央線コミュニティデザイン受託)である[2]。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]。また、自動券売機・多機能券売機[3]・指定席券売機[3]・自動改札機・自動精算機が設置されている。みどりの窓口は2018年5月31日限りで営業を終了した[10]。ホームと改札口、コンコースと出入口との間にはエレベーター及びエスカレーターが設置されている。トイレは2階改札内にあり、多機能トイレも設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央線 | 上り | 新宿・東京方面 |
2 | 下り | 高尾方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)を目途に東京駅 - 大月駅間のオレンジ帯で運行する列車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため当駅は、ホーム12両編成対応改築工事が行われ[12][13]、2024年10月12日までに延伸を完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された[14]。
-
改札口(2022年6月)
-
ホーム(2022年6月)
-
西八王子ロンロン(2010年4月。現在はセレオ西八王子)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は29,203人である。これは、近隣の日野駅・高尾駅よりも僅かに多い。
当駅から高尾方面に向かう乗客は少ないことに加えて、利用者の多くは朝夕ラッシュ時に集中しているため、乗車人員の割には混み合っている時間帯は短めである。特に、下りホームは上りと比べても閑散としていることが多い。
1989年度(平成元年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1989年(平成元年) | 28,624 | [* 1] |
1990年(平成 | 2年)30,191 | [* 2] |
1991年(平成 | 3年)30,928 | [* 3] |
1992年(平成 | 4年)31,036 | [* 4] |
1993年(平成 | 5年)31,666 | [* 5] |
1994年(平成 | 6年)31,362 | [* 6] |
1995年(平成 | 7年)30,593 | [* 7] |
1996年(平成 | 8年)30,370 | [* 8] |
1997年(平成 | 9年)30,035 | [* 9] |
1998年(平成10年) | 29,694 | [* 10] |
1999年(平成11年) | 29,320 | [* 11] |
2000年(平成12年) | [JR 1]28,827 | [* 12] |
2001年(平成13年) | [JR 2]29,027 | [* 13] |
2002年(平成14年) | [JR 3]29,089 | [* 14] |
2003年(平成15年) | [JR 4]29,544 | [* 15] |
2004年(平成16年) | [JR 5]29,584 | [* 16] |
2005年(平成17年) | [JR 6]29,576 | [* 17] |
2006年(平成18年) | [JR 7]29,769 | [* 18] |
2007年(平成19年) | [JR 8]30,532 | [* 19] |
2008年(平成20年) | [JR 9]30,988 | [* 20] |
2009年(平成21年) | [JR 10]30,958 | [* 21] |
2010年(平成22年) | [JR 11]30,992 | [* 22] |
2011年(平成23年) | [JR 12]30,543 | [* 23] |
2012年(平成24年) | [JR 13]30,900 | [* 24] |
2013年(平成25年) | [JR 14]31,681 | [* 25] |
2014年(平成26年) | [JR 15]31,397 | [* 26] |
2015年(平成27年) | [JR 16]32,086 | [* 27] |
2016年(平成28年) | [JR 17]32,302 | [* 28] |
2017年(平成29年) | [JR 18]32,492 | [* 29] |
2018年(平成30年) | [JR 19]32,216 | [* 30] |
2019年(令和元年) | [JR 20]31,823 | [* 31] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]24,378 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]26,200 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]27,999 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]29,203 |
駅周辺
[編集]当駅は八王子市街地と高尾駅の途中にあり、北口方面は書店やスーパー等様々な店舗が並ぶ場所に至るのに対し、南口方面はスーパーや商店が集合している場所はあるが、主に住宅街となっている。北口駅前は整備されていないが、南口にはロータリーが整備されている。
北口
[編集]- セレオ西八王子(生活館・市場館)
- ダイエー西八王子店
- ヤオコー 八王子並木町店
- 八王子市役所
- 八王子市立中央図書館
- 八王子市立第五小学校
- 東京都立八王子桑志高等学校
- 東京都立富士森高等学校
- 国道20号(甲州街道)
- 松栄山了法寺 - 2009年(平成21年)5月に萌え系看板を設置して話題に。通称「萌え寺」(もえでら)。
- 山梨中央銀行八王子支店
南口
[編集]- 南多摩病院
- 法政大学多摩キャンパス
- スーパーアルプス西八王子店
- 八王子学園八王子高等学校・中学校
- 東京都立八王子拓真高等学校
- 東京都立八王子盲学校
- 東京都立八王子特別支援学校
- 富士森公園
- きぬた歯科
バス路線
[編集]北口
[編集]北口商店街に沿って、八王子駅寄りから1 - 4番まで設置されており、そこに西東京バス及び「はちバス」が乗入れている。停留所名称は「西八王子駅」である。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 西東京バス |
|
|
はちバス | 北部ルート:東海大学八王子病院 | ||
2 | 西東京バス | 市01:松枝住宅 | |
はちバス | 西部ルート:北の根東(川口町) | ||
3 | 西東京バス | 「長81」は京王八王子駅発で20時以降 | |
4 | 「うえ03」は平日3便のみ |
かつては、高尾山口駅・大平方面へ向かう路線も発着していた。
また、甲州街道にも「西八王子駅入口」停留所が設置されており、西東京バス、京王バス、神奈川中央交通西の路線バスと羽田空港行、成田空港行の空港連絡バスが停車する。
方向・方面 | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
下り(高尾方面) | 西東京バス | 長81:城山手 |
京王バス | ||
神奈川中央交通西 | 八07:相模湖駅 | |
上り(八王子方面) | 西東京バス | 長81:京王八王子駅 |
京王バス | 八04・山01:京王八王子駅 | |
神奈川中央交通西 | 八07:八王子駅北口 | |
|
空港連絡バス:羽田空港 | |
|
空港連絡バス:成田空港 |
南口
[編集]ロータリーに1 - 3番まで設置されており、京王バス及び京王電鉄バスが乗入れている。停留所名称は「西八王子駅南口」である。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
1 | 京王バス 京王電鉄バス |
|
2 | 八94・八96・八98・八99:八王子駅南口 | |
3 | 京王電鉄バス | 西62:高尾駅南口 |
その他
[編集]- 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)の「リレー対決!○○ VS TOKIOシリーズ」企画において、当駅から高尾駅側の250m区間で、TOKIOメンバーおよびスポーツタレントらで結成された5人の走者と201系電車が対決したことがある。
- 東洋経済新報社が2005年から2014年の10年間で集計した鉄道自殺(未遂を含む)、いわゆる人身事故において、当駅およびその両駅間(高尾 - 西八王子、西八王子 - 八王子)で発生した件数は39件と全国で最も多い「自殺の名所」として知られる[15]。
隣の駅
[編集]1960年(昭和35年)9月10日までは、当駅 - 高尾駅間に東浅川駅があった。同駅は、1927年(昭和2年)2月の大喪列車運転後、長らく休止状態となっていた。
脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、179頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “会社情報”. JR中央線コミュニティデザイン. 2022年4月1日閲覧。
- ^ a b c d “駅の情報(西八王子駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月10日閲覧。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、25頁
- ^ 「西八王子駅 橋上新駅舎が完成」『交通新聞』交通協力会、1978年3月1日、2面。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-115-5。
- ^ 「生活密着型SC ミニ駅ビル相次ぎ開業」『交通新聞』交通新聞社、1997年2月27日、1面。
- ^ 『「セレオ西八王子 市場館」 12月15日(金)午前10時 リニューアルオープン!!』(PDF)(プレスリリース)JR東京西駅ビル開発、2017年12月7日。オリジナルの2020年4月12日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ a b “駅の情報(西八王子駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2018年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月4日閲覧。
- ^ 『便利な駅の改札口付近に「STATION BOOTH」続々OPEN!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2021年10月18日。オリジナルの2021年10月18日時点におけるアーカイブ 。2021年10月18日閲覧。
- ^ 『中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2015年2月4日。オリジナルの2019年9月24日時点におけるアーカイブ 。2020年4月21日閲覧。
- ^ “JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期”. 産経新聞. (2017年3月24日). オリジナルの2017年3月24日時点におけるアーカイブ。 2020年11月29日閲覧。
- ^ 中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します ~快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します~ 2024年9月10日 JR東日本
- ^ “全国521駅「10年累計鉄道自殺数」ランキング ホームドア設置など防止策の徹底が急務”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2016年6月22日). 2020年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成元年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(西八王子駅):JR東日本