コンテンツにスキップ

松岡町 (福井県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まつおかちょう
松岡町
松岡館
松岡町旗
松岡町旗
松岡町章
松岡町章
松岡町旗 松岡町章
廃止日 2006年2月13日
廃止理由 新設合併
永平寺町、松岡町上志比村
永平寺町
現在の自治体 永平寺町
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 福井県
吉田郡
市町村コード 18321-1
面積 18.59 km2
総人口 10,966
国勢調査、2005年)
隣接自治体 丸岡町永平寺町福井市
町の木 スギ
町の花 キク
他のシンボル -
松岡町役場
所在地 910-1192
福井県吉田郡松岡町春日1-4
(現在の吉田郡永平寺町松岡春日1-4)
座標 北緯36度05分32秒 東経136度17分56秒 / 北緯36.09225度 東経136.29883度 / 36.09225; 136.29883 (松岡町)座標: 北緯36度05分32秒 東経136度17分56秒 / 北緯36.09225度 東経136.29883度 / 36.09225; 136.29883 (松岡町)
旧・松岡町の位置
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

松岡町(まつおかちょう)は、かつて福井県吉田郡にあった越前松岡藩が置かれた城下町を中心に発展、所属する吉田郡内でも最初に町制を施行した。近年は九頭竜川を挟んで北側において2つの国公立大学が設置されるなど、学園のまちを形成してきた。

2006年(平成18年)2月13日、吉田郡(旧)永平寺町・上志比村と合併して(新)永平寺町が発足し、松岡町は廃止された。松岡町役場は永平寺町役場となった。2005年国勢調査の平均年齢の41.8歳だった。

地理

[編集]

九頭竜川の南岸は福井平野のほぼ東端になる福井北IC付近から東へ向かって徐々に高度が上がり、ほぼ平坦な北岸から春日区の町役場へは橋を渡り終えて約300mの距離で20m前後高低差がある急坂を登る。

隣接していた市町村

[編集]

以下の3市町と接していた。

歴史

[編集]
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、吉田郡松岡町(松岡台町、松岡本町、松岡観音町、松岡松原町、松岡極印町、松岡毘沙門町、室村、椚村及び窪村)の区域をもって、吉田郡松岡村が発足する。
  • 1930年(昭和5年)2月11日 - 吉田郡松岡村が町制施行して、吉田郡松岡町となる。
  • 1947年(昭和22年)10月25日 - 昭和天皇の戦後巡幸。松岡小学校に県下教育関係者奉迎場が設けられ、教員らが励ましのお言葉を賜る[1]
  • 1955年(昭和30年)
    • 3月31日 - 吉田郡松岡町、吉野村及び五領ヶ島村が合併して、改めて吉田郡松岡町が発足する。
    • 4月30日 - 吉田郡志比村の区域の内、大字志比堺の区域を編入する。
  • 1984年(昭和59年)3月1日 - 坂井郡丸岡町及び吉田郡松岡町の区域の境界を変更する。
  • 2006年(平成18年)2月13日 - 吉田郡松岡町、永平寺町及び上志比村が合併して、改めて吉田郡永平寺町が発足する。

行政

[編集]
  • 町長 砂村義隆

経済

[編集]

産業

[編集]
  • 主な産業
    • 農業や繊維関連の事業者は多いが、町内最大の事業所は福井大学医学部附属病院であり、医療福祉や教育・研究など、公務を含むサービス業が実質的な主体。
    • 国内で唯一、ハープの製造事業所が存在する。
  • 産業人口(2005年国勢調査)
    • 第一次産業 198人
    • 第二次産業 1,598人
    • 第三次産業 3,672人

教育

[編集]

小学校

[編集]

中学校

[編集]

大学

[編集]

交通

[編集]

鉄道

[編集]
  • 都道府県庁への連絡
    • 松岡駅から勝山永平寺線にて約19分の福井駅(福井市)下車

バス

[編集]
  • 京福バス
    • 松岡駅から福井大学医学部、福井県立大学を経由し本丸岡(丸岡町)へ向かう路線があるが、土曜・日曜・祝日運休。両大学からはこのほか勝山市内・越前大野駅を経て大野市内に至る1路線と福井駅前方面3路線を毎日運行、福井大学本部(福大前西福井駅付近)を経て福井駅前へ向かう1路線が平日のみ運行。
  • えちぜん鉄道
    • 松岡駅・福井大学医学部間直通無料バス「げんきくん」(運行は高志観光バスに委託)を2006年3月末までの平日に試行運転中。
  • 松岡町

道路

[編集]

娯楽

[編集]
  • 松岡劇場 - 神明にあった映画館[2]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集]
  • 手繰ケ城山古墳
  • 松岡館跡・お館の椿

脚注

[編集]
  1. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、513頁。ISBN 978-4-487-74410-7 
  2. ^ 『映画年鑑 1969年版 別冊 映画便覧 1969』時事通信社、1969年。1969年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照

参考文献

[編集]
  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]