忍路
表示
忍路 | |
---|---|
北緯43度12分28.26秒 東経140度51分53.32秒 / 北緯43.2078500度 東経140.8648111度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 北海道 |
市町村 | 小樽市 |
人口 | |
• 合計 | 282人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
048-2561 |
市外局番 | 0134[2] |
ナンバープレート | 札幌 |
忍路(おしょろ)は北海道小樽市の地名。1丁目から3丁目まである。
地理
[編集]小樽市西部、日本海に突き出した忍路半島とその基部に位置する。半島部の集落は、現在では小樽市街や小樽市東部の住宅街とは異なった、のどかな漁村の風貌を見せている。海岸線はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されており、景勝地が連なっている。また、山側のフルーツ街道沿いは、ブドウ・リンゴなどが栽培されており、余市町・仁木町と合わせて北海道の主要な産地となっている。
東は桃内、西は蘭島に接する。
河川
[編集]- 蘭島川
海洋
[編集]- 忍路半島
- 竜ヶ岬
- 兜岬
- 忍路湾
歴史
[編集]古くは後志国忍路郡としてニシン漁で栄えた。江戸時代後期に生まれた北海道民謡・江差追分にも、
と、地名が歌いこまれている[3]。
明治初期には忍路村となり、1879年(明治12年)には戸長役場が置かれた。1906年(明治39年)忍路村、塩谷村、桃内村、蘭島村が合併し新たに塩谷村が置かれその一部となった。1958年(昭和33年)塩谷村が小樽市に合併しその一部となった[4]。
長くニシン漁で栄えたが、昭和30年(1955年)以降、ニシン水揚量が激減し、それに連れて過疎化が進んだ。
地名の由来
[編集]アイヌ語の「オショロ・コッ」(尻のような窪み)に由来する[5]。
交通
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]- 北海道中央バスの小樽と余市・積丹方面を結ぶ路線が運行されている。北海道中央バス余市営業所を参照。
道路
[編集]- 国道
- 国道5号(愛称:羊蹄国道)
- 農道
- 北後志東部広域農道(愛称:フルーツ街道)
施設
[編集]郵便局
[編集]- 忍路郵便局
教育機関
[編集]- 大学
- 北海道大学共同利用施設忍路臨海実験所
- 小学校
- 小樽市立忍路中央小学校
名所・観光スポット
[編集]- 忍路湾(ニセコ積丹小樽海岸国定公園)
- 忍路環状列石
- 忍路神社
祭り・イベント
[編集]- 忍路神社例大祭(7月上旬)
脚注
[編集]- ^ 小樽市 (2017年3月13日). “小樽市の人口(平成29年)”. 小樽市. 2017年4月8日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年4月8日閲覧。
- ^ 北道邦彦『アイヌ語地名で旅する北海道』朝日新聞社、2008年、32頁
- ^ 『北海道の地名 日本歴史地名体系1』p.602,p.605
- ^ 山田秀三『北海道の地名: アイヌ語地名の研究 別巻』草風館、2000年、p115,p492頁より引用
参考文献
[編集]- 『北海道の地名 日本歴史地名体系1』平凡社、2003年。ISBN 4-582-49001-8。