コンテンツにスキップ

微斜長石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
微斜長石
微斜長石
微斜長石
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 KAlSi3O8
結晶系 三斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 6
光沢 ガラス光沢
白色
条痕 白色
比重 2.6
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

微斜長石(びしゃちょうせき、microcline、マイクロクリン)は、鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。長石グループの鉱物で、三斜晶系カリ長石

化学組成は KAlSi3O8。同じ組成で単斜晶系のものは正長石だが、肉眼で両者の区別はできない。高温で形成された場合には、Na をやや多く含むサニディン(玻璃長石)になる。

火成岩変成岩に含まれる造岩鉱物

天河石

[編集]

青緑色の微斜長石を天河石amazoniteアマゾナイト)といい、微量のによって色付いている。北アメリカ・ブラジルで産出。古代エジプトで宝石として利用されていた[1]。緑青色の強いものは翡翠に類似し、空青色の強いものはトルコ石の色に類似している。

天河石(アマゾナイト)

脚注

[編集]
  1. ^ 『世界原色百科辞典 第一巻』【アマゾナイト】

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]