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尾張森岡駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾張森岡駅
駅入口(2018年2月)
おわりもりおか
Owari-Morioka
CE00 大府 (1.7 km)
(1.4 km) 緒川 CE02
地図
愛知県知多郡東浦町大字森岡字前田23
北緯34度59分39秒 東経136度58分13秒 / 北緯34.99417度 東経136.97028度 / 34.99417; 136.97028座標: 北緯34度59分39秒 東経136度58分13秒 / 北緯34.99417度 東経136.97028度 / 34.99417; 136.97028
駅番号 CE  01 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 武豊線
キロ程 1.7 km(大府起点)
電報略号 モリ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
643人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1933年昭和8年)12月7日
備考 無人駅
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尾張森岡駅(おわりもりおかえき)は、愛知県知多郡東浦町大字森岡字前田にある、東海旅客鉄道(JR東海)武豊線である。駅番号CE01

大府駅武豊駅を結ぶ武豊線の中間駅(途中駅)の一つ。東浦町北部の森岡地区に位置する。駅名は岩手県盛岡市盛岡駅と区別するため旧国名の「尾張」が付く。

歴史

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1886年明治19年)の武豊線開通から40年以上経った1933年昭和8年)12月に開業した。1930年代前半に開通した知多鉄道(現・名鉄河和線)への対抗策として実施された気動車列車の運転開始・列車増便(1933年8月実施)にあわせて新設された駅の一つである[1]。同時に開業した他の駅と同じく旅客専用の駅で、なおかつ取り扱う旅客にも制限が付いていた。しかし太平洋戦争中における気動車列車削減によって駅の間隔を広げる必要性が出たため、尾張森岡駅は1944年(昭和19年)11月に休止された。

戦後、休止された駅の復活を求める声が多くなり、1953年ごろからは駅復活を求める陳情活動が行われた。その結果1956年(昭和31年)10月に駅の設置が認可され、翌1957年(昭和32年)4月に再開業した[2]。休止前と異なり再開業後は旅客の取り扱い制限は付かなかったが、同様に旅客専門の駅である。以降、旅客専門のまま1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化を迎え、JR東海へと継承されている。

年表

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駅構造

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単式ホーム1面1線の地上駅。線路が1線のみなので、列車交換は不可能である。駅舎はなく、駅への出入りはホーム端(踏切横)から行うことになる。

大府駅管理の無人駅(駅員無配置駅)である[5]。なお、JR東海は2013年10月1日より線内の6駅に「集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)」を導入したが、当駅はその対象外となっている[6][7]自動券売機はなく、TOICAおよび相互利用が可能な各種ICカードは簡易改札機によって対応している。

番線 路線 方向 行先
  CE 武豊線 上り 大府名古屋方面[注釈 1]
下り 武豊方面[注釈 1]

利用状況

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「愛知県統計年鑑」および「知多半島の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下の通りであった。

1日平均の乗車人員の推移
年度 乗車人員 出典・備考
1958年度 107人 [8]
1959年度 106人 [9]
1960年度 116人 [10]
1961年度 130人 [11]
1962年度 159人 [12]
1963年度 167人 [13]
1964年度 174人 [14]
1965年度 195人 [15]
1966年度 不明 (記載なし)[16]
1967年度 270人 [17]
1968年度 279人 [18]
1969年度 268人 [19]
1970年度 263人 [20]
1971年度 不明 (記載なし)[21]
1972年度 不明 (記載なし)[22]
1973年度 不明 (記載なし)[23]
1974年度 不明 (記載なし)[24]
1975年度 不明 (記載なし)[25]
1976年度 357人 [26]
1977年度 350人 [27]
1978年度 342人 [28]
1979年度 335人 [29]
1980年度 324人 [30]
1981年度 319人 [31]
1982年度 276人 [32]
1983年度 244人 [33]
1984年度 253人 [34]
1985年度 265人 [35]
1986年度 250人 [36]
1987年度 261人 [37]
1988年度 257人 [38]
1989年度 270人 [39]
1990年度 293人 [40]
1991年度 311人 [41]
1992年度 327人 [42]
1993年度 330人 [43][44]
1994年度 329人 [45][44]
1995年度 311人 [46][44]
1996年度 317人 [47][48]
1997年度 327人 [49][48]
1998年度 311人 [50][51]
1999年度 320人 [52][53]
2000年度 346人 [53]
2001年度 343人 [53]
2002年度 321人 [54]
2003年度 363人 [54]
2004年度 357人 [54]
2005年度 399人 [55]
2006年度 458人 [55]
2007年度 527人 [55]
2008年度 514人 [56]
2009年度 509人 [56]
2010年度 529人 [56]
2011年度 525人 [57]
2012年度 536人 [58]
2013年度 549人 [58]
2014年度 576人 [59]
2015年度 571人 [60]
2016年度 591人 [61]
2017年度 608人 [62]
2018年度 622人 [62]
2019年度 643人 [63]
2020年度 540人 [64]
2021年度 547人 [64]
2022年度 583人 [64]

停車列車

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尾張森岡駅には、全列車が停車するが、2018年3月改正まで運行されていた、快速列車は停車しなかった。[65]

駅周辺

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周辺の施設

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バス路線

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駅西方に「森岡駅西」バス停留所(バス停)があり、東浦町運行バス(う・ら・ら)が発着している。東浦町運行バスには4つの路線があるが、そのうち武豊線緒川駅と町内にある国立長寿医療研究センターを結ぶ路線が経由している。

隣の駅

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東海旅客鉄道(JR東海)
CE 武豊線
区間快速・普通
大府駅 (CE00) - 尾張森岡駅 (CE01) - 緒川駅 (CE02)

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

出典

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  1. ^ 『新修半田市誌』本文篇中巻、353-358頁
  2. ^ 『新編東浦町誌』本文編、718・719頁
  3. ^ a b c d e 『停車場変遷大事典』2、114頁
  4. ^ 大蔵省印刷局(編)「運輸通信省告示 第557号」『官報』第5348号、国立国会図書館デジタルコレクション、1944‐11-10。 
  5. ^ 「武豊線の駅業務体制の見直しについて」提案される」(PDF)『業務ニュース名古屋』第218号、JR東海労働組合名古屋地方本部、2012年11月15日。 
  6. ^ 武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2013年8月22日。オリジナルの2016年9月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160925014905/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000019252.pdf2020年12月19日閲覧 
  7. ^ 武豊線への集中旅客サービスシステムの導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2012年11月15日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304135832/http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000016734.pdf2020年12月19日閲覧 
  8. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和35年度刊、292頁
  9. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和36年度刊、260頁
  10. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和37年度刊、324頁
  11. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和38年度刊、296頁
  12. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和39年度刊、298頁
  13. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和40年度刊、262頁
  14. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和41年度刊、238頁
  15. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和42年度刊、262頁
  16. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和43年度刊、192頁
  17. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和44年度刊、196頁
  18. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和45年度刊、204頁
  19. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和46年度刊、228頁
  20. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和47年度刊、236頁
  21. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和48年度刊、216頁
  22. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和49年度刊、214頁
  23. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和50年度刊、220頁
  24. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和51年度刊、224頁
  25. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和52年度刊、216頁
  26. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和53年度刊、231頁
  27. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和54年度刊、233頁
  28. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和55年度刊、221頁
  29. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和56年度刊、227頁
  30. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和57年度刊、239頁
  31. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和58年度刊、223頁
  32. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和59年度刊、223頁
  33. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和60年度刊、241頁
  34. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和61年度刊、235頁
  35. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和62年度刊、223頁
  36. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和63年度刊、223頁
  37. ^ 『愛知県統計年鑑』平成元年度刊、225頁
  38. ^ 『愛知県統計年鑑』平成2年度刊、223頁
  39. ^ 『愛知県統計年鑑』平成3年度刊、225頁
  40. ^ 『愛知県統計年鑑』平成4年度刊、229頁
  41. ^ 『愛知県統計年鑑』平成5年度刊、221頁
  42. ^ 『愛知県統計年鑑』平成6年度刊、221頁
  43. ^ 『愛知県統計年鑑』平成7年度刊、239頁
  44. ^ a b c 『知多半島の統計』平成9年版、47頁
  45. ^ 『愛知県統計年鑑』平成8年度刊、241頁
  46. ^ 『愛知県統計年鑑』平成9年度刊、243頁
  47. ^ 『愛知県統計年鑑』平成10年度刊、241頁
  48. ^ a b 『知多半島の統計』平成11年版、47頁
  49. ^ 『愛知県統計年鑑』平成11年度刊、241頁
  50. ^ 『愛知県統計年鑑』平成12年度刊、239頁
  51. ^ 『知多半島の統計』平成12年版、47頁
  52. ^ 『愛知県統計年鑑』平成13年度刊、240頁
  53. ^ a b c 『知多半島の統計』平成15年版、47頁
  54. ^ a b c 『知多半島の統計』平成18年版、115頁
  55. ^ a b c 『知多半島の統計』平成21年版、43頁
  56. ^ a b c 『知多半島の統計』平成24年版、43頁
  57. ^ 『知多半島の統計』平成25年版、43頁
  58. ^ a b 『知多半島の統計』平成27年版、43頁
  59. ^ 『知多半島の統計』平成28年版、43頁
  60. ^ 『知多半島の統計』平成29年版、43頁
  61. ^ 『知多半島の統計』平成30年版、43頁
  62. ^ a b 『知多半島の統計』令和元年版、43頁
  63. ^ 『知多半島の統計』令和2年版、43頁
  64. ^ a b c 『知多半島の統計』令和5年版、43頁
  65. ^ JR東海 2018年3月ダイヤ改正

参考文献

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  • 半田市『新修 半田市誌』 本文篇中巻、半田市、1989年。 
  • 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6 
  • 東浦町誌編さん委員会『新編東浦町誌』 本文編、東浦町、1998年。 
  • 東海旅客鉄道『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年。 
  • 川島令三『東海道ライン全線・全駅・全配線』 第4巻 豊橋駅-名古屋エリア、講談社〈【図説】日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270014-6 
  • 愛知県編 『愛知県統計年鑑』各年度版
  • 知多統計研究協議会編 『知多半島の統計』各年版

関連項目

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