太田龍
JR東日本時代 (2019年4月20日) | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 鹿児島県薩摩郡さつま町 |
生年月日 | 1998年11月15日(26歳) |
身長 体重 |
190 cm 94 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト2位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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太田 龍(おおた りゅう、1998年11月15日 - )は、鹿児島県薩摩郡さつま町出身の元プロ野球選手(投手)[1]。右投右打[1]。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]さつま町立盈進小学校1年から野球を始め、6年時に「宮之城野球スポーツ少年団」で全国大会出場[1]。さつま町立宮之城中学校では軟式野球部[1]に所属。
れいめい高等学校では、1年春からベンチ入りし、3年次には山本由伸・梅野雄吾・浜地真澄らと共に「九州四天王」として話題を集めたが、甲子園出場経験はなかった[2][3]。
最後の夏に痛めた肘と大柄な体格に伴う成長痛の影響もあり、プロ志望届を提出せず、高校卒業後は社会人野球のJR東日本硬式野球部に進んだ[1][3]。身体作りの基礎が整った2年目から急成長し、2018年7月に開催された第89回都市対抗野球大会では若獅子賞(新人賞)を受賞した[3]。
2019年10月17日に行われたプロ野球ドラフト会議では、読売ジャイアンツから2位指名を受け、11月7日に契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。背番号は33[4]。担当スカウトは織田淳哉[5]。
巨人時代
[編集]2020年は、6月24日にイースタン・リーグの東京ヤクルトスワローズ戦で先発し、7回無失点で二軍初勝利を挙げると、主に先発として17試合に登板し、5勝6敗、防御率4.08の成績でイースタン最多勝のタイトルを獲得した[6]。しかしながら、9月に一軍に昇格したものの登板機会なく登録抹消となり、一軍デビューすることはできなかった[7]。オフに、120万円減の推定年俸1080万円で契約を更改した[8]。
2021年、二軍春季キャンプ中の2月10日に右太腿裏の張りにより離脱[9]。4月1日には、右肘関節手術を受けたことが発表された[10][11]。その後、8月11日の三軍戦で実戦復帰登板を果たすと[12]、二軍では4試合に登板したが、一軍での登板はなかった[13]。オフに、200万円減の推定年俸880万円で契約を更改した[13]。
2022年も3年連続で一軍登板はなく、二軍では11試合に登板して1勝0敗、防御率5.68という成績だった、オフに推定年俸800万円で育成選手として再契約した[14]。12月14日、翌年からの背番号が033に変更となった[15]。
2023年は、二軍で1試合の登板に留まり[16]、10月5日に戦力外通告を受けた[17]。11月15日に鎌ケ谷スタジアムで開催された12球団合同トライアウトに参加し、シート打撃で打者3人に対して、いずれも落差のあるスプリットで三振を奪う快投を披露した[18]。
12月6日、引退を公表[19]。巨人の打撃投手に転身した[20]。
選手としての特徴
[編集]身長190cmの体格から最速153km/hのストレートを投じる[21]。変化球は130km/h台後半のスプリット、130km/h前後のチェンジアップ、125km/h前後のスライダー、115km/h前後のカーブの計4種類で、緩急差は約40km/hある[21]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]- 一軍公式戦出場なし
背番号
[編集]- 33(2020年 - 2022年)
- 033(2023年)
- 206(2024年 - ) ※打撃投手
脚注
[編集]- ^ a b c d e “太田龍”. ベースボールマガジン. 2020年5月3日閲覧。
- ^ “【巨人】ドラ2太田龍、目標は「開幕一軍」…原監督のサインに目を輝かせ「信じられない」”. 報知新聞社. (2019年10月24日) 2020年5月4日閲覧。
- ^ a b c “【巨人】最速153キロ右腕のドラ2太田、菅野に弟子入り志願「いろいろと聞いてみたい」”. 報知新聞社. (2019年10月18日) 2020年5月4日閲覧。
- ^ “巨人2位太田龍が仮契約 武器は「ドラゴンボール」”. 日刊スポーツ (2019年11月7日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “巨人ドラフト2位・太田、指名あいさつで抱負「日本を代表する投手に」”. サンケイスポーツ (2019年10月23日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “【巨人】太田龍、風雲昇り龍になれ イースタン最多勝から1軍定着へ「先発ローテを任せてもらえるように」”. スポーツ報知 (2020年12月21日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “巨人 田中俊太が昇格 太田の登録抹消 ソフトバンクは武田が降格【13日の公示】”. デイリースポーツ (2020年9月13日). 2021年3月19日閲覧。
- ^ “巨人太田は120万減「まずは初勝利を目指して」”. 日刊スポーツ (2020年12月5日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “【巨人】育成9位ルーキーの奈良木陸が2軍合流 太田龍が右太もも裏の張りで帰京”. スポーツ報知 (2021年2月11日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “巨人太田龍が右肘関節手術 弟は明豊・太田虎次朗”. 日刊スポーツ (2021年4月1日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “【巨人】太田龍、右肘手術、キャッチボール再開まで2か月程度”. スポーツ報知 (2021年4月2日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “【巨人】先発・太田龍が実戦復帰 3軍戦で1回零封”. スポーツ報知 (2021年8月11日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “【巨人】太田龍200万減の880万円でサイン 2年連続1軍登板なしで19%ダウン”. スポーツ報知 (2021年11月26日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ “【巨人】太田龍、80万円減で契約更改 3年連続1軍登板なしも「来年に向けて課題が見えた」”. 日刊スポーツ (2022年11月21日). 2022年11月21日閲覧。
- ^ “コーチ、選手の背番号追加・変更について”. 読売巨人軍 (2022年12月14日). 2022年12月14日閲覧。
- ^ “2023年度 読売ジャイアンツ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2023年11月8日閲覧。
- ^ “巨人が山本一輝投手、高田竜星投手、保科広一外野手ら育成6選手に戦力外を通告”. スポーツニッポン. (2023年11月8日) 2023年11月8日閲覧。
- ^ 「【トライアウト】バースデー登板の巨人・太田龍がフォークで3者連続Kの快投」『スポーツ報知』2023年11月15日。2023年11月16日閲覧。
- ^ “【巨人】19年ドラフト2位の太田龍投手が現役引退決断…今後は球団職員”. スポーツ報知 (2023年12月7日). 2023年12月7日閲覧。
- ^ “巨人戦力外右腕が引退決断 2019年ドラ2も1軍登板なし「叶いませんでした」”. Full-Count (2023年12月30日). 2023年12月30日閲覧。
- ^ a b “16年「九州四天王」最後の逸材 太田龍、今秋ドラフトの主役に!”. 西日本新聞社. (2019年2月8日) 2020年5月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 太田龍 (@ryuota1115) - X(旧Twitter)
- 太田龍 (@ryuohta1115) - Instagram