大河原駅 (京都府)
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大河原駅 | |
---|---|
駅舎(2006年11月) | |
おおかわら Ōkawara | |
◄月ケ瀬口 (4.0 km) (5.4 km) 笠置► | |
所在地 | 京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字欠ヶ原 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■関西本線 |
キロ程 |
108.8 km(名古屋起点) 亀山から48.9 km |
電報略号 | オワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2[1]線 |
乗車人員 -統計年度- |
38人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)11月11日[2] |
備考 | 簡易委託駅 |
大河原駅(おおかわらえき)は、京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字欠ヶ原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1897年(明治30年)11月11日:関西鉄道の路線として、上野駅(現在の伊賀上野駅) - 加茂駅間が開通した際に、同社の駅(一般駅)として開業[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化[2]。官営鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、関西本線の所属となる[3]。
- 1953年(昭和28年)8月15日:南山城水害で駅舎が流失[4]。玉水駅も同様。
- 1954年(昭和29年)3月31日:駅舎再建[5]。
- 1970年(昭和45年)8月1日:貨物営業廃止(旅客駅となる)[2]。
- 1983年(昭和58年)5月1日:荷物扱い廃止[6]、駅員無配置駅となる[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2021年(令和3年)
鉄道唱歌
[編集]鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)、大和田建樹作詞)11番の歌詞にて、大河原駅と笠置駅の間にある木津川橋梁が登場する。
水をはなれて六丈の 高さをわたる鐵の橋 すぐればここぞ大河原 河原の岩のけしきよさ
現在では、駅付近の木津川の河原に岩は見当たらない。
-
土砂と流木に埋もれた構内に、駅名標だけが残っていた(1953年8月15日)
-
崩落した線路(同日。『アサヒグラフ』 1953年9月2日号より)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ交換可能駅[1]で地上駅。場内・出発の各信号機とも一方向のみの設置のため、逆線入線はできない。駅舎は加茂方面行ホーム側にあり、亀山方面行ホームへは無蓋の跨線橋にて連絡している。
簡易委託駅であるが、無人となる時間帯がある。なお、当駅には自動券売機は設置されていないため、乗車券の発行は窓口発券のみである。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | 関西本線 | 下り | 加茂・奈良方面[9] |
反対側 | 上り | 柘植・亀山方面[9] |
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
利用状況
[編集]京都府統計書によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。関西本線で最も利用者の少ない駅である。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 244 |
2000年 | 222 |
2001年 | 211 |
2002年 | 200 |
2003年 | 121 |
2004年 | 110 |
2005年 | 104 |
2006年 | 104 |
2007年 | 99 |
2008年 | 93 |
2009年 | 77 |
2010年 | 66 |
2011年 | 66 |
2012年 | 71 |
2013年 | 68 |
2014年 | 63 |
2015年 | 63 |
2016年 | 60 |
2017年 | 52 |
2018年 | 44 |
2019年 | 38 |
駅周辺
[編集]駅前を京都府道82号線が通り、その府道に沿って木津川が流れる。旧大和街道はその対岸を通っており、対岸とは沈下橋の恋路橋で結ばれている。駅東側には村役場・文化会館(やまなみホール)・郵便局・農産物直売所がある[1]。駅から西へ進むと笠置町運動公園に至るが、同運動公園は駅からやや離れた所にある。
- 南山城村役場[1]
- 南山城村農林産物直売所
- 南山城郵便局
- やまなみホール[1]
- 真輪院[10]
- リバーアドベンチャークラブ 大河原カヌーハウス
- 国道163号(北大河原バイパス)[注釈 1][11]
- 京都府道82号上野南山城線[注釈 2]
- 旧大和街道
- 相楽東部広域バス「大河原駅」停留所[12] - やまなみ交通「村タク」(デマンドタクシー)[13]も経由
- 木津川
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、21頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、339頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部(編)、2009年8月30日、曽根悟(監修)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、13頁。
- ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P71(写真)、191(年表)
- ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P193(年表)
- ^ “日本国有鉄道公示第18号”. 官報 (16871). (1983年4月30日)
- ^ “「通報」●関西本線月ケ瀬口駅ほか1駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年4月30日)
- ^ 『関西本線 加茂駅〜亀山駅間 ICOCAエリア拡大日決定! 〜2021年3月13日サービス開始〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年1月19日。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ a b “大河原駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ “村を歩く 真輪院”. 村へ行こう!. 南山城村体験観光推進協議会. 2023年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
- ^ “一般国道163号(北大河原バイパス)” (PDF). 京都府 山城広域振興局建設部. 2022年4月16日閲覧。
- ^ “運行ダイヤ(2023年3月1日改正)” (PDF). 京都府. 2023年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月7日閲覧。 “(※運休日は「相楽東部広域バスの運行 - 京都府」より引用)”
- ^ “8.4 地域公共交通の位置づけと役割” (PDF). JR関西本線(加茂以東)沿線地域公共交通計画 令和4年3月. 京都府. pp. 36-37 (2022年3月). 2023年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月7日閲覧。 “(※運行エリアに関する簡略図)”
- ^ “村を歩く 恋路橋”. 村へ行こう!. 南山城村体験観光推進協議会. 2023年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
- ^ “村を歩く 恋志谷神社”. 村へ行こう!. 南山城村体験観光推進協議会. 2023年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大河原駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道