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勝川春林

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勝川 春林(かつかわ しゅんりん、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

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勝川春章の門人、「春鱗」とも。作画期は天明 から寛政にかけてとされ、作に黄表紙の挿絵や肉筆美人画が残る[1]

作品

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版本挿絵

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肉筆画

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作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 落款・印章 備考
三都美人図 絹本着色 3幅対 98.5x32.1(各) ボストン美術館 寛政年間 各幅に款記「勝川春林画」/「春林尤画」朱文鼎印 賛者不明[2]
五美人図 絹本着色 1幅 55x33 心遠館(プライス・コレクション) 款記「勝川春鱗画」/「春林之印」朱文鼎印[3]
三美人図 紙本着色 1幅 38.7x50.2 心遠館(プライス・コレクション) 款記「勝川春林画」/朱筆花押

脚注

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  1. ^ 以上『原色浮世絵大百科事典』第二巻120頁「春林」に拠る。
  2. ^ 辻惟雄監修 『ボストン美術館 肉筆浮世絵 第二巻』 講談社、2000年9月26日、No.78~80、ISBN 4-06-270552-4。
  3. ^ 『米国・心遠館コレクション 近世日本絵画集成』。以下「三美人」も同じ。

参考文献

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  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※120頁
  • 『米国・心遠館コレクション 近世日本絵画集成』 京都書院、1984年 ※194 - 196頁、318頁