利用者:背番号９/出演者一覧記事の作成ガイドライン

現在参加しているWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト放送番組の各位の議論を一定の成果としまとめるために作成しています。個人のページですが、各位の編集を歓迎します。また、このガイドラインはまだ草稿段階であり、大胆な編集も推奨されます。議論は、Wikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト放送番組#出演者一覧の作成ガイドラインでお願いします。

この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。

出演者一覧の作成ガイドライン（タイトル）

このガイドラインは、テレビ番組やラジオ番組等の出演者一覧に関して、どのように作成すればよいかについてのアドバイスです。独立したページ（一覧系記事）になっている出演者一覧、番組説明の記事内の出演者一覧の両方に適用できます。

アドバイスですから厳守する必要はありません。しかし、このガイドラインを参考にすることにより、ウィキペディアに記載されうる「百科事典の一覧」として認められるような出演者一覧を作成、編集するのに役立つでしょう。また、秀逸な一覧として出演者一覧を成長させるための参考にもなるでしょう。

出演者一覧も当然一覧系記事ですので、Wikipedia:一覧系記事の作成ガイドラインもあわせて参照することを推奨します。

出演者一覧作成に際し留意すべきこと

出演者一覧に限らず、一覧系記事は、文章表現を工夫する必要がなく、細かな事実を確認したりする必要もありません。そのため、他の一般記事に較べて作成や編集が非常に簡単です。特に出演者一覧は、テレビ番組やラジオ番組等を見たり聴いたりするだけで、誰でもすぐに編集に参加できます。そのため、多くの人が関われます。また、多くの出演者一覧がウィキペディア内に存在します。しかも、出演者一覧は容易に参加できるにも関わらず、執筆者は一定の成果を出した気になれます。また社会に貢献したという満足感に浸ることもできます。

しかし、ウィキペディアは百科事典です。百科事典としての質の維持・向上のためには、質の低い「単なるデータベース」にすぎない出演者一覧を濫造しないように、執筆者は十分に留意する必要があります。

出演者一覧の成立条件

出演者一覧をウィキペディアに載せるには、以下の条件の少なくとも一方を満たす必要があります。

元の番組説明の記事に不可欠な存在であること。
「百科事典に記載する一覧」として十分な価値があること。

また、出演者一覧に記載すべき人物は、当然著名人に限られます。人物の特筆性の基準はWikipedia:特筆性 (人物)を参照下さい。

番組説明の記事に不可欠という位置づけを逸脱し、質的にもデータベースレベルを脱しきれない出演者一覧は、百科事典であるウィキペディア内に存在する意義がありません。実際、幾つもの出演者一覧系記事が削除されています。

番組説明の記事に不可欠であること

出演者一覧は、独立ページとして存在していたとしても、あくまで元の番組説明の一部分です。元の番組記事のための出演者一覧であることを忘れてはなりません。そのため、出演者一覧を作成・編集する場合には、元の番組や、その番組記事との関係を考える必要があります。それを忘れ、出演者一覧記事を作成がしたいがために、出演者一覧記事を作成するのでは、本末転倒です。逆に、元の番組説明の記事に不可欠な出演者一覧でしたら「百科事典の記事に不可欠な一覧」として、例えデータベースレベルの出演者一覧でも存在意義があります。

番組の特筆性

まずは、作成しようとする出演者一覧の元の番組が、社会的に関心のある番組かどうかをよく考えて下さい。また、単にその番組だけでなく、出演者一人一人まで社会的な関心が及ぶような番組かどうかを考えてみてください。ただし、一地方のローカル番組であっても、その地方で非常に高い関心があれば、日本全国に知られている必要はありません。

また、現在進行中の番組の一覧を作ることには慎重である必要があります。その番組が何年も続けられている長寿番組で無ければ、その番組の重要性や評価は百科事典に一覧を特記するほどの価値があるかどうか、判断が難しいからです。よほど重要な番組と認められなければ、終了した番組もしくは2年以上（期間は議論します）続いた番組の出演者一覧に限ることが妥当だと考えられます。

番組説明に不可欠・有効であること

次に、その番組記事の説明に出演者一覧を紹介する必要はあるかどうかをよく考えてみてください。元の番組記事の説明に必要な「特記すべき一覧記事」または「特記すべき出演者」の一覧記事かどうかよく考えてみてください。元の番組説明に必要ない出演者一覧は、その存在意義が忘れられ、編集者の単なる遊び場と化してしまいます。

出演者一覧を作成するほどでないと判断できる例

出演者一覧だけ突出－元の番組のウィキペディアでの記事の説明が不十分であるのに、出演者記事だけ充実しているようなら、明らかにバランスを欠いています。目的を見失い出演者一覧作成だけが進められる、本末転倒な状態になっている可能性が大きいでしょう。
無くても困らない－出演者一覧がなくても、元の番組記事の説明にさして問題が無い場合、もしくは少数の重要な出演者に関する説明で充分な場合、その出演者一覧は元の番組記事にとって必要ない存在ということでしょう。
出演者が非著名人－出演者一覧に記載される人物は著名人であることが求められます。赤リンクや、記載できない非著名人が多く存在するようなら、その一覧の存在自体を疑ってみていいでしょう。

一覧としての質的向上

番組の説明として不可欠な出演者一覧であっても、百科事典の一覧として質的に向上することは常に求められます。また、仮に元の番組記事への必要性が不十分な出演者一覧であっても、単独で充分な社会的要求や質を保持していれば、「百科事典に載せうる一覧記事」として存在意義が成立する可能性があります。

有意義な情報を併記

出演者一覧記事が、単なる出演者の名前や出演日等の一覧にするのではなく、それに伴う有意義な情報を併せて記載していることが、（必須ではありませんが）期待されます。たとえば、歌番組であれば曲名等の記載が考えられます。ただし、記載する内容は、独自研究に陥らない、検証可能な情報源の確保に留意する必要があります。

可読性

せっかく一覧を作るなら、できれば綺麗にしてみて下さい。百科事典の記事として利用者への配慮を考え、読みやすさや、見た目も重要です。例えば、表を活用してみてください。例えば出演者を出演日、50音順、出演回数等で分類分けする場合も、利用者にとっての利便性を第一に考えて下さい。

検証可能性

テレビやラジオ番組で放送された内容は、確かに社会一般に広く知られた公知の情報です。しかしテレビやラジオ等の情報は一過性のものであり、後から誰でも検証できる類の情報ではありません。そのため、テレビやラジオ番組の情報だけを基にウィキペディアに記載することは、検証可能性に問題があります。

出演者一覧を作成する際にも、検証可能な情報源を確保することには充分ご留意下さい。当然、DVDや図書館などのアーカイブなどで、検証可能性が担保された情報があれば、出典を明記した上で、情報源として活用することには問題はありません。

著作権

出演者一覧を作成する場合、前述の通り番組のDVDや、あるいは番組のウェブページなどを活用する場合があるかもしれません。それらの情報を活用する際には、著作権にも十分留意して下さい。