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全国高等学校野球選手権愛知大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全国高等学校野球選手権愛知大会
岡崎市民球場
競技 野球
大会形式 トーナメント
開始年 1948年
主催 愛知県高等学校野球連盟
朝日新聞社
会場 熱田神宮公園野球場
名古屋市瑞穂公園野球場
岡崎市民球場
小牧市総合運動場野球場
平島公園野球場
豊橋市民球場
豊田市運動公園野球場
刈谷球場
春日井市民球場
阿久比球場
開催期間 7月
参加数 173校(2024年。連合チームを1校としてカウント。)
前回優勝 中京大中京(2024年)
最多優勝 中京大中京
公式サイト
愛知県高等学校野球連盟
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全国高等学校野球選手権愛知大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんあいちたいかい)は、愛知県で行われる全国高等学校野球選手権大会の地方大会。

歴史

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1947年第29回)まで愛知県勢は東海大会に参加。1915年第1回)は三重県勢に決勝で敗れて全国大会出場を逃した愛知県勢だったが、1916年第2回)から1935年第21回)まで20回連続優勝するなど、府県レベルの大会にとどまった1941年第27回)を除いて28回行われた東海大会は、愛知県勢の優勝24回、岐阜県勢の優勝3回、三重県勢の優勝1回と愛知県勢が圧倒していた。

年度 参加県
東海大会
1915年(第1回) 愛知・岐阜・三重
1916年(第2回) 静岡・愛知・岐阜・三重
1917年(第3回) 愛知・岐阜・三重
1918年(第4回) 静岡・愛知・岐阜・三重
1919年(第5回) 愛知・岐阜・三重
1920年(第6回) - 1922年(第8回) 静岡・愛知・岐阜・三重
1923年(第9回) - 1940年(第26回) 愛知・岐阜・三重
1946年(第28回) - 1947年(第29回)

1948年第30回)から単独代表となり、1998年第80回)から大会回数の下1桁が0となる記念大会に限り東愛知・西愛知の2代表となる。

2005年第87回)の準決勝・決勝はナゴヤドームで行われた。地方大会の決勝がドーム球場で行われたのは全国初で、2006年第88回)の決勝もナゴヤドームで行われた。2007年第89回)は雨天順延等の影響で準々決勝がナゴヤドームで行われた。

地方大会の参加校数は1982年第64回)から2009年第91回)まで神奈川県が全国最多だったが[1]2010年第92回)から愛知県が全国最多となった。その後、2012年から2014年および2017年は2位、2018年は全国最多タイ、2019年から単独で全国最多となっている。

使用球場

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準々決勝以降(再抽選後)は、主に岡崎中央総合公園野球場で開催される。

現在

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熱田 瑞穂 岡崎 小牧 一宮
熱田球場
愛知県名古屋市熱田区
瑞穂球場
愛知県名古屋市瑞穂区
岡崎市民球場
愛知県岡崎市
小牧市民球場
愛知県小牧市
一宮市営球場
愛知県一宮市
収容人数:13,000 収容人数:18,600 収容人数:20,000 収容人数:12,000 収容人数:3,200
阿久比 豊橋 豊田 刈谷 春日井
阿久比球場
愛知県知多郡阿久比町
豊橋市民球場
愛知県豊橋市
豊田球場
愛知県豊田市
刈谷球場
愛知県刈谷市
春日井市民球場
愛知県春日井市
収容人数:6,000 収容人数:15,895 収容人数:7,900 収容人数:10,000 収容人数:6,000

過去

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日程

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  • 全国最多の参加校でありながら例年、非常に厳しい日程で行われている。6月末もしくは7月第1週に開幕し、海の日を越えて夏休みとなるまで平日開催が行われないのがその理由である。(夏休み前には1・2回戦しか消化されない。)そのため、大会序盤で雨天順延などがあると決勝まで最大6連戦などの過密な日程が組まれることもあり、選手への負担増加など問題は多い。
  • 毎年のように順延し、過密な日程を強いられることから県高野連にも開幕の前倒しや平日開催などを求める声は多いものの、県教育委員会や校長会の意向で、期末試験前の開催や学校がある期間の平日開催は行われないでいる。(東海地方では夏休み前は平日開催されない県が多い。)
  • 2019年(令和元年)は、上記の過密日程を避けるためか、雨天延期日ではあるものの、7月9日(火)・16日(火)・17日(水)の平日に試合が行われた。

2代表時の地域区分

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歴代代表校

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愛知代表校の全国大会成績については「全国高等学校野球選手権大会 (愛知県勢)」を参照

年度 県勢参加 代表校(出場回数) 決勝スコア 準優勝校 全国大会
東海大会
1915年(第1回大会 2校 山田中(三重) 5-4 愛知四中 -
1916年(第2回大会 3校 愛知四中(初出場) 5-4 愛知一中 1回戦
1917年(第3回大会 8校 愛知一中(初出場) 14-1 愛知二師範 優勝
1918年(第4回大会 4校 愛知一中(2年連続2回目) 13-3 明倫中 (中止)
1919年(第5回大会 4校 愛知一中(3年連続3回目) 19-1 岐阜中 1回戦
1920年(第6回大会 6校 愛知一中(4年連続4回目) 7-1 四日市商 ベスト8
1921年(第7回大会 9校 明倫中(初出場) 3-0 愛知五中 2回戦(初戦)
1922年(第8回大会 11校 名古屋商(初出場) 9-3 明倫中 1回戦
1923年(第9回大会 13校 愛知一中(3年ぶり5回目) 19-2 岐阜師範 2回戦(初戦)
1924年(第10回大会 18校 愛知一中(2年連続6回目) 9-0 熱田中 2回戦(初戦)
1925年(第11回大会 19校 愛知一中(3年連続7回目) 12-1 熱田中 2回戦(初戦)
1926年(第12回大会 20校 愛知商(初出場) 15-4 愛知一中 1回戦
1927年(第13回大会 17校 愛知商(2年連続2回目) 7-0 津中 ベスト4
1928年(第14回大会 20校 愛知商(3年連続3回目) 8-7 愛知一中 ベスト8
1929年(第15回大会 24校 愛知一中(4年ぶり8回目) 13-1 豊橋中 1回戦
1930年(第16回大会 28校 愛知商(2年ぶり4回目) 1-0 中京商 2回戦(初戦)
1931年(第17回大会 27校 中京商(初出場) 4-0 岐阜商 優勝
1932年(第18回大会 27校 中京商(2年連続2回目) 2-0 享栄商 優勝
1933年(第19回大会 28校 中京商(3年連続3回目) 8-0 岐阜商 優勝
1934年(第20回大会 28校 享栄商(初出場) 3-2 岐阜商 2回戦
1935年(第21回大会 27校 愛知商(5年ぶり5回目) 2-0 岡崎中 ベスト4
1936年(第22回大会 29校 岐阜商(岐阜) 2-0 享栄商 -
1937年(第23回大会 29校 中京商(4年ぶり4回目) 2-0 岐阜商 優勝
1938年(第24回大会 28校 岐阜商(岐阜) 3-2 東邦商 -
1939年(第25回大会 30校 東邦商(初出場) 6-3 愛知一中 1回戦
1940年(第26回大会 31校 東邦商(2年連続2回目) 7-6 中京商 ベスト8
1941年(第27回大会 なし (中止)
1946年(第28回大会 32校 愛知商(11年ぶり6回目) 3-2 中京商 2回戦
1947年(第29回大会 52校 岐阜商(岐阜) 6-0 岐阜一中 -
愛知大会
1948年(第30回大会 59校 享栄商(14年ぶり2回目) 5-1 豊橋 ベスト8
1949年(第31回大会 58校 瑞陵(3年ぶり7回目) 12-2 犬山 1回戦
1950年(第32回大会 59校 瑞陵(2年連続8回目) 6-3 一宮 1回戦
1951年(第33回大会 63校 豊橋商(初出場) 5-4 愛知 2回戦(初戦)
1952年(第34回大会 63校 愛知(初出場) 2-1 豊橋時習館 2回戦
1953年(第35回大会 64校 中京商(16年ぶり5回目) 3-0 豊橋商 ベスト4
1954年(第36回大会 65校 中京商(2年連続6回目) 12-1 瑞陵 優勝
1955年(第37回大会 66校 中京商(3年連続7回目) 4-1 東邦商 ベスト4
1956年(第38回大会 69校 中京商(4年連続8回目) 6-4 豊橋時習館 ベスト8
1957年(第39回大会 70校 津島商工(初出場) 2-0 中京商 1回戦
1958年(第40回大会 69校 中京商(2年ぶり9回目) 10-1 愛知 2回戦(初戦)
1959年(第41回大会 72校 中京商(2年連続10回目) 3-2 一宮商 1回戦
1960年(第42回大会 72校 享栄商(12年ぶり3回目) 5-2 豊橋工 1回戦
1961年(第43回大会 73校 中京商(2年ぶり11回目) 6-4 享栄商 ベスト8
1962年(第44回大会 73校 中京商(2年連続12回目) 2-0 豊田西 ベスト4
1963年(第45回大会 77校 中京商(3年連続13回目) 3-1 一宮商 3回戦
1964年(第46回大会 81校 大府(初出場) 3-2 名古屋電工 2回戦
1965年(第47回大会 83校 東邦(25年ぶり3回目) 4-0 津島商工 ベスト8
1966年(第48回大会 83校 中京商(3年ぶり14回目) 4-3 東邦 優勝
1967年(第49回大会 85校 中京(2年連続15回目) 6-0 愛知 ベスト4
1968年(第50回大会 86校 享栄(8年ぶり4回目) 6-0 名古屋電工 1回戦
1969年(第51回大会 89校 東邦(4年ぶり4回目) 10-0 豊田西 1回戦
1970年(第52回大会 91校 東邦(2年連続5回目) 1-0 中京 ベスト8
1971年(第53回大会 95校 東邦(3年連続6回目) 2-1 享栄 1回戦
1972年(第54回大会 96校 中京(4年ぶり16回目) 11-5 東邦 ベスト8
1973年(第55回大会 103校 東邦(2年ぶり7回目) 5-1 大府 2回戦(初戦)
1974年(第56回大会 106校 名古屋電工(初出場) 6-2 中京 2回戦(初戦)
1975年(第57回大会 112校 国府(初出場) 4-1 愛知 1回戦
1976年(第58回大会 122校 中京(4年ぶり17回目) 5-0 岡崎工 ベスト8
1977年(第59回大会 126校 東邦(4年ぶり8回目) 6-1 名古屋電気 準優勝
1978年(第60回大会 129校 中京(2年ぶり18回目) 2-1 東邦 ベスト4
1979年(第61回大会 138校 中京(2年連続19回目) 6-3 名古屋電気 3回戦
1980年(第62回大会 145校 大府(16年ぶり2回目) 3-0 享栄 2回戦
1981年(第63回大会 150校 名古屋電気(7年ぶり2回目) 3-2 愛知 ベスト4
1982年(第64回大会 150校 中京(3年ぶり20回目) 6-3 享栄 ベスト4
1983年(第65回大会 153校 中京(2年連続21回目) 3-1 享栄 ベスト8
1984年(第66回大会 159校 享栄(16年ぶり5回目) 4-3 東邦 1回戦
1985年(第67回大会 163校 東邦(8年ぶり9回目) 8-4 愛工大名電 1回戦
1986年(第68回大会 167校 享栄(2年ぶり6回目) 2-0 東邦 3回戦
1987年(第69回大会 168校 中京(4年ぶり22回目) 6-3 東邦 ベスト8
1988年(第70回大会 171校 愛工大名電(7年ぶり3回目) 8-7 名城大付 3回戦
1989年(第71回大会 172校 東邦(4年ぶり10回目) 8-0 豊田西 1回戦
1990年(第72回大会 175校 愛工大名電(2年ぶり4回目) 5-4 中京 1回戦
1991年(第73回大会 176校 東邦(2年ぶり11回目) 7-0 愛工大名電 1回戦
1992年(第74回大会 178校 東邦(2年連続12回目) 15-5 中京 ベスト4
1993年(第75回大会 181校 享栄(7年ぶり7回目) 3-0 豊田西 1回戦
1994年(第76回大会 181校 愛知(42年ぶり2回目) 4-0 名古屋第一 3回戦
1995年(第77回大会 181校 享栄(2年ぶり8回目) 3-2 愛工大名電 2回戦
1996年(第78回大会 180校 愛産大三河(初出場) 3-0 愛知 1回戦
1997年(第79回大会 181校 豊田大谷(初出場) 9-5 豊橋南 2回戦
1998年(第80回大会 東83校 豊田大谷(2年連続2回目) 5-0 大府 ベスト4
西94校 愛工大名電(8年ぶり5回目) 16-13 東邦 1回戦
1999年(第81回大会 179校 東邦(7年ぶり13回目) 3-0 愛工大名電 1回戦
2000年(第82回大会 181校 中京大中京(13年ぶり23回目) 11-3 豊田西 2回戦
2001年(第83回大会 185校 弥富(初出場) 9-7 豊田西 1回戦
2002年(第84回大会 186校 東邦(3年ぶり14回目) 4-2 中京大中京 2回戦
2003年(第85回大会 186校 愛工大名電(5年ぶり6回目) 3-0 豊川 2回戦(初戦)
2004年(第86回大会 188校 中京大中京(4年ぶり24回目) 6-4 豊川 ベスト8
2005年(第87回大会 187校 愛工大名電(2年ぶり7回目) 9-0 豊田大谷 1回戦
2006年(第88回大会 188校 愛工大名電(2年連続8回目) 4-0 愛産大三河 1回戦
2007年(第89回大会 184校 愛工大名電(3年連続9回目) 7-5 中京大中京 1回戦
2008年(第90回大会 東84校 大府(28年ぶり3回目) 3-1 成章 1回戦
西100校 東邦(6年ぶり15回目) 12-9 愛知啓成 3回戦
2009年(第91回大会 184校 中京大中京(5年ぶり25回目) 5-0 刈谷 優勝
2010年(第92回大会 188校 中京大中京(2年連続26回目) 7-2 愛知啓成 2回戦
2011年(第93回大会 188校 至学館(初出場) 4-3 愛工大名電 1回戦
2012年(第94回大会 189校 愛工大名電(5年ぶり10回目) 3-2 東邦 1回戦
2013年(第95回大会 189校 愛工大名電(2年連続11回目) 2-1 愛知黎明 1回戦
2014年(第96回大会 189校 東邦(6年ぶり16回目) 4-2 栄徳 2回戦
2015年(第97回大会 189校 中京大中京(5年ぶり27回目) 4-3 愛工大名電 3回戦
2016年(第98回大会 190校 東邦(2年ぶり17回目) 7-2 愛工大名電 3回戦
2017年(第99回大会 188校 中京大中京(2年ぶり28回目) 9-1 栄徳 1回戦
2018年(第100回大会 東85校 愛産大三河(22年ぶり2回目) 3-1 西尾東 1回戦
西101校 愛工大名電(5年ぶり12回目) 9-4 東邦 3回戦
2019年(第101回大会 188校 (初出場) 8-1 桜丘 1回戦
2020年(独自大会 182校 中京大中京(出場なし) 1-0 愛知産大工 (中止)
2021年(第103回大会 179校 愛工大名電(3年ぶり13回目) 8-5 享栄 1回戦
2022年(第104回大会 175校 愛工大名電(2年連続14回目) 7-4 東邦 ベスト8
2023年(第105回大会 173校 愛工大名電(3年連続15回目) 4-3 中京大中京 1回戦
2024年(第106回大会 173校 中京大中京(7年ぶり29回目) 7-3 東邦 2回戦
  • 参加校数は日本高野連の発表に基づき連合チームを1校としてカウント。

放送体制

[編集]

脚注

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  1. ^ 高校野球参加校数、29年ぶりに2位転落/神奈川”. 神奈川新聞 (2010年7月10日). 2024年8月27日閲覧。
  2. ^ 2024年は、前年に発生したスコアボードの故障により使用されていない。
  3. ^ a b 他に埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫が2代表制となる。
  4. ^ 2021年東京オリンピック中継と日程が重なり当日深夜に録画放送。2024年パリオリンピック中継と日程が重なり16:30で打ち切り。
  5. ^ 2021年は東京オリンピック中継と日程が重なりラジオ中継は無く、テレビで決勝のみサブチャンネルで放送
  6. ^ 通常は準々決勝まで、2021年は準決勝まで中継(前述の通りNHKが放送を行わないため)

関連項目

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外部リンク

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