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五十嵐丈吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いからし じょうきち

五十嵐 丈吉
生誕 (1902-01-26) 1902年1月26日
日本の旗 日本 新潟県
死没 (2013-07-23) 2013年7月23日(111歳没)
日本の旗 日本 新潟県三条市
死因 肺炎
住居 日本の旗 日本 新潟県三条市
職業 農家
著名な実績 日本男性最長寿
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五十嵐 丈吉(いからし じょうきち、1902年〈明治35年〉1月26日[1] - 2013年〈平成25年〉7月23日)は、新潟県三条市在住だった長寿の男性。存命人物のうち日本における男性最高齢だった。

経歴・人物

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1902年(明治35年)1月26日、三条市で6人兄弟の長男として生まれた[2]

小学校を卒業後、農業で生計を立てる。病気がちだった妻のミテ(1973年に68歳で死去)や、孫の面倒をみるため50代で隠居。酒やたばこはせず、趣味の菊づくりに励み、左大腿部を骨折する91歳までは庭の松の木に登り、枝にはさみを入れていた[3]をよく使うため、長男はそれが長寿の秘訣ではないかと思うと語っていた[3]

2008年(平成20年)に特別養護老人ホーム「つかのめの里」に入所[4]。110歳の誕生日には万歳するなど元気だったが、それ以降は食欲が落ち、流動食をとることが多かった。

2013年(平成25年)6月12日木村次郎右衛門が116歳54日で亡くなり、111歳137日で存命中の日本の男性最高齢と認定された。世界でもサルスティアーノ・サンチェスに次いで2番目の高齢の男性であった。135日年上だったジェームズ・マッコーブレーの死去後の18日間は(サルスティアーノ・サンチェスの年齢が正式に確認されていなかったため)、老人学研究団体ジェロントロジー・リサーチ・グループにより一時的に存命中の最高齢の男性と認定されていた[1]

男性日本最高齢になった時点で、子供4人、孫11人、曾孫22人、玄孫1人がいた[5]

男性日本最高齢になった41日後の2013年(平成25年)7月23日午前11時6分、肺炎のため死去[6][7][8][9][10]。111歳178日だった。これにより男性日本最高齢は110歳168日の百井盛となった[11]。日本では1902年生まれ最後の男性であった。

脚注

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  1. ^ a b Validated Living Supercentenarians”. Gerontology Research Group. 2013年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。June 18, 2013閲覧。
  2. ^ 国内最高齢の男性死去=111歳の五十嵐丈吉さん―新潟”. Yahoo!ニュース (2013年7月23日). 2013年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  3. ^ a b 国内男性最高齢に五十嵐丈吉さん 111歳、食事に欠かさず酢 新潟”. Yahoo!ニュース (2013年6月13日). 2013年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月11日閲覧。
  4. ^ 訃報:五十嵐丈吉さん 111歳=男性の国内最高齢”. 毎日新聞 (2013年7月24日). 2013年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  5. ^ “国内男性最高齢に五十嵐丈吉さん 111歳、食事に欠かさず酢 新潟”. MSN産経ニュース. (2013年6月13日). オリジナルの2013年6月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130621133428/http://sankei.jp.msn.com/region/news/130613/ngt13061302110000-n1.htm 2013年6月21日閲覧。 
  6. ^ 国内最高齢111歳の男性が死去/新潟の五十嵐さん”. 四国新聞社 (2013年7月27日). 2020年12月17日閲覧。
  7. ^ 国内男性最高齢の五十嵐さん死去、111歳”. 日本経済新聞 (2013年7月24日). 2020年11月3日閲覧。
  8. ^ 国内最高齢の男性死去=111歳の五十嵐丈吉さん-新潟”. 時事ドットコム (2013年7月23日). 2013年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月10日閲覧。
  9. ^ 男性の国内最高齢、五十嵐丈吉さん死去 111歳”. 朝日新聞 (2013年7月23日). 2013年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月11日閲覧。
  10. ^ 国内最高齢男性111歳で死去、新潟の五十嵐丈吉さん”. スポニチAnnex (2013年7月24日). 2013年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月11日閲覧。
  11. ^ 男性の国内最高齢、111歳の五十嵐丈吉さん死去”. MSN産経ニュース (2013年7月23日). 2013年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月11日閲覧。

関連項目

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  • 大川ミサヲ(同時期の女性の世界最高齢)
  • 渡邉智哲(新潟県在住で存命中の世界男性最高齢だった人物)
記録
先代
木村次郎右衛門
日本の旗 存命男性のうち日本最高齢
2013年6月12日 - 2013年7月23日
次代
百井盛