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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する子音字母のひとつ。13番目の字母(1751年の『三韻声彙』以降。『訓民正音』当時は最初の「ㄱ」から濃音を含めなければ8番目、濃音も含めれば11番目[1])。名称はピウ피읖)。

筆順

音声

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有気両唇閉鎖音/pʰ/の発音を表す。朝鮮語の破裂音には気音を伴うかそうでないか、喉頭緊張(テンス)を伴うかそうでないかによって三系統が存在する。この字母は気音を伴った破裂音(激音)を表している。

初声(語頭)では [pʰ]終声では 内破音[p̚] = [p_<](X-SAMPA)である。

外来語の音訳には、無声音の p のほか、 f にも使用される(例:Craft크래프트)。ただし日本語の「」は、国立国語院表記法では「」で表すことが定められている(例:深谷후카야)。

音価 終声字 複合終声字
, ,
, , , , , ,    
, (),
, , , , ()  
,  
 
   

訓民正音

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訓民正音』初声体系では次清唇音に分類されており、訓民正音の世宗序では「唇音如漂字初發聲」と規定されている。その字形は『訓民正音解例』制字解によるとに筆画を加えて作った加画字とされる。

訓蒙字会』(1527年)では初声独用8字に含まれており、、皮)と名付けた。ピウという名称は1933年朝鮮語綴字法統一案で名付けられたものである。

ラテン文字転写

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文化観光部2000年式ではpマッキューン=ライシャワー式ではp'と表記される。終声はどちらの方式でもpと表記される。

文字コード

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Unicodeにおける文字コード
名称 用途 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER PHIEUPH 単体 U+314D &#12621;
HANGUL CHOSEONG PHIEUPH 初声用 U+1111 &#4369;
HANGUL JONGSEONG PHIEUPH 終声用 U+11C1 &#4545;

脚注

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  1. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。