ロバート・W・チェンバース
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ロバート・W・チェンバース(Robert W. Chambers, 1865年5月26日 - 1933年12月16日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン生まれのホラー小説家、大衆小説家。マサチューセッツ州ロードアイランドの創設者であるロジャー・ウィリアムズの直系の子孫。
生涯
[編集]パリのアカデミー・ジュリアンで美術を学んだ。帰米して画家、イラストレータとして『ライフ』誌や『ヴォーグ』誌のイラストを描いていたが、作家に転身し、1894年に『In the Quarter』で小説家としてデビュー。ホラーのほか、ファンタジーや歴史小説、女性向けの恋愛小説など大衆小説を多数執筆。[1]
存命中に「アメリカ」(America、1924、監督:D・W・グリフィス)など14本の作品が映画化された。
有名な著作に、短編集『黄衣の王』や、収録作『黄の印』がある。『黄衣の王』は後にクトゥルフ神話に取り込まれており、作中に登場する本「黄衣の王」は禁断の文献に位置付けられている。
著作リスト
[編集]- 短編集『黄衣の王』(1895年)[2]。BOOKS桜鈴堂(電子書籍ほか、2021年)
- 「名誉修理者」 The Repairer of Reputations
- 「仮面」 The Mask
- 「竜の路地にて」 In the Court of the Dragon
- 「黄の印」 The Yellow Sign
- 「イスの令嬢」 The Demoiselle d'Ys
- 「予言者の楽園」 The Prophets' Paradise
- 「四風の街」 The Street of Four Winds
- 「初弾の街」 The Street of the First Shell
- 「草原の聖母の街」 Street of Our Lady of the Fields
- 「行き止まり」 Rue Barrée
- 短編集『The Maker of Moons』(1896年)
- 短編集『The Mystery of Choice』(1896年)
- In Search of the Unknown (1904年)
- The Tracer of Lost Persons (1906年)
- The Tree of Heaven (1907年)
- Police! (1915年)
- 『使者』 The Messenger。BOOKS桜鈴堂(電子書籍ほか、2013年)、日本オリジナルの連作短編集。