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レオ・G・キャロル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レオ・G・キャロル
Leo G. Carroll
Leo G. Carroll
本名 Leo Gratten Carroll
別名義 レオ・キャロル
生年月日 (1892-10-25) 1892年10月25日
没年月日 (1972-10-16) 1972年10月16日(79歳没)
出生地 イングランドの旗 イングランド ノーサンプトンシャー州ウィードンベック英語版
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ハリウッド
国籍 イギリスの旗 イギリス
身長 178 cm
職業 俳優
ジャンル 舞台、映画、テレビ
活動期間 1912年 – 1968年
配偶者 エディス・ナンシー・ド・シルヴァ(1926年 - 1972年)
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レオ・G・キャロル(Leo G. Carroll、1892年[1][2][3]または1886年[4]または1881年[5]10月25日 - 1972年10月16日)は、イングランド俳優

アルフレッド・ヒッチコック監督の6作品(『レベッカ』『断崖』『白い恐怖』『パラダイン夫人の恋』『見知らぬ乗客』『北北西に進路を取れ』)に出演しており、ヒッチコックがハリウッド進出以降に撮った作品に最も多く出演した俳優である(ただし、カメオ出演しているヒッチコック本人を除く)[注 1]

晩年は、テレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』のアレクサンダー・ウェーバリー役で知られる。

来歴

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ノーサンプトンシャー州ウィードンベック英語版出身。1912年に舞台デビューするが第一次世界大戦に従軍したため中断する。

1924年にブロードウェイデビュー。1934年にハリウッドデビュー。1941年にイギリスの舞台劇『ガス燈』(同名映画の原作)のブロードウェイ公演(『Angel Street』と改題)に刑事役で出演。3年にわたるロングランとなる[8]

1972年に肺炎により死去。

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1934 蛍の光
Sadie McKee
フェルプス
逆間諜
Stamboul Quest
クルーガー クレジットなし
白い蘭
The Barretts of Wimpole Street
フォード=ウォーターロー
1937 我は海の子
Captains Courageous
バーンズ クレジットなし
1938 クリスマス・キャロル
A Christmas Carol
幽霊
1939 嵐が丘
Wuthering Heights
ジョセフ
女王エリザベス
The Private Lives of Elizabeth and Essex
エドワード・コーク
恐怖のロンドン塔
Tower of London
ヘイスティングス卿
1940 レベッカ
Rebecca
ベイカー
哀愁
Waterloo Bridge
警官 クレジットなし
1941 断崖
Suspicion
ジョージ・メルベック
1945 Gメン対間諜
The House on 92nd Street
ハマーソン大佐
白い恐怖
Spellbound
マーチソン
1947 永遠のアンバー
Forever Amber
マット
愛の調べ
Song of Love
フリードリヒ・ヴィーク
パラダイン夫人の恋
The Paradine Case
サー・ジョセフ
1949 魅惑
Enchantment
プロウティ
1950 花嫁の父
Father of the Bride
Mr. Massoula
1951 見知らぬ乗客
Strangers on a Train
モートン上院議員
砂漠の鬼将軍
The Desert Fox: The Story of Rommel
ゲルト・フォン・ルントシュテット
1952 キリマンジャロの雪
The Snows of Kilimanjaro
ビル
悪人と美女
The Bad and the Beautiful
ヘンリー・ウィットフィールト
1953 ゴールデン・コンドルの秘宝
Treasure of the Golden Condor
ラウル
悲恋の王女エリザベス
Young Bess
マムズ氏
1955 俺たちは天使じゃない
We're No Angels
フェリックス
世紀の怪物/タランチュラの襲撃
Tarantul
ジェラルド
1956 白鳥
The Swan
シーザー
1959 北北西に進路を取れ
North by Northwest
教授
1961 罠にかかったパパとママ
The Parent Trap
モスビー
1963 逆転
The Prize
バーティル
1965 おかしな気持
That Funny Feeling
オシェイ

テレビシリーズ

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放映年 邦題
原題
役名 備考
1953-1955 Topper コズモ・トッパー 78エピソードに出演
1962-1963 わが道を行く
Going My Way
フィッツギボンズ神父 30エピソードに出演 NHKで1963-1964 に放送
1964-1968 0011ナポレオン・ソロ
The Man from U.N.C.L.E.
アレキサンダー・ウェーバリー 102エピソードに出演
1966-1967 0022アンクルの女
The Girl from U.N.C.L.E.
アレキサンダー・ウェーバリー 29エピソードに出演

脚注

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注釈

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  1. ^ イギリス時代の作品を含めると、7作品に出演しているイングランドの女優クレア・グリート英語版(1871年 - 1939年)がいるが、彼女が最初に出演したヒッチコック作品『Number 13』(1922年)は未完成で公開されていない[6][7]

出典

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  1. ^ レオ・G・キャロル - allcinema
  2. ^ Leo G. Carroll - TCM Movie Database(英語)
  3. ^ Leo G. Carroll - オールムービー(英語)
  4. ^ Leo G. Carroll - Find a Grave(英語)
  5. ^ レオ・G・キャロル - KINENOTE
  6. ^ Whitty, Stephen (9 June 2016) (英語). The Alfred Hitchcock Encyclopedia. Rowman & Littlefield. ISBN 9781442251601. https://books.google.com/books?id=sUkxDAAAQBAJ&q=clare+greet&pg=PA147 
  7. ^ Clare Greet - IMDb(英語)
  8. ^ Angel Street - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)

外部リンク

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