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ポンポラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ポンポラとは、でできた(金属プラスチック製の物を除く)状の物体、あるいは容器の中が詰まっておらず、空洞になっている状態をいう。

概要

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物体として用いられる場合は、液体気体伝導するのに適した容器であることから、水道管煙突として利用される。例えば、庭園の水回りにおいて竹のを抜いたり、木のしんをくりぬいた(とい)を地上あるいは地下に設けて水を引く装置を(かけひ)として使うが、これをポンポラという。また、ガス灯油などを燃やしその熱で木炭を製造したり、陶磁器を焼いたり、あるいは五右衛門風呂を沸かしたり、湿った物を乾燥させる場合に、排煙のためにの上に土管などを縦に積み重ねて煙突として利用するが、これもポンポラという。

空洞状態を指す場合は、単にパイプ状の物(材料を問わない)の中が中空になって中身がない状態を指して用いられる。用法として「ポンポラが詰まって水(煙)が出ない」「ポンポラが細い」「中がポンポラになっている」「あの人の頭の中はポンポラである」など。

ポンポラという言葉は死語になりつつあるが、唯一現代にも「ポンポラ飯」という言葉で生きている。「ポンポラ飯」はアウトドアライフにおいて、ご飯を炊くのに飯盒を用いず、近くに生えている孟宗竹など太い竹の一節を切り出し、中に研いだ米と水を入れ、焚き火に入れて炊きあげるご飯のことである[1]

脚注

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  1. ^ ふれあいパーク大原湖(大原湖キャンプ場). “ポンポラ飯”. 2012年7月13日閲覧。

 1.ぽんぽら-日本国語大辞典   〔名〕筒。竹筒。《ぽんぽら》石川県鹿島郡403山口県大島801周防803愛媛県840《ぼんぼら》富山県中新川郡390石川県鹿島郡411タバコ盆の灰吹き。《ぽんぽら》山口県都濃郡050煙突。

 2.高松の方言    ポンポラの意味=煙突。昔の子ども言葉。煙を吐きだす状態から生まれたものであろう。    https://www.weblio.jp/content/%E3%81%BD%E3%82%93%E3%81%BD%E3%82%89

関連項目

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