ボケ属
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ボケ属 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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下位分類群 | |||||||||||||||||||||
Chaenomeles cathayensis |
ボケ属(Chaenomeles)はバラ科の植物の属である。この属の植物は4種を含み[1]、高さ1-3mの、とげだらけの低木である。ボケがよく知られる。
この属の植物は、中華人民共和国・朝鮮半島・日本といった東アジアに自生している。これらの植物と近い属に、マルメロ(Cydonia oblonga)やカリン(Pseudocydonia sinensis)がある[2]。これらの植物との違いは、葉に鋸歯があり、花の萼片が落ちやすく、元のほうで繋がっていることである。
この属の植物は、葉は互生、単純な形の葉で、鋸歯がある。
冬の終わりごろから春の初めに咲く花は、直径3-4.5cmの大きさで、雄蕊は5つある。色は朱色が多いが、白色や桃色もある。花季は晩冬から早春。
この属の植物は、ドクガの仲間である Euproctis chrysorrhoea やチビガの一種 Bucculatrix pomifoliella といったガの幼虫の食草になる。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Chaenomeles Lindl.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2023年2月23日閲覧。
- ^ カリンをボケ属とすることもある。.
参考資料と外部リンク
[編集]- Chaenomeles speciosa キュー植物園研究部のサイト「Plants for a Future」
- Flowering Quince, Japonica: Chaenomeles speciosa アーカンソー大学農学部「今秋の植物」(アーカイブ版)