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フェラーリ・GTC4ルッソ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェラーリ・GTC4ルッソ
フロント
リア
インテリア
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア マラネロ(モデナ)
販売期間 2016年-2020年
ボディ
ボディタイプ シューティングブレーク
エンジン位置 フロント
駆動方式 四輪駆動
パワートレイン
エンジン 6,262ccV型12気筒NA
3,855ccV型8気筒ツインターボ
最高出力 690PS/8,000rpm
610PS/7,500rpm
最大トルク 697N⋅m/5,750rpm
760N⋅m/3,000rpm
変速機 7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,990mm
全長 4,922mm
全幅 1,980mm
全高 1,383mm
車両重量 1,790kg
系譜
先代 FF
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GTC4ルッソ(Ferrari GTC4 Lusso)はイタリアの高級自動車メーカー、フェラーリが生産した4人乗りのスポーツカー、シューティングブレークである。

概要

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GTC4ルッソ

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フェラーリ初の四輪駆動車となったFFの後継として、2016年3月に行われたジュネーブショーに先立つ同年2月8日に発表された[1]

2010年代以降のフェラーリは、1950年代から1960年代にかけての車名を復活させる傾向にあり、「GTC」は330GTC[2][3]や356GTC、「ルッソ」は250GTCルッソで採用されていたものである[3]。「ルッソ(Lusso)」は、イタリア語で「贅沢」の意。

エンジンはFFと同じく排気量6,262ccV型12気筒自然吸気エンジンをフロントミッドシップに搭載。出力はFFより30馬力増え690馬力となった。FFの特徴である四輪駆動と4シータースタイルは継承され、さらに四輪操舵も装備された。四輪操舵はF12ベルリネッタtdf以来2車種目であり、フェラーリの市販車で四輪駆動と四輪操舵を同時に搭載するのは初である。また「FF」で搭載した電子制御デフのE-Diff、トラクションコントロールのF1-Trac、マグネティックライド・コントロール・サスペンションの3つを統合し、4RM-EVOに進化した。

エクステリアはFFから大きな変更はないものの、ヘッドライト周りは他車種とデザインは共通。両サイドのフィンが追加。4灯のテールランプはF430以来の復活である。

日本では2016年5月10日東京都港区で開催されたFFオーナーと注文者向け発表会の場で正式発表され、同年末より導入された[4]

GTC4ルッソT

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2016年9月29日に開催されたパリモーターショーで発表。カリフォルニアTと同型の3,855ccV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、駆動方式は後輪駆動に変更されている。四輪操舵は存置され、後輪駆動になったことやシリンダー数が少ないために、V型12気筒エンジンと四輪駆動の組み合わせであるGTC4ルッソよりも車重は50kgほど軽くなった。

BR20

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2021年11月11日に発表されたワンオフモデル。GTC4ルッソのプラットフォームがベースになっており、後席が取り外された2シーターのファストバッククーペスタイルに変更されているため、全長は76mm長くなっている。前後バンパーやヘッドライト、マフラーはオリジナルで、ホイールはダイヤモンド仕上げの20インチを装着している。インテリアは、濃淡色のブラウンのレザーカーボンファイバーでトリミングされた。シートは「ヘリタジ・テスタ・ディ・モロ」というダークブラウンのレザーで覆われ、前面には特別なパターンとシルバーのクロスステッチが施された。[5]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ GTC4ルッソ、初公開AUTO CAR DIGITAL
  2. ^ Ferrari.com スポーツカーモデル>過去の車種>330 GTC
  3. ^ a b フェラーリ、「FF」を進化させた新型「GTC4ルッソ」を発表auto blog
  4. ^ フェラーリ「GTC4ルッソ」を正式発表!FFを受け継ぐシューティングブレイクの新型モデルにIdea Web Tools
  5. ^ https://response.jp/article/2021/11/12/351276.html

関連項目

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外部リンク

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