バードン (ウルトラ怪獣)
バードン | |
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ウルトラシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『ウルトラマンタロウ』第17話 |
作者 | 鈴木儀雄(デザイン) |
バードンは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンタロウ』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名は火山怪鳥。
初登場時にウルトラ戦士を2人も倒した実績から、「地球最強の怪獣」と称されることもある[1][2]。
『ウルトラマンタロウ』に登場するバードン
[編集]バードン BIRDON[3][4] | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 62 m[出典 1] |
体重 | 3万3千 t[出典 1] |
飛行速度 | マッハ10[8][9][10] |
出身地 | 大熊山火口[出典 2] |
『ウルトラマンタロウ』第17話「2大怪獣タロウに迫る!」から第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」までに登場。
獰猛な鳥型の怪獣。あらゆる肉を好み、古代に一旦は死滅させたケムジラのほか現代の人間や家畜も捕食しようと、飛行機や食肉倉庫を襲って日本中を恐怖に陥れる。口から吐く4万度の火炎[出典 3]と、ウルトラ戦士にさえ致命傷を与えうる猛毒が含まれた鋭利なくちばし[出典 4]を、主な武器とする。
大熊山の火口で長い眠りに就いていたところ、火山活動の影響で復活して同じく復活したケムジラを貪っていく。その残存個体が巨大化してウルトラマンタロウと対峙した際には、割って入ってタロウを圧倒してカラータイマーを破壊し、エネルギー切れによる絶命に追い込む。逃走を図ったケムジラにはイエローガスを吹きかけられるが、ものともせず捕食して飛び去る。さらには、病院への襲撃を阻止しようとするZATのトリモチ作戦をしのぎ、駆けつけたゾフィーをも返り討ちにして殺害する。その後、さらなる被害拡大を懸念したZATによって全国から食肉や家畜を隠されたため、マンモス団地を襲撃して住民たちを次々と捕食していくが、ウルトラの母によって復活したタロウに阻まれたうえ、退散した先の大熊山では火口にあった同族の卵をZATに破壊され、タロウと3度目の激戦を繰り広げる。最後は、空中でタロウを追跡中にキングブレスレットの分身能力で撹乱されて大熊山の火口へ墜落し、その噴火によって爆死する。
- デザインは鈴木儀雄が担当した[出典 5]。鈴木は、デザイン時に何度も書き直して苦労したと述べている[12]。
- 造形物はスーツのほか、無可動のものと羽ばたくギミックがあるものの2種類の飛び人形と実物大のくちばしが用意された[14]。
- 第17話から第19話までの脚本を担当した田口成光は、3話連続の話となったのは視聴率の下がる夏枯れ対策として予算を節約する意図があったことを述べている[15]。
- オープニングでの表記は、第17話で火山怪鳥バートン、第18話・第19話で火山怪獣バートンとなっている[6]。
- 当時の学年誌[要文献特定詳細情報]の裏設定では、メフィラス星人たちが属していた怪獣軍団の総大将とされており、飛行技術はテロチルスから、火炎放射の方法はアーストロンから受け継ぎ、ウルトラマンのカラータイマーをくちばしで突き刺す特訓は1万回も繰り返したとされている[16][17]。
- 本放送当時に『小学二年生』で内山まもるが執筆していた漫画版『ウルトラマンタロウ』の「涙のストリウム光線」(てんとう虫コミックス『ザ・ウルトラマン』第2巻に収録[18])では、タロウにウルトラの国での治療が必要な重傷を負わせた後、彼に代わって相手となったゾフィーにもカラータイマーの破壊という重傷を負わせるが、治療を終えて戻ってきたタロウの目の前でゾフィーに羽交い絞めにされ、彼の「私ごと撃て!!」との決死の叫びを受けたタロウが涙ながらに放ったストリウム光線で倒される。なお、ゾフィーの遺体はまもなく飛来したウルトラの母にねぎらいの言葉をかけられ、彼女と銀十字軍団によってウルトラの星へ運ばれている。
- 『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では、くちばしによる攻撃はシャークノーズと名付けられ、攻撃パワーは最高の999モンスと紹介された。この名称は『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』でも使用されている。
- 『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』では、口からの火炎はボルヤニックファイアと表記されている[19]。
- 『ウルトラマンメビウス』で造型を担当した品田冬樹は、バードンのデザインを「鳥の嫌なところを結集させたもの」と分析している[20]。
- メディア・ヴァーグのウェブメディア「マグミクス」では、「最も子供たちにトラウマを植えつけた最恐鳥怪獣」と称して挙げられている[21]。
『ウルトラマンメビウス』に登場するバードン
[編集]バードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
体長 | 62 m[22][23] |
体重 | 3万3千 t[22][23] |
出身地 | 大熊山[24] |
『ウルトラマンメビウス』第3話「ひとつきりの命」、第24話「復活のヤプール」に登場。
ドキュメントZATに記録が残るバードンの別個体で[24]、その個体が産んだ卵が孵化したものであると思われる[25]。「ウルトラマンを殺した怪獣」と特記されている。学名は「マグマバードン」[26][27]。狂暴な肉食で、超高熱火炎を口から放射し、鋭いくちばしを敵に突き刺すなど、見た目も能力も初代とほぼ同じである。くちばしの両脇にある毒袋には猛毒を蓄えており、くちばしを突き刺すと毒袋が収縮して猛毒を敵の体内へ流し込むという設定が追加・強調されている。この猛毒のせいで、周囲の樹木が立ち枯れしている描写がある。
ボガールに呼び寄せられ、先代と同様に大熊山の火口付近から出現し、ウルトラマンメビウスと対決。くちばしでメビウスの左腿を突き刺して猛毒を流し込み、メビウスが弱った隙に逃走した後、太平洋上でGUYSオーシャンの攻撃を受けて日本に戻り、とある漁村でメビウスと再対決する。猛毒が抜けきっていないメビウスを苦しめるが、GUYSクルーの援護射撃によって毒袋を撃たれ、猛毒が逆流して弱ったところをメビュームシュートとキャプチャーキューブの合体技を受けて倒される。それと同時に、メビウスの体内の猛毒も抜けきる。
第24話ではファイヤーウインダムの運用テストの相手役ホログラムとして実体化する[28]。また、第27話ではその戦闘力からマケット怪獣化が検討されるが、草木を枯らすほどの猛毒は環境に悪いということで却下された。
DXウルトラコクピット版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』では怪獣墓場で眠っていたが、アークボガールによって目覚めさせられてGUYSに襲いかかる。
- スーツアクター:岩崎晋弥
- 造型はヴィ・ショップが担当[20]。第3話監督の村石宏實は初代バードンを見て鳥としては華奢な印象を受けたため、スーツを初代よりも太めに造形するように指示を出している[29]。初代の体毛に用いられていたサイザルは燃えやすいために使用できず、毛足の長いボアを用いている[20]。
- 第3話のシナリオ上ではメビウスのメビュームシュートだけで倒される展開だったが、監督の村石から「それだと毒が飛び散る」という指摘があり、作中での展開に変更された[30][29]。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するバードン
[編集]バードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
体長 | 62 m[1][31] |
体重 | 3万3千 t[1][31] |
出身地 | 大熊山[1] |
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第11話「ある戦士の墓標」に登場。
リフレクト星人(RB)に操られ、レイのゴモラと対決。序盤こそ翼による強風でゴモラを寄せ付けないうえ、空中から体当たり攻撃を仕掛けるが、尻尾攻撃で叩き落とされる。今度は猛毒のくちばしを突き刺そうと再び空中から攻撃を仕掛けたところをゴモラに受け止められ、超振動波を受けて倒される。
- スーツアクター:福田大助
- 本作品の「大怪獣バトルファイル」でもオキに「地球産最強の怪獣」と説明されている。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するバードン
[編集]映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活する[32]。ベリアルが操る怪獣軍団の1体として、他の怪獣軍団と共にウルトラ戦士やレイの怪獣たちに襲いかかり、ウルトラマンメビウスと戦う。その後、現れたウルトラマンゼロをアリゲラと共に空中から攻撃するが、エメリウムスラッシュを受けてアリゲラ共々爆死する。
また、百体怪獣ベリュドラの胴体を構成する怪獣の1体となっている[33]。
『ウルトラゾーン』に登場するバードン
[編集]バードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 62 m[34] |
体重 | 3万3千 t[34] |
出身地 | スフラン島[34] |
『ウルトラゾーン』第11、12話「スフラン島の秘蜜 (前編&後編)」に登場。
スフラン島に生息する怪獣。バンピーラやレッドキングと三つ巴の戦いを始める。
また、第2話ミニコーナー「OLのウワサ話」では、部下のOLたちからバードン部長に「赤いプレスリー」をあだ名をつけられる[35]。第9話アイキャッチでは桃太郎のキジ役に扮している[36]。
『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場するバードン
[編集]『てれびくん』付録DVD『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場。別名は怪獣兵器[37]。
バット星人が操る怪獣兵器の1体で、怪獣墓場で眠っていた個体から改造して作り出された。他の怪獣兵器と同様に瞳のない白目で、嘴から胸にかけてスフィア細胞の発光器官が着いている。バット星人によってウルトラ戦士の力を奪うアンチウルトラフィールドを張られた小惑星上にて、ウルトラマンゼロや彼の救援に駆けつけたゾフィーと戦う。最後は、ゼロツインソードとM87光線の合体技で敗れた。
『ウルトラマンギンガS』に登場するバードン(SD)
[編集]バードン(SD) | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 14 cm - 62 m(最大)[出典 6] |
体重 | 150 g - 3万3千 t(最大)[出典 6] |
『ウルトラマンギンガS』第13話「分裂!UPG」に登場。
「ウルトラマンを倒したことがある最強クラスの怪獣」として、ガッツ星人ボルスト(SD)に与えられたスパークドールズ。モンスライブ後、地上に出現して間もなく現れたウルトラマンビクトリーと交戦する。鋭い嘴でビクトリーに猛毒を流し込んで追い詰めるが、キングジョーランチャーで毒袋を撃たれて猛毒が逆流した隙を突かれ、ビクトリウムシュートで倒される。
- スーツアクター:桑原義樹
『ウルトラマンX』に登場するバードン
[編集]バードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 62 m[出典 7] |
体重 | 3万3千 t[出典 7] |
『ウルトラマンX』第2話「可能性のかたまり」に登場。Xioでの分類はタイプB[注釈 1]。
産卵を控えた雌の個体が登場し、自動車やビル、鉄骨の残骸や破片を素材にして巣を作り、そこに餌となる人々を捕らえていた。大熊山から飛来したところをXioに攻撃されるが、地中への潜行を経て再度地上に現れて奇襲し、スカイマスケッティを撃墜しかけたところ、それを助けに現れたウルトラマンエックスと交戦する。火球による攻撃とクチバシ両脇に持つ毒袋で生成した複合毒素[43]による攻撃でエックスを苦しめるが、スカイマスケッティの攻撃によって左側の毒袋を破壊される。ゴモラアーマーを纏ったエックスにはクチバシによる攻撃が通用せず、最後はゴモラ振動波を受けてスパークドールズに縮小され、大地に回収された。
第16話では、バードンのスパークドールズがXioラボ内の火山を模した模型にいる様子が描写されている[45]。
映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』では、スカイマスケッティがサイバーバードンのサイバーカード[46]を用いた技バードン・フェニックス・アタックを使用している[47]。
- スーツアクター:新井宏幸
- 放送に先駆けて田口清隆は「ただのバードンなら使わない」[48]と語っており、本作品ではバードンの新たな生態として、普段は火山帯に住んでいるために卵は冷やして孵すことや、首が180度回転するなどの新設定が描写された。Blu-ray BOXの監督コメントでは、田口は脚本の時点では「またバードンか」と思ったが、これらの新設定に触発されてやる気になった旨を語っている[49]。
- Blu-ray BOXの解説では、本作品で描写された生態について「イレギュラーなものであったかもしれない」と記述している[2]。
- 首が真後ろに回るバードンを再現するため、着ぐるみの首は切断された[50]。
- 空中戦シーンでは、バードンの飛び人形とCGのスカイマスケッティを戦わせるという新たな試みが行われた[49]。
『ウルトラファイトオーブ』に登場するバードン
[編集]バードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 62 m[51] |
体重 | 3万3千 t[51] |
『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』に登場。
レイバトスの呪文により復活させられた亡霊の個体が、キングジョー、グドン、ツインテール、ハイパーゼットン(イマーゴ)、ビクトルギエルと共に出現。他の5体と共にウルトラマンゼロやウルトラマンオーブに襲いかかり、オーブがレイバトスを追った後はゼロを追い詰めるが、ゾフィーとウルトラセブンとウルトラマンジャックがゼロの救援に現れ、ゾフィーと戦うこととなる。火炎でゾフィーを焼き尽くそうとするが通用せず、M87光線で倒される。
- ゾフィーとの対決シーンは、『ウルトラマンタロウ』の同シーンをオマージュしている[52]。
クグツバードン
[編集]クグツバードン | |
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別名 | 火山怪鳥 |
身長 | 62 m[53][51] |
体重 | 3万3千 t[53][51] |
『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』episode 3「こだま 〜谺〜」、episode 4「あととむ 〜跡求〜」、episode 9「ことわり 〜理〜」に登場。
クグツの毒によって狂暴化して意志を奪われたバードンで、惑星ザインへと乗り込んできたオーブとダイナを迎え撃つために出現。ベゼルブとの連携でオーブを苦戦させるも、ダイナ ストロングタイプのデコピンで戦意を喪失し、逃走する。
episode 9では地球へ向かうスザークにサイキが遣わした護衛として、クグツベムスターと共に登場。軌道上でスザークを迎えたオーブと交戦するが、その後の顛末は不明。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するバードン
[編集]『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第7話「2大怪獣が迫る!」に登場。
ウルトラセブンとはぐれ、彼を探しているアギラの頭を燃やして虐めていたところを主人公とカネゴンに遭遇。すぐさまバトルナイザーの怪獣によって撃退された。
ディフェンス以外のステータスが高く原作同様パワフルなステータスを持つ。必殺技は、空中に飛び上がり、急降下して毒のくちばしを敵に突き刺す「ダイビングビーク」、毒のくちばしによる連続突き刺し攻撃「シャークノーズ」、火炎放射攻撃の「ボルヤニックファイア」とウルトラ戦士を苦しめたものばかりである。また、NEO-GL第1弾では新必殺技として、翼を羽ばたかせて風のカッターを発射し、命中時の爆風で敵を吹き飛ばす「バードンタイフーン」が追加されたほか、モチロンと組ませるとタッグ必殺技「フライングモチロンプレス」を発動可能になっている。
その他
[編集]- ゲーム『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』では、クリスタルキャッスルの中ボスとして登場。ゾフィーを倒したことを誇示し、同面ではタロウが捕えられる。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、観客として登場。ケムジラを模したスナック菓子を食べているカットがあるほか、玩具展開の『超闘士鎧伝』に登場するギガメタルモンス「エアロキング」はバードンがモデルになっている。
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』以前に企画されていた『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の続編作品では、タロウが主役となることから登場が予定されており、酉澤安施による検討用デザインも描かれていた[54]。このデザインは『超8兄弟』の超全集や、DVD特典映像のイラストギャラリーに掲載されている。
- 円谷プロ公式サイトのエイプリルフール企画では、2007年にゾフィーを「ミスターファイヤーヘッド」と紹介し、以降の年度でも恒例になっている。
- Twitterでのマグマ星人の発言によると、バードンの卵は食べるとおいしいらしい。
- 『ウルトラマンゼロ&オールスターウルトラマン超絶!ウルトラリーグ』(『てれびくん』2011年6月号掲載分)では、怪獣軍団の1体としてウルティメイトフォースゼロを襲う。
- データカードダス『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では、プラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として2弾から登場。劇場版ショートムービー「VEROKRON hunting」ではハンターステーションにてプラズマ怪獣多数出現を報じる映像に映っているのが確認できる。また、5弾ではお菓子玩具『ウルトラボーン』とのコラボ怪獣として全身が骨化したプラズマボーンバードンが登場している。
- 「ウルトラ怪獣擬人化計画」として『電撃G's magazine』2014年5月号(第6回)に妖精とリオのカーニバル風のダンサー服に、怪獣の体色と同じ髪をしたバードンさん(イラスト:minoa〈ニトロプラス〉)が掲載。「ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ」に登場。怪獣図鑑制作部の部員の1人。食いしん坊で常に骨付き肉を頬張っており、食べながら喋ることが多いためよく注意されている。「肉を食べなければ美人」と言われたりと美少女と言える容姿だが、感情表現が貧しいかつ無口な上に頭の中も食欲が占めており、行動も食に関するものが多い(例として後輩を「非常食」と称するなど)。一方で、お腹の鳴る音を聞かれるのを恥ずかしがるなど、最低限のデリカシー持ち合わせている模様で、ペガッサ星人をからかうなどのお茶目な一面もある。ゴモラとベムスターがわからないくらい大量の防寒具を着込んだりと相当な寒がり。C87の怪獣図鑑でゴモラとともに表紙に飾られるが、普段と異なる表情とポーズだったため、ガッツ星人とゼットン星人に「詐欺だ」と言われてしまった。
- 漫画『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』では、魔女サバトに使役され、神樹マルスの世界に現れる。かつて光の巨人を屠ったとされている。
- テレビシリーズ『ウルトラマンタイガ』のボイスドラマでは、グア軍団の外宇宙侵略機械化部隊戦闘隊長イムビーザの配下に機械改造されたオリジナル怪獣メカバードンが登場している[55]。
- テレビシリーズ『ウルトラマンZ』第24話では、休眠中でありストレイジのインド支部の施設にて監視下に置かれている怪獣として名前が登場。セレブロが寄生したナカシマヨウコが操縦するウルトロイドゼロに施設を襲撃されて吸収され、ウルトロイドゼロから変貌したデストルドスの両腕と化す。
過去の映像を流用しての登場
[編集]いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。
- 『ウルトラマン怪獣大決戦』
- 冒頭のウルトラ戦士を紹介するシーンでゾフィーと戦うシーンが映されたが、この時にゾフィーが放ったのはM87光線と解説されている(実際はZ光線)。鳴き声はギャンゴに変更されている。
- 『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』
- エースとゾフィーがアリブンタとギロン人を倒したころにタロウと戦う。鳴き声は『ミラーマン』に登場するキティファイヤーのものに変更されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
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- ^ a b c d 大辞典 2001, p. 249
- ^ a b c 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 107
- ^ a b c d e オール・ザットタロウ 2016, p. 61, 「ウルトラマンタロウTVシリーズストーリーガイド」
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- ^ 豪怪奔放 2021, p. 67, 「第1章 ウルトラマン 1971-1974 ウルトラマンタロウ」
- ^ オール・ザットタロウ 2016, p. 113, 「登場怪獣資料写真」
- ^ オール・ザットタロウ 2016, pp. 88–89, 「インタビュー 田口成光」
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- ^ 『大決戦!超ウルトラ8兄弟超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2008年、86頁。ISBN 978-4-09-105120-2。
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出典(リンク)
[編集]参考文献
[編集]- ファンタスティックコレクション(朝日ソノラマ)
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- 宇宙船編集部 編『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日。ISBN 978-4-257-03745-3。
- てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
- 『ウルトラ怪獣大全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1984年9月10日。ISBN 4-09-101411-9。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2009年12月23日。ISBN 978-4-09-105129-5。
- 『ウルトラマンギンガS超全集』小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2015年2月3日。ISBN 978-4-09-105148-6。
- 『ウルトラマンX超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2016年3月16日。ISBN 978-4-09-105153-0。
- 『ウルトラマンオーブ完全超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2017年6月6日。ISBN 978-4-09-105158-5。
- 『ウルトラマンタイガ超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年3月30日。ISBN 978-4-09-105167-7。
- 『ウルトラマン大辞典』監修 円谷プロダクション、中経出版、2001年12月21日。ISBN 4-8061-1556-8。
- 竹書房/ブレインナビ 編『ウルトラマン画報 光の戦士三十五年の歩み』 上巻、竹書房、2002年10月4日。ISBN 978-4-8124-0888-9。
- 『僕たちの好きなウルトラマンメビウス』監修:渋谷浩康・原彰孝、宝島社、2007年8月21日。ISBN 978-4-7966-5896-6。
- 『ウルトラゾーンオフィシャル完全ガイド』監修 円谷プロダクション、扶桑社、2012年8月11日。ISBN 978-4-594-06640-6。
- 大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦『円谷プロ全怪獣図鑑』円谷プロダクション監修、小学館、2013年3月11日。ISBN 978-4-09-682074-2。
- 『オール・ザット ウルトラマンタロウ』ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK〉、2016年7月14日。ISBN 978-4-7770-1925-0。
- 講談社シリーズMOOK ウルトラ特撮 PERFECT MOOK(講談社)
- vol.05《ウルトラマンメビウス》、2020年9月10日。ISBN 978-4-06-520800-7。
- vol.08《ウルトラマンゼロ/ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル》、2020年10月23日。ISBN 978-4-06-520930-1。
- vol.11《ウルトラマンタロウ》、2020年12月10日。ISBN 978-4-06-520933-2。
- vol.12《ウルトラマンオーブ》、2020年12月26日。ISBN 978-4-06-520934-9。
- vol.19《ウルトラマンX》、2021年4月8日。ISBN 978-4-06-520942-4。
- vol.33《ウルトラマンギンガ/ウルトラマンギンガS》、2021年11月9日。ISBN 978-4-06-520967-7。
- 『円谷怪獣デザイン大鑑 1971-1980 豪怪奔放』ホビージャパン、2021年12月24日。ISBN 978-4-7986-2664-2。
- 『ウルトラマンタロウ・クロニクル』双葉社、2023年12月6日。ISBN 978-4-575-45954-8。
- 雑誌
- 『宇宙船』vol.160(SPRING 2018.春)、ホビージャパン、2018年4月1日、ISBN 978-4-7986-1670-4。
- 映像ソフト