ドリカス・デュ・プレシ
ドリカス・デュ・プレシ | |
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本名 |
ドリカス・デュ・プレシ (Dricus du Plessis) |
生年月日 | 1994年1月14日(30歳) |
出身地 |
南アフリカ共和国 オレンジ自由州ウェルコム |
通称 |
DDP スティルノックス (Stillknocks) |
国籍 | 南アフリカ共和国 |
身長 | 185 cm (6 ft 1 in) |
体重 | 84 kg (185 lb) |
階級 |
ミドル級 (2013年 - 2015年、2019年 - ) ウェルター級 (2013年 - 2018年) |
リーチ | 193 cm (76 in) |
スタイル | キックボクシング、柔道 |
スタンス | オーソドックス |
拠点 |
南アフリカ共和国 ハウテン州プレトリア・ハットフィールド |
チーム | チームCIT・MMA |
トレーナー | モーン・ヴィッサー |
ランク | キックボクシング (黒帯二段) |
現役期間 | 2013年 - |
総合格闘技記録 | |
試合数 | 24 |
勝利 | 22 |
ノックアウト | 9 |
タップアウト | 11 |
判定 | 2 |
敗戦 | 2 |
ノックアウト | 1 |
タップアウト | 1 |
アマチュアキックボクシング | |
試合数 | 33 |
勝利 | 33 |
ノックアウト | 30 |
敗戦 | 0 |
その他 | |
総合格闘技記録 - SHERDOG | |
ドリカス・デュ・プレシ(Dricus du Plessis、1994年1月14日 - )は、南アフリカ共和国の男性総合格闘家。ウェルコム出身。チームCIT・MMA所属。現UFC世界ミドル級王者。UFCパウンド・フォー・パウンド・ランキング6位。南アフリカ人史上初のUFC世界王者。元KSWウェルター級王者。
来歴
[編集]アフリカーナーの家系に生まれる。5歳で柔道、12歳でレスリングを始め、また、並行してラグビーにも取り組み、ポジションはフランカーだった。14歳の時にキックボクシングへ転向し、17歳でWAKOのK-1部門で南アフリカ人初の世界王者となったが、キックボクシングのファイトマネーでは生計を立てることが難しいと考え総合格闘技へ転向した[1]。プレトリア大学在学中の2013年にプロ総合格闘技デビューし、最終的に総合格闘技のキャリアを追求するために大学を中退した。
2018年4月14日、KSW 43のKSWウェルター級タイトルマッチで王者ロベルト・ソルディッチと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドで2RKO勝ち。王座獲得に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年10月6日、KSW 45のKSWウェルター級タイトルマッチで挑戦者ロベルト・ソルディッチと再戦し、左ストレートでダウンを奪われパウンドで3RTKO負け。王座から陥落したものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
UFC
[編集]2020年10月11日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Moraes vs. Sandhagenでマルクス・ペレスと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち[2]。
2021年7月10日、UFC 264でトレヴィン・ジャイルズと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで2RKO勝ち[3]。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2022年7月2日、UFC 276でミドル級ランキング12位のブラッド・タヴァレスと対戦し、3-0の判定勝ち[4]。
2022年12月10日、UFC 282でミドル級ランキング10位のダレン・ティルと対戦し、リアネイキドチョークで3R一本勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。
2023年3月4日、UFC 285でミドル級ランキング5位のデレク・ブランソンと対戦。2R終了間際にブランソンのセコンドがタオルを投入し、コーナーストップでTKO勝ち[6]。
2023年7月8日、UFC 290でミドル級ランキング2位の元UFC世界ミドル級王者ロバート・ウィテカーと対戦し、大方の予想を覆してスタンドパンチ連打で2RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[7]。
UFC世界王座獲得
[編集]2024年1月20日、UFC 297のUFC世界ミドル級タイトルマッチで王者ショーン・ストリックランドに挑戦し、2-1の5R判定勝ち。南アフリカ人史上初となるUFC王座獲得に成功し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]。試合後のインタビューでは元UFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサンヤに対戦をアピールした[9]。
2024年8月18日、UFC 305のUFC世界ミドル級タイトルマッチでミドル級ランキング2位の挑戦者イスラエル・アデサンヤと対戦。スタンドの攻防で劣勢に立たされるも、4Rにパンチ連打からテイクダウンを奪いリアネイキドチョークで一本勝ち。王座の初防衛に成功した[10]。
人物・エピソード
[編集]- 2023年4月に鼻中隔湾曲症の手術を受けており、コーチのモーン・ヴィッサーによると、それまでデュ・プレシは呼吸で僅か8%しか酸素を吸入できていなかったことを明かしている。手術は当初2020年に行われる予定であったが、デュ・プレシが同年にUFCと契約したため延期された[11]。
- 英語とアフリカーンス語の2カ国語を話すことができる。
戦績
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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24 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
22 勝 | 9 | 11 | 2 | 0 | 0 | 0 |
2 敗 | 1 | 1 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | イスラエル・アデサンヤ | 4R 3:38 リアネイキドチョーク | UFC 305: du Plessis vs. Adesanya 【UFC世界ミドル級タイトルマッチ】 |
2024年8月18日 |
○ | ショーン・ストリックランド | 5分5R終了 判定2-1 | UFC 297: Strickland vs. du Plessis 【UFC世界ミドル級タイトルマッチ】 |
2024年1月20日 |
○ | ロバート・ウィテカー | 2R 2:23 TKO(スタンドパンチ連打) | UFC 290: Volkanovski vs. Rodríguez | 2023年7月8日 |
○ | デレク・ブランソン | 2R 4:59 TKO(コーナーストップ) | UFC 285: Jones vs. Gane | 2023年3月4日 |
○ | ダレン・ティル | 3R 2:43 リアネイキドチョーク | UFC 282: Błachowicz vs. Ankalaev | 2022年12月10日 |
○ | ブラッド・タヴァレス | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 276: Adesanya vs. Cannonier | 2022年7月2日 |
○ | トレヴィン・ジャイルズ | 2R 1:41 KO(右ストレート→パウンド) | UFC 264: Poirier vs. McGregor 3 | 2021年7月10日 |
○ | マルクス・ペレス | 1R 3:22 KO(左フック→パウンド) | UFC Fight Night: Moraes vs. Sandhagen | 2020年10月10日 |
○ | ブレンダン・レサール | 1R 4:15 ギロチンチョーク | EFC Africa 83 【EFCミドル級王座統一戦】 |
2019年12月14日 |
○ | ジョイルトン・サントス | 2R 3:04 TKO(パンチ連打) | KSW 50: London | 2019年9月14日 |
× | ロベルト・ソルディッチ | 3R 2:26 TKO(左ストレート→パウンド) | KSW 45: De Fries vs. Bedorf 【KSWウェルター級タイトルマッチ】 |
2018年10月6日 |
○ | ロベルト・ソルディッチ | 2R 1:38 KO(左フック→パウンド) | KSW 43: Soldić vs. Du Plessis 【KSWウェルター級タイトルマッチ】 |
2018年4月14日 |
○ | ヤニック・バハティ | 1R 1:30 ギロチンチョーク | EFC Africa 62 【EFCミドル級タイトルマッチ】 |
2017年8月19日 |
○ | マウリシオ・ダ・ロチャ・ジュニオール | 1R 3:58 TKO(パンチ連打) | EFC Africa 59 | 2017年5月13日 |
○ | ラファル・ハラティ | 2R 3:34 ギロチンチョーク | EFC Africa 56 | 2016年12月9日 |
○ | マーティン・ヴァン・ステイデン | 3R 3:59 ギロチンチョーク | EFC Africa 50 【EFCウェルター級王座決定戦】 |
2016年6月17日 |
○ | ブルーノ・ムクル | 2R 2:50 リアネイキドチョーク | EFC Africa 46 | 2015年12月12日 |
○ | ディノ・バガッティン | 2R 3:33 リアネイキドチョーク | EFC Africa 40 | 2015年6月6日 |
○ | ダレン・ダニエル | 1R 4:50 リアネイキドチョーク | EFC Africa 37 | 2015年2月21日 |
× | ガレス・マクレラン | 3R 2:12 ギロチンチョーク | EFC Africa 33 【EFCミドル級タイトルマッチ】 |
2014年8月30日 |
○ | ドナヴィン・ホーキー | 1R 4:50 TKO(パウンド) | EFC Africa 27 | 2014年2月27日 |
○ | バリー・ブリッツ | 3R 1:54 KO(パンチ連打) | EFC Africa 24 | 2013年10月10日 |
○ | ブルーノ・ムクル | 1R 2:34 リアネイキドチョーク | EFC Africa 23 | 2013年9月12日 |
○ | ツカング・マクエボ | 1R 1:18 TKO(膝の負傷) | EFC Africa 21 | 2013年7月25日 |
獲得タイトル
[編集]表彰
[編集]脚注
[編集]- ^ DRICUS "STILLKNOCKS" DU PLESSIS EFC公式サイト
- ^ UFC on ESPN+ 37 video: Dricus Du Plessis debuts with faceplant KO of Markus Perez MMA Junkie 2020年10月10日
- ^ UFC 264 video: Dricus Du Plessis flattens Trevin Giles with devastating second-round knockout MMA Fighting 2021年7月10日
- ^ UFC 276: Dricus Du Plessis Batters Brad Tavares in Bloody Brawl Cageside Press 2022年7月2日
- ^ UFC 282 results: Dricus Du Plessis submits Darren Till in Round 3 after back-and-forth battle yahoo!sports 2022年12月11日
- ^ UFC 285: Dricus Du Plessis wciąż niepokonany w UFC! Były mistrz KSW rozbił Dereka Brunsona! (WIDEO) MMA Rocks 2023年3月5日
- ^ UFC 290 Results: Volkanovski vs. Rodriguez MMA Fighting 2023年7月8日
- ^ UFC 297 Results: Strickland vs. Du Plessis MMA Fighting 2024年1月20日
- ^ UFC 297 results: Dricus du Plessis calls out Israel Adesanya after winning UFC middleweight title New Zealand Herald 2024年1月21日
- ^ UFC 305 Results: Du Plessis vs. Adesanya MMA Fighting 2024年8月18日
- ^ What Surgery Did Dricus Du Plessis Undergo for His Deviated Septum? UFC Middleweight’s Nose Injury Explained Essentially Sports 2024年1月18日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ドリカス・デュ・プレシ (@dricusduplessis) - Instagram
- ドリカス・デュ・プレシ (@dricusduplessis) - X(旧Twitter)
- UFC 選手データ
- TAPOLOGY 選手データ
- ESPN 選手データ
- MMA Junkie 選手データ
- ドリカス・デュ・プレシの戦績 - SHERDOG
前王者 ショーン・ストリックランド |
第15代UFC世界ミドル級王者 2024年1月20日 - 現在 |
次王者 N/A |