ドネツィク国際空港
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ドネツィク国際空港 Международный аеропорт "Донецк" Міжнародний аеропорт "Донецьк" | |||||||
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IATA: DOK - ICAO: UKCC | |||||||
概要 | |||||||
国・地域 |
ウクライナ ロシア(実効支配) | ||||||
所在地 | ドネツク人民共和国(実効支配) | ||||||
母都市 | ドネツク | ||||||
種類 | 民間用 | ||||||
拠点航空会社 | Wind Rose Aviation | ||||||
標高 | 238 m | ||||||
座標 | 北緯48度4分30秒 東経37度43分32秒 / 北緯48.07500度 東経37.72556度座標: 北緯48度4分30秒 東経37度43分32秒 / 北緯48.07500度 東経37.72556度 | ||||||
公式サイト | airport.dn.ua | ||||||
地図 | |||||||
ウクライナ内の位置 | |||||||
滑走路 | |||||||
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統計(2013年) | |||||||
旅客数 | 1,110,500人 | ||||||
出典: ウクライナ航空路誌 at 欧州航空航法安全機構[1] | |||||||
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空港の一覧 |
ドネツィク国際空港(ロシア語: Международный аэропорт Донецк、ウクライナ語: Міжнародний аеропорт Донецьк、英語: Donetsk International Airport)は、ウクライナ・ドネツィク州ドネツクに存在する国際空港。市街地から見て北西方向約10kmの位置に存在する。日本ではドネツク国際空港として報道されることもある。現在はロシア・ドネツク人民共和国の実効支配下にある。郷里の作曲家セルゲイ・プロコフィエフの名前を冠して、セルゲイ・プロコフィエフ国際空港とも称されていた。
2014年以来のウクライナ紛争により、2015年12月より、空港全域は分離独立派のドネツク人民共和国の支配下にあり、戦闘により空港設備は破壊され、航空便は運行されていない。現在は住民投票の結果によりドネツク人民共和国の編入を経て、ロシア連邦が実効支配を行っている。
2014年ウクライナ騒乱
[編集]→詳細は「第一次ドネツク空港の戦い」および「第二次ドネツク空港の戦い」を参照
2014年に発生したウクライナ騒乱、クリミア危機を受け、ドネツィク州をはじめとしたウクライナ東部地域で親ロシア系武装組織(反政府勢力)の活動が活発になると、ウクライナ政府は同年5月6日をもって空港の発着便を運行停止。その後、空港は反政府勢力により完全に制圧された。政府軍側は同月26日、空港建物に固定翼機と武装ヘリコプターによる空爆を実施し、空挺団を投入して反撃を開始。数時間にわたる戦闘により約40人の死者を出しつつも政府軍が奪還に成功。支配権を取り戻した[2]。
しかしその後も戦闘は続き、翌2015年1月22日、ウクライナ政府はドネツィク空港からの撤退ならびに分離独立派が空港を制圧したことを明らかにした[3]。一連の戦闘により空港施設には甚大な被害が生じている。
脚注
[編集]- ^ EAD Basic
- ^ “ウクライナ東部の空港で激しい戦闘、地元市長「民間人に死傷者」”. AFPBBNews. フランス通信社 (2013年5月27日). 2014年6月1日閲覧。
- ^ “ドネツク空港撤退、ウクライナ政府が表明”. 日本テレビ (2015年1月23日). 2015年1月31日閲覧。