テキサスコンビ
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テキサスコンビは、1970年代中頃から1980年中頃に活躍した兄弟漫才コンビ。漫才協団・フクダオフィス所属。共に大阪府出身。
『てきさすコンビ』、『てきさす part II 』[1]、『てきさすパート2』など、芸名を頻繁にマイナーチェンジしていた。
人物と芸風
[編集]三田マサル[2]門下の三田みつおが、1歳下の弟まさおと結成。少年時代からの芸歴がある。
脱力系のインチキ手品と、とぼけて明るく、シュールながら愛敬のある芸風が人気を呼び、4週勝ち抜いた『ザ・テレビ演芸』では、漫才芸には人一倍厳しい司会者の横山やすし[3]からも賞賛され、弟分として可愛がられた。1980~81年の『お笑いスター誕生!!』グランプリシリーズでも4週勝ち抜き、銅賞受賞。
1986年の第34回NHK漫才コンクール、1987年の第1回・第2回NHK新人演芸コンクールにも出場している[4]。内容は正統派のしゃべくり漫才。
ネタは前述のマジック漫才の他に、テレビ演芸時代は守護霊をネタにした漫才を演じていた。漫才の合間にBGMとして自作の意味不明な歌を歌うことが多い。
メンバー
[編集]- みつおの実弟。おかっぱ。兄の没後は清水英明と『ニューテキサスコンビ』、村井のりこ(後の中島マリ)を加えた『テキサススリー』などで活動。
関連項目
[編集]- 酒井くにお・とおる - 兄弟漫才としてほぼ同期。
- ナポレオンズ - 当時のライバル。
- 春風亭昇太 - 『ザ・まんだらーず』(東海大学落研)時代に『ザ・テレビ演芸』でウケを争った。
- とんねるず - セミプロ時代に『お笑いスター誕生!!』でウケを争った。
- チャーリーカンパニー - 持ちネタの一部を継承。
- 中村ゆうじ - 持ちネタの一部を継承。
- 蛍雪次郎一座 -『ザ・テレビ演芸』無制限勝ち抜き戦の途中(後半)で当たった。
脚注
[編集]- ^ 当時人気のテレビドラマ『大都会 PART II 』に倣った。
- ^ 京唄子の3番目の夫で、森山ミツル(現:志織満助。鳳啓助の実弟)の元相方。その後吉本新喜劇の峰きよしと『三田マサル・キヨシ』(コント110番)を組み、サンダー本浦の名でピン活動もした。
- ^ 同番組で、下卑た家庭内暴力ネタを掛けた『ライト兄弟』(後のダウンタウン)に激怒。「お前ら、舐めとんのか! そんなもん漫才やない! チンピラの立ち話やないか! 八尾のチンピラが立ち話でもしとんのか、こら! 」などと酷評し、満座を凍らせた事件でも知られる。
- ^ “てきさすコンビ(三田みつお・まさお)”. 2023年2月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- てきさすコンビ(三田みつお・まさお) - 東京漫才のすべて
- 新撰 芸能人物事典 明治~平成(日外アソシエーツ)『三田 みつお』 - コトバンク