タラタンニン
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タラタンニン(英: Tara tannin)とは、カエサルピニアスピノサのつける豆のさやから抽出されるポリフェノール成分[1][2]。
概要
[編集]ペルーの固有種であるカエサルピニアスピノサの豆のさやから抽出され、自動車、家具の塗装や革製品の鞣しに利用される[1][3] 。タラタンニンで鞣された皮製品は鞣した革は銀面のきめが細かく、柔軟な革となる[1]。原産国のペルーでは医薬品としても利用されており、扁桃腺の腫れや胃薬として用いられている。
白髪に対する効果
[編集]筑波大学と民間企業からなるグループが、タラタンニンの発毛およびメラニン産生を強く促進することを効果を発見し、2017年10月にカナダのケベック州モントリオールで開催されたポリフェノール関連国際会議で発表した[2][4]。
脚注
[編集]- ^ a b c タラタンニン 皮革用語辞典
- ^ a b 国立大学法人筑波大学/株式会社NIL (2017年10月12日). “株式会社NILと筑波大学が、植物由来の新たな発毛・白髪予防成分を国際会議で発表 「タラタンニン」に発毛およびメラニン産生促進効果を発見”. PR TIMES. 2019年1月19日閲覧。
- ^ J. C. Castell Escuer TARA (Caesalpinia spinosa): the sustainable source of tannins for innovative tanning processes Universitat Politècnica de Catalunya (UPC). Barcelona 2012年1月(PDF)
- ^ “髪と頭皮のエイジングケア新ブランド「SUNA BIOSHOT」誕生!黒密度に働く植物のチカラと最先端ナノ技術で届ける、頭皮にやさしい染めない白髪ケアスカルプエッセンス、シャンプー&トリートメント”. 日刊工業新聞電子版 (2017年10月12日). 2019年1月19日閲覧。