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クリミナルタイプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリミナルタイプ
欧字表記 Criminal Type[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 栃栗毛[1][2]
生誕 1985年3月29日[1][2]
死没 2005年3月9日(20歳没)[3]
Alydar[1][2]
Klepto[1][2]
母の父 No Robbery[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Calumet Farm[1][2]
馬主 J.T. Lundy
→Calumet Farm
[1][4][5][6]
調教師 Patrick-Louis Biancone(フランス
Darrell Wayne Lukasアメリカ
[1][4]
競走成績
タイトル エクリプス賞
年度代表馬・最優秀古牡馬(1990年)[1]
生涯成績 24戦10勝[1][2]
獲得賞金 2,351,274ドル(一部換算)[1]
勝ち鞍
GI ホイットニーハンデキャップ 1990年
GI ハリウッドゴールドカップハンデキャップ 1990年
GI メトロポリタンハンデキャップ 1990年
GI ピムリコスペシャルハンデキャップ 1990年
GII サンアントニオハンデキャップ 1990年
GII サンパスカルハンデキャップ 1990年
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クリミナルタイプ(Criminal Type)[2]とはアメリカ合衆国生産、フランスおよびアメリカ調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1990年ホイットニーハンデキャップハリウッドゴールドカップハンデキャップメトロポリタンハンデキャップピムリコスペシャルハンデキャップなど。1990年のエクリプス賞年度代表馬、最優秀古牡馬に選出された。

戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]、Daily Racing Form[4]、France Galop[5]

1987年8月3日、クレフォンテーヌ競馬場でのメイドン競走でドミニク・ブフ騎乗によりデビューし、2着。2戦目で勝ち上がり、続くG3競走シェーヌ賞英語版は6着。1年の休養を挟んでリステッド競走に2戦使われるも勝ち星がなく、1989年からはアメリカに戻ってウェイン・ルーカス厩舎に移る。

アメリカに移籍後は1年近くアローワンス競走にのみ使われ、9戦して3勝、2着2回3着3回の成績を残す。1989年12月17日と1990年1月12日のアローワンス競走を連勝ののち、シェーヌ賞以来の重賞競走出走となったG2競走サンパスカルハンデキャップ英語版で重賞初制覇。続くG2競走サンアントニオハンデキャップ英語版も勝って重賞競走を連勝し、サンタアニタハンデキャップサンバーナーディーノハンデキャップでも2戦連続で2着を確保。東部に転戦してG1競走オークローンハンデキャップ英語版は4着に終わったが、ピムリコスペシャルハンデキャップを勝ってG1競走初制覇。続くメトロポリタンハンデキャップではハウスバスターを2着、イージーゴアを3着にそれぞれ下して優勝し、G1競走を連勝。西海岸に戻って6月24日のハリウッドゴールドカップハンデキャップでは、サンデーサイレンスを2着に退けてG1競走3連勝を達成し、再び東部に向かって8月のホイットニーハンデキャップを制しG1競走4勝目を挙げた。9月のウッドワードハンデキャップは6着に終わり、これが最後の競馬となった。

引退後

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引退後はカルメットファーム種牡馬入りし、カルメットファームが倒産ののち1993年に日本へと輸入され、大塚牧場で繋養されていた[3][7]。日本では2004年シーズンまでの供用とそれまでに輸入された産駒を合わせて血統登録頭数362頭、出走頭数はそのうちの317頭を記録した[8]。2004年秋にサンシャインフォーエヴァー、クリエイター[9]とともに功労馬繋養施設のオールドフレンズへ引き取られアメリカへ戻る予定だったが[7]2005年3月9日に胃破裂のため大塚牧場で死亡した[3]

直仔からはG2・G3クラスの重賞優勝馬を、ブルードメアサイアーとしてはトラヴァーズステークス優勝のテンモストウォンテッド英語版などをそれぞれ送り出した。

主な産駒

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ブルードメアサイアーとしての主な産駒

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血統表

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クリミナルタイプ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 レイズアネイティヴ系
[§ 2]

Alydar
1975 栗毛
父の父
Raise a Native
1961 栗毛
Native Dancer Polynesian
Geisha
Raise You Case Ace
Lady Glory
父の母
Sweet Tooth
1965 鹿毛
On-and-On Nasrullah
Two Lea
Plum Cake Ponder
Real Delight

Klepto
1970 栗毛
No Robbery
1960 鹿毛
Swaps Khaled
Iron Reward
Bimlette Bimelech
Bloodroot
母の母
Blue Blur
1960 鹿毛
Beau Gar Count Fleet
Bellesoeur
Blue Grouse Vezzano
L'Oiseau Bleu
母系(F-No.) (FN:23-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Bull Lea 5 × 5 = 6.25%(父内) [§ 4]
出典
  1. ^ [19]
  2. ^ [20]
  3. ^ [19]
  4. ^ [19][20]
  • 半姉にG1競走6勝のエストラペイド、エミリオトゥラティ賞(イタリアG1)勝ちのアイソパッチ[20]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Criminal Type (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l クリミナルタイプ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  3. ^ a b c クリミナルタイプが死亡”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年3月17日). 2020年7月4日閲覧。
  4. ^ a b c Criminal Type” (PDF). Daily Racing Form. 2020年7月4日閲覧。
  5. ^ a b CRIMINAL TYPE USA”. France Galop. 2020年7月4日閲覧。
  6. ^ Alydar's Final Hours (Tom Dixon)”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2014年11月13日). 2020年7月4日閲覧。
  7. ^ a b Criminal Type, Sunshine Forever to Return to Kentucky”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2004年9月23日). 2020年7月4日閲覧。
  8. ^ クリミナルタイプ(USA) 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  9. ^ クリエイター(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  10. ^ Hoolie(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  11. ^ Madame Adolphe(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  12. ^ オンワードメテオ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  13. ^ サキノテンリュウ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  14. ^ エーブブレーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  15. ^ Ten Most Wanted(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  16. ^ Moriarty(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  17. ^ ブラックムーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  18. ^ サンデーカロ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月4日閲覧。
  19. ^ a b c クリミナルタイプ(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月30日閲覧。
  20. ^ a b c クリミナルタイプ Criminal Typeの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月30日閲覧。

外部リンク

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