オッペン化粧品
本社ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | オッペン |
本社所在地 |
日本 〒565-8501 大阪府吹田市岸部南二丁目17番1号 |
設立 | 1957年11月6日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 2120901005736 |
事業内容 | 化粧品・医薬部外品・健康食品の製造及び販売、宝石・貴金属及び呉服の展示販売、化粧用具・販促商品等の販売・衣料品及び装身品の販売 他 |
代表者 | 代表取締役社長 瀧川照章 |
資本金 | 1億円 |
売上高 |
81億6千5百万円 (2013年3月期) |
純利益 |
△1億4,245万3,000円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
15億7,274万8,000円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
46億8,200万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 229名(2013年10月現在) |
支店舗数 | 支店案内参照 |
関係する人物 | 山下一明[注 1](創業者) |
外部リンク | https://www.oppen.co.jp/ |
特記事項:創業は1953年(昭和28年)9月18日 |
オッペン化粧品株式会社(オッペンけしょうひん)は大阪府吹田市岸部南二丁目に本社を置く、化粧品(スキンケア・メークアップ・ヘア&ボディケア)・健康食品などの製造・販売をおこなう企業である。
企業名の「オッペン」は、「オープン」とドイツ語の「オペ(手術)」を組み合わせた商標である。
会社概要
[編集]関西地方を地盤とする化粧品メーカーの一社。訪問販売系の化粧品メーカーの中では古参の部類に入る企業の一つとして知られる。近年は化粧品のみならず、医薬部外品や健康食品などの比率が高くなっている。
近年はなくなったが、かつては朝日放送制作により、現在もテレビ朝日系で日曜昼に放送中の「新婚さんいらっしゃい!」に代表されるように、多数のスポンサー番組を持っていたことで知られる。
その他、本社内にオッペン・エステティックアカデミーを持ち、現在では大都市に多く見られるエステティック・サロンの走りとなる企業としても知られ、1970年代から1980年代には千里セルシー内や六本木共同ビル内などにエステティック・サロン(世間でまだエステティックという言葉が出回る前の時代)のゴールデン・ドアを開設していたこともある。
現在のロゴは1993年から使用している。それまでは特徴的な書体のロゴ及び放射型(いわゆるウニのような形)の社章を使用していた。なお、2010年8月13日-15日に京セラドーム大阪で行われた阪神対ヤクルトの試合でバックネットに掲出した広告は旧ロゴのものであった。
沿革
[編集]- 1953年9月18日 山下一明[注 1]が「山下美容化学研究所」として化粧品製造販売を開始。
- 1954年 「マーナ・アーデン美容化学研究所」に名称変更。
- 1957年11月6日 龍宝堂製薬株式会社設立。販売部門の名称をオッペン化粧品本舗とする。
- 1959年 本社を吹田市岸部に移転・工場併設。
- 1960年 「外販制度」導入。
- 1963年 新工場増設。美容情報誌「オッペン美容新聞」(のちの「ビューティニュース」)創刊。「フルール会」発足。
- 1964年 「オッペン信条」制定。
- 1965年 外販員向け情報誌「研究会」創刊。
- 1966年 山下一明[注 1]「近畿化粧品工業会」理事に就任。
- 1967年 「償還制度」・「指導員システム」発表。本社・工場増設。
- 1970年 「千里工場」完成。テレビ番組「ベルトクイズQ&Q」「火曜洋画劇場」提供。
- 1971年 「中央研究所」竣工・ネオン塔第1号掲上。テレビ番組「新婚さんいらっしゃい!」提供開始。
- 1973年 「訪販化粧品工業協会」設立、山下静夫が理事に就任。
- 1977年1月 龍宝堂製薬株式会社から販売部門を分離し、オッペン化粧品株式会社設立。
- 2003年11月 龍宝堂製薬株式会社と合併。
- 2009年6月 前社長の甥である松田直大が、3代目社長に就任。前社長の山下聰一郎は会長に。
- 2010年7月 株式会社ハッピーヘルツ設立。
- 2013年9月 瀧川照章が、4代社長に就任。
CMに起用された芸能人
[編集]スポンサー番組
[編集]現在
[編集]- 1996年3月末に『月曜ドラマスペシャル』(TBS)のスポンサーを降板して以後、全国ネットのテレビ提供は行っていない。
過去
[編集]- 全国ネット[注 2]
- TBS系列の全国ネット番組『ベルトクイズQ&Q』(1970年~1980年)
- TBS系列の全国ネット番組『愛の劇場』(複数社提供時代)[注 3]
- 『火曜洋画劇場』[注 3](1970年~)
- 朝日放送制作・テレビ朝日系列(腸捻転時代はTBS系列)の全国ネット番組『新婚さんいらっしゃい!』[注 3](番組自体は放送中)
- 『月曜ロードショー』(後の『ザ・ロードショー』→『火曜ロードショー』→『火曜ビッグシアター』→『水曜ロードショー』)や『情報スペースJ』(後の『スペースJ』)→『月曜ドラマスペシャル』などTBSの全国ネット番組
- 『日曜ロードショー』(1983年~)
- 毎日放送制作[注 5]・TBS系列の『世界まるごとHOWマッチ』開始当時から数年間提供(22時台から20時台に移動後もしばらく提供)
- 毎日放送制作[注 5]・TBS系列の『木曜座』
- 毎日放送制作[注 5]・TBS系列の『妻そして女シリーズ』
- 毎日放送制作[注 5]・TBS系列の『甦るマヤ・1990〜密林に眠る大王を探して〜』(1990年9月2日放送)
- 日本テレビの『水曜ロードショー』(1984年4月~1985年9月)
- NETテレビの『土曜映画劇場』(提供開始不明から放送終了まで、後番組『土曜ワイド劇場』にも提供)
- 朝日放送制作分[注 4]を含めたテレビ朝日の『土曜ワイド劇場』(放送開始から1987年3月末まで)
- ローカル
ネオンサイン
[編集]かつては主要都市の中心街にネオンサインを設置していた。1993年にロゴタイプが変わった事や、同社を取り巻く環境が激変したこともあり、その数は激減すると共に、2021年2月現在は香川県綾歌郡にあるJR四国予讃線宇多津駅近郊の同社香川支店[注 6]屋上に設置されたネオンサインのみが稼働している。
かつてあった主な設置場所
[編集]- 東京都中央区銀座 - YMOの「テクノポリス」のPVにも登場している
- 東京都新宿区のJR東日本新宿駅東口前
- 大阪市北区梅田
- 大阪市天王寺区の谷町筋 四天王寺南交差点
- 広島市中区の平和大通り
- 北海道札幌市中央区の大通公園
- 北海道札幌市西区の旧オッペン化粧品札幌支店(跡地の現在はエクセルシオール西さっぽろ)
- 北海道函館市本通4丁目の旧・オッペン化粧品函館営業所(現・北海道ゼネラルフーズ本社)
- 北海道旭川市宮下通9丁目・・・現在のトヨタレンタリース旭川駅前店の位置
- 青森県青森市のJR青森駅駅前・・・同市安方1丁目
- 岩手県盛岡市の開運橋東向かい・・・現在のクランズスクエア開運橋[注 7]の位置
- 仙台市青葉区本町・・・第一広瀬ビル屋上
- 山形県酒田市のJR酒田駅前・・・旧ジャスコ酒田店向かい
- 茨城県水戸市のJR水戸駅前・・・旧丸井水戸店[注 8]向かい
- 横浜市中区伊勢佐木町
- 静岡県三島市一番町
- 静岡県静岡市駿河区泉町
- 静岡県浜松市中央区鍛冶町
- 愛知県名古屋市中区栄・・・松坂屋向かい
- 石川県金沢市の金沢駅西本町2丁目・・・旧同社金沢支店[注 9] 2018年2月頃に撤去解体
- 岡山市北区のJR西日本岡山駅駅前・・・岡山会館屋上 2003年頃に撤去
その他
[編集]- 「妙」(たえ)基礎化粧品
- メンズジャパン
- 1970年代中期に発売された男性用化粧品。1966年に「マウンテンクラス」で男性用化粧品に参入。訪販系の化粧品メーカーが男性用化粧品を発売するのは珍しく[注 10]、同商品が発売された当時、テレビCMが製作されるなど話題になったが、訪販というのが仇になったことや、ロードス、タクティクス、アウスレーゼなどをラインナップしている資生堂、エロイカ、バルカンをラインナップしているカネボウ、そしてルシード、ギャツビーなどのブランドを持ち、男性用化粧品に強いマンダムの前に歯が立たず、販売不振により数年で撤退を余儀なくされている。その後も参入と撤退を繰り返し、2013年には現在の「オッペン オム」を発売。発表初期には数種類もの商品がラインナップされていたが、現在は薬用スカルプシャンプーのみが発売されている。
- オッペンローズシャトー
- マリオジェラテリア
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b c 一部の資料で「山下静夫」としている記事があるが誤り[2]。
- ^ 公式サイト「60年の歩み|オッペン化粧品」を参照 [2]。
- ^ a b c 公式サイト「60年の歩み|オッペン化粧品 1970年代 心ひとつに、大いなる飛躍を・「新婚さんいらっしゃい!」でおなじみに」を参照 [2]。
- ^ a b 提供当時は、2018年の認定放送持株会社移行前の旧・朝日放送株式会社が制作。
- ^ a b c d 提供当時は、2017年の認定放送持株会社移行前の株式会社毎日放送(旧社)が制作。
- ^ 四国地方の全社員の教育宿舎や、四国教育センター、カルチャーセンター等を併設している[3]。
- ^ 建物名称:開運橋センタービル
- ^ 現在のマイムビル。
- ^ 現在は同市西都1丁目に移転 。公式サイト「支店案内|オッペン化粧品」を参照 [4]。
- ^ 過去に訪販系化粧品メーカーでも、1970年代にメナードから「アダムス」、ポーラから「ギャラントム」などの男性用シリーズ化粧品が発売されているが、こちらはラインナップを縮小した上で現在も販売が続けられている。
出典
[編集]- ^ a b c オッペン化粧品株式会社 第48期決算公告[出典無効]
- ^ a b c “60年の歩み|オッペン化粧品-OPPEN COSMETICS”. www.oppen.co.jp. オッペン化粧品株式会社. 2024年6月6日閲覧。
- ^ “オッペンファッションフェスタ in 宇多津”. オッペン化粧品三条営業所(香川県丸亀市) (2015年11月1日). 2021年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月22日閲覧。
- ^ “支店案内|オッペン化粧品-OPPEN COSMETICS”. www.oppen.co.jp. オッペン化粧品株式会社. 2024年6月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- オッペン化粧品-OPPEN COSMETICS
- オッペン・エステティックアカデミー
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