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インド人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インド人
総人口
c.12億1,000万[1][2]
(2011年インド国勢調査)
居住地域
在外インド人:
c.3,080万[3]
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦3,500,000[4]
アメリカ合衆国の旗 アメリカ3,456,477[5]
サウジアラビアの旗 サウジアラビア2,500,000[6][7]
マレーシアの旗 マレーシア2,012,600[8]
パキスタンの旗 パキスタン1,597,000
イギリスの旗 イギリス1,451,862[9]
カナダの旗 カナダ1,374,710[10]
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ1,274,867[11]
モーリシャスの旗 モーリシャス994,500[3]
スリランカの旗 スリランカ839,504[12]
オマーンの旗 オマーン796,001[3]
オーストラリアの旗 オーストラリア700,000[13]
クウェートの旗 クウェート700,000[14]
カタールの旗 カタール650,000[15]
ネパールの旗 ネパール600,000[16]
ドイツの旗 ドイツ161,000-1,000,000+[17][3]
トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ468,524[3]
タイ王国の旗 タイ465,000[3]
バーレーンの旗 バーレーン400,000[3]
ガイアナの旗 ガイアナ327,000[3]
フィジーの旗 フィジー315,000[3]
シンガポールの旗 シンガポール250,300[18]
オランダの旗 オランダ240,000[3]
イタリアの旗 イタリア197,301[3]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド155,178[19]
スリナムの旗 スリナム148,000[3]
インドネシアの旗 インドネシア120,000[3]
フランスの旗 フランス109,000[3]
イスラエルの旗 イスラエル85,000[20]
ブラジルの旗 ブラジル23,254[21]
アイルランドの旗 アイルランド20,000+[22]
ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島1,218
言語
インドの言語」を参照
宗教
ヒンドゥー教徒 79.8%
イスラム教徒 14.2%
キリスト教徒 2.3%
シク教徒 1.7%
仏教徒 0.7%
ジャイナ教徒 0.4%

インド人(Indians)とは、インド住民のことである[23]。また、インド国籍を有する者を指す。インドには、インド・アーリヤ族ドラビダ族モンゴロイド族等の民族が存在する[24]

言語

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インドの連邦公用語は「ヒンディー語」であるが、それ以外にも憲法で公認されている州の言語が21言語ある[24]

宗教

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ヒンドゥー教を信仰する国民(ヒンドゥー教徒)が最多であるが、イスラム教などその他の宗教を信仰する国民も少なくない。2011年国勢調査では、ヒンドゥー教徒が79.8%、イスラム教徒が14.2%となっている[24][25]

民族

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インドの民族は、北インドの「アーリア系」と南インドの「ドラヴィダ系」に大別される。アーリア系は一般に色白かつ長身であり、ドラヴィダ系はの色や体毛が濃いのが特徴である。

人口

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1950年頃から爆発的に増加し続けているインドの人口は、2022年の時点で14億1,200万人となっており、中国(14億2,600万人)に次いで世界第2位となっている[26]国連は、2023年にはインドの人口が(中国のそれを上回り)世界最多になると推計している[26]。インドは今後も人口が増え続けると予測されており、2050年には16億6800万人に達する可能性があるという[26]

名前

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血液型

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インド人の血液型ABO式)はB型が最も多く、全体の約4割を占めている(O型が約3割・A型が約2割・AB型が約1割)[27]。世界的に見てもB型がこれほど多い国は珍しいが、これはコレラと関係があるという説もある[28]

脚注

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  1. ^ Population Enumeration Data (Final Population)”. Census of India. 17 June 2016閲覧。
  2. ^ A – 2 DECADAL VARIATION IN POPULATION SINCE 1901”. Census of India. 17 June 2016閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n Population of Overseas Indians”. Ministry of External Affairs (India) (31 December 2016). 28 May 2016閲覧。
  4. ^ “India is a top source and destination for world's migrants”. Pew Research Center. (3 March 2017). http://www.pewresearch.org/fact-tank/2017/03/03/india-is-a-top-source-and-destination-for-worlds-migrants/ 7 March 2017閲覧。 
  5. ^ ASIAN ALONE OR IN ANY COMBINATION BY SELECTED GROUPS: 2016”. U.S. Census Bureau. 14 February 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。15 October 2016閲覧。
  6. ^ How Saudi Arabia's 'Family Tax' Is Forcing Indians To Return Home”. The Huffington Post (2017年6月21日). 21 June 2017閲覧。
  7. ^ Indians brace for Saudi 'family tax'”. 21 June 2017閲覧。
  8. ^ Population by States and Ethnic Group”. Department of Information, Ministry of Communications and Multimedia, Malaysia (2015年). 12 February 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月19日閲覧。
  9. ^ 2011 Census: Ethnic group, local authorities in the United Kingdom”. Office for National Statistics (11 October 2013). 28 February 2015閲覧。
  10. ^ Immigration and Ethnocultural Diversity Highlight Tables”. statcan.gc.ca (2016年6月10日). 2016年5月2日閲覧。
  11. ^ Statistical Release P0302: Mid-year population estimates, 2011”. Statistics South Africa. p. 3 (27 July 2011). 2011年8月1日閲覧。
  12. ^ Sri Lanka Census of Population and Housing, 2011 – Population by Ethnicity”. Department of Census and Statistics, Sri Lanka (20 April 2012). 2022年10月19日閲覧。
  13. ^ Indians are becoming visible in Australia like never before”. Lowy Institute (28 May 2021). 2022年10月19日閲覧。
  14. ^ “Kuwait MP seeks five-year cap on expat workers' stay”. Gulf News. (30 January 2014). http://gulfnews.com/news/gulf/kuwait/kuwait-mp-seeks-five-year-cap-on-expat-workers-stay-1.1284513 
  15. ^ Population of Qatar by nationality - 2017 report”. 7 February 2017閲覧。
  16. ^ About India-Nepal Relations”. Embassy of India, Kathmandu, Nepal (February 2020). 2022年10月19日閲覧。
  17. ^ Immigration from outside Europe almost doubled Archived 9 December 2017 at the Wayback Machine.. Federal Institute for Population Research. Retrieved 1 March 2017
  18. ^ Population in Brief 2015”. Singapore Government (September 2015). 16 February 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。14 February 2016閲覧。
  19. ^ [1], [Stats NZ]”. stats.govt.nz. 11 December 2017閲覧。
  20. ^ Indian Community in Israel”. indembassyisrael.gov.in. 13 March 2021閲覧。
  21. ^ Imigrantes internacionais registrados no Brasil”. www.nepo.unicamp.br. 2021年8月20日閲覧。
  22. ^ Indian Community In Ireland”. irelandindiacouncil.ie. Ireland India Council. 20 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月19日閲覧。
  23. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『インド人』 - コトバンク
  24. ^ a b c インド 基礎データ”. 外務省. 2024年9月11日閲覧。
  25. ^ “India has 79.8% Hindus, 14.2% Muslims, says 2011 census data on religion”. Firstpost. (26 August 2016). http://m.firstpost.com/india/india-has-79-8-percent-hindus-14-2-percent-muslims-2016-census-data-on-religion-2407708.html 2022年10月24日閲覧。 
  26. ^ a b c インドの人口 来年世界最多に 中国を上回る推計を国連が発表 - NHKニュース(2022年7月12日)
  27. ^ 藤原院長のコラム”. kashiwazaki-ghmc.jp. 2024年9月11日閲覧。
  28. ^ インドから東南アジアにB型が多いのはコレラが原因だった”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2022年3月17日). 2024年9月11日閲覧。

外部リンク

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