ぼんくら
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『ぼんくら』は、宮部みゆきによる日本の小説。『小説現代』1996年3月号から2000年1月号まで計18回掲載されたものを加筆・訂正したうえで刊行された。その後、『日暮らし』『おまえさん』とシリーズで発表されている。
あらすじ
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登場人物
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書誌情報
[編集]単行本、文庫本ともに講談社から発売されている。
- ぼんくら
- 単行本:2000年4月20日発売、ISBN 4-06-210088-6
- 文庫本:2004年4月15日発売、上 ISBN 4-06-274751-0、下 ISBN 4-06-274752-9
- 日暮らし
- 単行本:2004年12月22日発売、上 ISBN 4-06-212736-9、下 ISBN 4-06-212737-7
- 文庫本:2008年11月14日発売、上 ISBN 978-4-06-276203-8、中 ISBN 978-4-06-276204-5、下 ISBN 978-4-06-276205-2
- 文庫本 新装版:2011年9月15日発売、上 ISBN 978-4-06-277048-4、下 ISBN 978-4-06-277049-1
- おまえさん
- 単行本:2011年9月22日発売、上 ISBN 978-4-06-217252-3、下 ISBN 978-4-06-217253-0
- 文庫本:2011年9月22日発売、上 ISBN 978-4-06-277072-9、下 ISBN 978-4-06-277073-6
ラジオドラマ
[編集]ぼんくら・日暮らし | |
---|---|
ジャンル | ラジオドラマ |
放送方式 | 収録 |
放送期間 | 2005年10月 - 2006年3月 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:30 |
放送回数 | 24 |
放送局 | 朝日放送 |
ネットワーク | NRN |
出演 | 中村橋之助 |
テーマ曲 | 河口恭吾「風と落ち葉の季節に」 |
『ぼんくら』『日暮らし』の2作を原作としたラジオドラマが『ぼんくら・日暮らし』のタイトルで制作され、ABCラジオ(朝日放送)で2005年10月9日から2006年3月にかけて放送された。「宮部みゆきラジオドラマシリーズ」の一作で、江戸の下町を舞台にしたミステリー劇。
放送スケジュール
[編集]- 「ぼんくら」2005年10月 - 12月、全12回
- 「日暮らし」2006年1月 - 3月、全12回
出演者
[編集]- 井筒平四郎:中村橋之助
- 奥方:原田知世
- 弓之助:高山みなみ
- おでこの三太郎:神木隆之介
- 久兵衛:地井武男
- お徳:渡辺えり子
- 政五郎親分:永島敏行
- 佐吉:中村俊介
- 総一郎:中村勘太郎
- おふじ:檀れい
- 葵:吉田日出子
- お六:かわいもりえ
- 春香:東ちづる
- 杢太郎:桜井敏治
- おとよ:長谷部瞳
- 新一:西村朋紘
- 黒豆 : 佐々木蔵之介
- 仁平 : 坂東彌十郎
- 湊屋総右衛門 : 草刈正雄
主題歌
[編集]ネット情報
[編集]ニッポン放送を始めとしたNRN15局にネット配信。
同時刻ネット放送
[編集]時差ネット放送
[編集]その他
[編集]- 番組のあらすじがポッドキャスティングでも聴取可能。
- これをきっかけに2009年3月末までの4年間毎年ナイターオフの日曜21:00よりABCラジオキー局の連続ラジオドラマシリーズが放送されていた。(詳細はABCラジオ制作 ナイターオフ日曜夜9時枠の連続ラジオドラマを参照。)しかし、2009年の10月から予定されていた連続ラジオドラマシリーズは2008年に朝日放送の新局舎移転に伴う費用の問題等の余波で放送を取りやめてネット各局ごとにこの時間(日曜21時)枠は番組編成を判断することとなった(ABCラジオでは「たぶん晴れます!?清水です」が放送されている)。
テレビドラマ
[編集]ぼんくら | |
---|---|
ジャンル | 時代劇 |
原作 |
宮部みゆき 『ぼんくら』『日暮らし』 |
脚本 |
尾西兼一 稲葉一広(5話) |
演出 |
吉川一義 酒井信行 真鍋斎 |
出演者 |
岸谷五朗 奥貫薫 風間俊介 加部亜門 植本潤 高村竜馬 鮎川まゆ美 六平直政 志賀廣太郎 鶴見辰吾 大杉漣 松坂慶子 |
ナレーター | 寺田農 |
音楽 | 沢田完 |
製作 | |
プロデューサー |
白石統一郎 真鍋斎 原林麻奈 |
制作 | NHK |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送枠 | 木曜時代劇 (NHK) |
放送分 | 43分 |
ぼんくら | |
放送期間 | 2014年10月16日 - 12月18日 |
放送時間 | (総合)木曜 20:00 - 20:43 |
放送枠 | 木曜時代劇 |
放送分 | 43分 |
回数 | 10 |
木曜時代劇「ぼんくら」 | |
ぼんくら2 | |
放送期間 | 2015年10月22日 - 12月3日 |
放送時間 | (総合)木曜 20:00 - 20:43 |
放送枠 | 木曜時代劇 |
放送分 | 43分 |
回数 | 7 |
木曜時代劇「ぼんくら2」 |
2014年10月からNHK「木曜時代劇」で連続テレビドラマ化された。主演は2003年に放送されたNHK時代劇『またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜』以来11年ぶりとなる岸谷五朗[2]。
2015年10月22日から『ぼんくら2』として2004年に刊行された小説『日暮らし』のエピソードが描かれる続編が放送された[3]。
キャスト
[編集]レギュラー
[編集]- 井筒平四郎:岸谷五朗[4][5]
- 井筒志乃:奥貫薫
- 佐吉:風間俊介[6]
- 弓之助:加部亜門
- 小平次:植本潤
- 友兵衛:秋野太作
- 久兵衛:志賀廣太郎
- おでこ:高村竜馬
- 長助:森遥野(第1シリーズ 3話 - )
- 房吉:渡邉紘平(第1シリーズ 2話 - )
- 葵:佐藤江梨子(第1シリーズ 5話 - )→小西真奈美(第2シリーズ)[7]
- おふじ:遊井亮子(第1シリーズ 5話 - )
- 政五郎:大杉漣(第1シリーズ 3話 - )
- 湊屋総右衛門:鶴見辰吾(第1シリーズ 4話 - )
- お徳:松坂慶子[8]
準レギュラー(鉄瓶長屋ほか・第1シリーズ)
[編集]- おえん:鮎川まゆ美
- おしま:草村礼子
- お絹:真由子
- 権吉:越村公一
- お律:清水くるみ
- 富平:福本清三
- お露:勝野雅奈恵
- 太助:西村匡生
- 加吉:岸部一徳(1話)
- 正次郎:柴田善行(1話)
- 仁平:六平直政(2話 - )
- 卯兵衛:小倉一郎(3話)
- おくめ:須藤理彩(3話 - )
- 善次郎:徳井優(3話)
- 辻井英之介:音尾琢真(4話 - )
- 清次:西尾塁(4話 - )
- 幸庵:鶴田忍(5話)
- みすず:山田朝華(6話 - )
- 相馬登:東根作寿英(8話 - )
準レギュラー(幸兵衛長屋ほか・第2シリーズ)
[編集]- 幸兵衛:島田順司
- おしま:阪上和子
- おさき:松田沙紀
- お六:西尾まり
- 八助:螢雪次朗
- お恵:村川絵梨
- 晴香:黒川智花
- 彦一:合田雅吏(第2話 ‐ )
- お紺:山崎千恵子(第3話 ‐ )
- 孫八:なだぎ武(第3話 ‐ )
- 子盗り鬼:谷口高史(第3話 ‐ )
- 湊屋宗一郎:屋良朝幸(第4話 ‐ )
- お春の母:坪井木の実(第7話)
- 佐伯錠之介:嶋田久作
スタッフ
[編集]- 原作 - 宮部みゆき『ぼんくら』
- 脚本 - 尾西兼一、稲葉一広(5話)
- 音楽 - 沢田完
- 語り - 寺田農
- 演出 - 吉川一義、酒井信行、真鍋斎[9]
- 制作統括 - 白石統一郎(C.A.L)、真鍋斎(NHKエンタープライズ)、原林麻奈(NHKドラマ制作部)
- 制作 - NHKエンタープライズ
放送日程
[編集]ぼんくら
[編集]話数 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
第一話 | 10月16日 | 忍びよる影 | 殺し屋 | 尾西兼一 | 吉川一義 | 6.5%[10] |
第二話 | 10月23日 | 烏を連れた差配人[11] | 博打うち | |||
第三話 | 10月30日 | やってきた迷い子 | 通い番頭 ひさぐ女 |
酒井信行 | ||
第四話 | 11月 | 6日消えゆく隣人[12] | 拝む男 長い影 |
|||
第五話 | 11月13日 | 恨みを持つ者[13] | 長い影 | 稲葉一広 | 吉川一義 | |
第六話 | 11月20日 | 過去から迫る闇 | 尾西兼一 | |||
第七話 | 11月27日 | 仕組まれた出奔 | 真鍋斎 | |||
第八話 | 12月 | 4日飛べ!官九郎 | ||||
第九話 | 12月11日 | 土の中で眠る女 | 吉川一義 | |||
最終話 | 12月18日 | さよなら鉄瓶長屋 | 長い影 幽霊 |
ぼんくら2
[編集]話数 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | 10月22日 | 哀しき再会 | なけなし三昧 日暮らし |
吉川一義 | 7.8%[14] |
第二話 | 10月29日 | 信じる心 | 日暮らし | ||
第三話 | 11月 | 5日鬼の棲む家 | 酒井信行 | ||
第四話 | 11月12日 | 穏やかなる死体 | 真鍋斎 | ||
第五話 | 11月19日 | 新たなる容疑者 | |||
第六話 | 11月26日 | ただよう香り | 吉川一義 | ||
最終話 | 12月 | 3日鬼の正体 | 日暮らし 鬼は外、福は内 |
脚注
[編集]- ^ ニッポン放送は、スポーツ中継などにより放送時間変更の場合がある。
- ^ “岸谷五朗「50歳でも、まだまだ」京都の“高齢”時代劇スタッフに刺激”. Drama & Movie by ORICON NEWS (oricon ME). (2014年10月2日) 2024年9月7日閲覧。
- ^ “宮部みゆきの時代ミステリー第2弾を放送!”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA (2015年7月23日). 2015年7月25日閲覧。
- ^ 岸谷五朗(インタビュー)「インタビュー 木曜時代劇「ぼんくら」」『WONDER!Web』、2014年10月29日。オリジナルの2015年1月25日時点におけるアーカイブ 。2015年1月25日閲覧。
- ^ “岸谷五朗、1年ぶりに役との“再会”に感慨「ちゃんと生きていた」”. ORICON STYLE (2015年10月2日). 2015年10月2日閲覧。
- ^ “風間俊介「自然に撮影に入っていけた」 小西真奈美「うなずくだけで前のめりになった」”. TVfanWeb (2015年10月2日). 2015年10月5日閲覧。
- ^ “小西真奈美:時代劇初出演「かつらが重くて前のめり」”. MANTANWEB. (2015年10月2日) 2015年10月5日閲覧。
- ^ “松坂慶子、NHK時代劇の役作りは「上沼恵美子さんをイメージ」”. 映画.com (2014年10月2日). 2014年10月2日閲覧。
- ^ 真鍋斎(インタビュー)「「ぼんくら2」制作統括が“視聴率至上主義”に警鐘!」『Smartザテレビジョン』、2015年12月2日 。2015年12月3日閲覧。
- ^ “岸谷五朗主演「ぼんくら」初回6.5%”. スポーツ報知. (2014年10月17日). オリジナルの2014年10月18日時点におけるアーカイブ。 2014年10月18日閲覧。
- ^ “長屋にやってきた佐吉(風間俊介)をお徳(松坂慶子)が毛嫌いする理由は?木曜時代劇『ぼんくら』”. テレビドガッチ (2014年10月23日). 2015年1月25日閲覧。
- ^ “長屋の住人が次々に消える!?不審に思った同心・平四郎は…木曜時代劇『ぼんくら』”. テレビドガッチ (2014年11月6日). 2015年1月25日閲覧。
- ^ “佐吉(風間俊介)の素性が明らかに!?失踪事件の謎も深まる…木曜時代劇『ぼんくら』”. テレビドガッチ (2014年11月13日). 2015年1月25日閲覧。
- ^ “ぼんくら2:岸谷五朗の続編時代劇初回は7.8%”. MANTANWEB. (2015年10月23日) 2015年10月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 『ぼんくら』 - 講談社BOOK倶楽部
- ABCラジオ・宮部みゆきドラマシリーズ「ぼんくら」・「日暮らし」
- ぼんくら NHK 木曜時代劇 - ウェイバックマシン(2014年12月15日アーカイブ分)
- ぼんくら2 NHK 木曜時代劇 - ウェイバックマシン(2015年12月17日アーカイブ分)
- 木曜時代劇 ぼんくら - NHK放送史
ABCラジオ 日曜21時00分枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ぼんくら・日暮らし
|
パーフェクトジョッキー
|
ABCラジオ ナイターオフ日曜夜9時台前半枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
日曜スペシャル
(単発番組枠) - 21:55 |
ぼんくら・日暮らし
|
NHK総合 木曜時代劇 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
吉原裏同心
(2014.6.26 - 9.18) |
ぼんくら
(2014.10.16 - 12.18) |
風の峠〜銀漢の賦〜
(2015.1.15 - 2.19) |
木曜時代劇 | ||
まんまこと〜麻之助裁定帳〜
(2015.7.16 - 10.1) |
ぼんくら2
(2015.10.22 - 12.3) |
ちかえもん
(2016.1.14 - 3.3) |