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しょうりゅう (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しょうりゅう
基本情報
建造所 川崎重工業神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 AIP通常動力型潜水艦
級名 そうりゅう型潜水艦
建造費 約520億円
母港
所属 第1潜水隊群第1潜水隊
艦歴
発注 平成26年度
起工 2015年1月28日
進水 2017年11月6日
就役 2019年3月18日
現況 現役
要目
基準排水量 2,950トン
水中排水量 4,200トン
長さ 84m
9.1m
高さ 10.3m
吃水 8.5m
機関 ディーゼル・スターリング・エレクトリック方式
(水上:3,900ps/水中:8,000ps)
12V25/25SBディーゼル機関 × 2基
川崎/コックムス4V-275R MkIIIスターリング機関 × 4基
推進電動機 × 1基
蓄電池
推進器 スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上:13ノット (24 km/h)
水中:20ノット (37 km/h)
潜航深度 未発表
乗員 65名
兵装 HU-606 533mm魚雷発射管 × 6門
89式 魚雷
ハープーン
C4ISTAR ZYQ-31 指揮管制支援ターミナル
情報処理装置(TDBS)
ZQX-11 潜水艦戦術状況表示装置
ZYQ-51 潜水艦発射管制装置
レーダー ZPS-6F 対水上捜索用 × 1基
ソナー ZQQ-7B 統合式
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ECM
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しょうりゅう(ローマ字:JS Shoryu, SS-510)は、海上自衛隊潜水艦そうりゅう型潜水艦の10番艦。艦名は、物事を高所から判断して素早く行動するという意味を込めた「翔龍」から名付けられた[1]。建造費は約520億円。そうりゅう型10番艦の「しょうりゅう」までは水中の航続時間を延ばすためのスターリングエンジンを搭載している[2]。スターリング機関による発電方式は長時間の潜航能力に優れている。


艦歴

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「しょうりゅう」は、中期防衛力整備計画(23中期防)に基づく平成26年度計画2900トン型潜水艦8125号艦として、川崎重工業神戸工場で2015年1月28日に起工され、2017年11月6日に命名・進水式が挙行された。2018年8月26日に公試開始、2019年3月18日に竣工、引渡式・自衛艦旗授与式が挙行されて就役し[3][4]第1潜水隊群第1潜水隊に編入され呉基地に配備された[5]

川崎重工業神戸工場で戦後に建造された潜水艦としては28隻目に当たる[6]

2020年9月から護衛艦かが」、「いかづち」が参加中の令和2年度インド太平洋方面派遣訓練に追加派遣された[7]。同派遣訓練中の10月9日、南シナ海において「かが」、「いかづち」と対潜戦訓練を実施し[8]、翌10日には補給のためベトナム南部のカムラン湾に寄港した[9]

「いかづち」と並走中の「しょうりゅう」

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
艤装員長
- 阿部純一 2017.11.16 - 2019.3.17 防大39期 なるしお艦長 しょうりゅう艦長
 艦長
1 阿部純一 2019.3.18 - 2020.3.8 防大39期 しょうりゅう艤装員長 みちしお艦長  
2 宮 岳史 2020.3.9 - 2021.3.28 防大48期 せきりゅう副長 兼 航海長 潜水艦教育訓練隊
3 早川大士 2021.3.29 - 2022.8.21 防大44期 こくりゅう艦長 潜水艦隊司令部 3等海佐
4 中村大介 2022.8.22 - 2023.8.21 潜水艦教育訓練隊
5 勝間武道 2023.8.22- - 3等海佐

脚注

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  1. ^ 海上自衛隊HP 活動内容(命名・進水式)
  2. ^ 世界初のリチウムイオン電池搭載の新潜水艦「おうりゅう」が海上自衛隊に引き渡し”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2020年3月5日閲覧。
  3. ^ 潜水艦「しょうりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式等について (PDF)
  4. ^ 【動画】海自潜水艦「しょうりゅう」引き渡し式 川崎重工業神戸工場”. 産経新聞 (2019年3月18日). 2019年3月18日閲覧。
  5. ^ 海上自衛隊ツイッター公式アカウント 2019年3月20日
  6. ^ 潜水艦「しょうりゅう」が進水”. 川崎重工業 (2017年11月6日). 2017年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月6日閲覧。
  7. ^ 令和2年度インド太平洋方面派遣訓練について(追加) (PDF)
  8. ^ 対潜戦訓練について (PDF)
  9. ^ 海上自衛隊の派遣部隊ベトナム寄港中国念頭に連携強化ねらい”. NHK NEWS WEB (2020年10月10日). 2020年11月14日閲覧。

外部リンク

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