あづま陸橋
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あづま陸橋(あづまりっきょう)は、福島県福島市にある跨線橋である。
概要
[編集]JR東日本福島駅構内の南側に位置し、JR東北本線を横断し、福島県道70号福島吾妻裏磐梯線を通す。全長450m、幅員22mであり、上下線片側2車線で供用されている。1973年(昭和48年)4月20日に開通した。歩道は斜路部分には無く、橋梁中央部の上下線に設置されており、直下の道路の横断歩道橋に接続されている。
東詰はあづま陸橋東交差点で、福島県道3号福島飯坂線と県道70号福島吾妻裏磐梯線の起点となっており、その先の本町交差点と合わせ国道13号平和通り・信夫通り、旧国道4号と交通量の多い道路と複雑な信号運用により交差している。西側は福島県道126号福島微温湯線の起点である。追突事故防止のため上り線には予告信号が設置されている。福島市中心部を東西に貫く幹線道路として機能しており、交通量は一日を通して多い。
陸橋の両端は6%勾配となっており、冬季において凍結による事故が懸念されていた。そこで、建設中の1972年(昭和47年)11月に始まった舗装工事の際、電熱式のロードヒーティング装置が設けられ、電熱線が埋め込まれた。この電熱式ロードヒーティング装置は福島県が管理する道路としては初の試みであった[2]。
陸橋の下部には、道路や線路の他に、福島市が管理する自転車駐輪場(無料)、福島県道路公社が管理する有料駐車場が存在する。陸橋上の歩道には福島交通バス停と、福島駅東口などに通じる歩道橋が接続している。
周辺
[編集]関連項目
[編集]- あづま橋 - 類似した名称であるが、福島市矢剣町と方木田を結ぶ荒川を渡る市道の橋である。
- 吾妻高架橋 - 類似した名称であるが、福島市東中央と森合を結ぶ、JR奥羽本線を跨ぐ国道13号福島西道路の跨線橋である。
脚注
[編集]- ^ 平成27年度 橋梁点検結果(福島県管理道路)
- ^ 福島民報夕刊1972年12月19日(3面)『「あづま陸橋」冬の〝新兵器〟』
座標: 北緯37度45分10.4秒 東経140度27分34.7秒 / 北緯37.752889度 東経140.459639度