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智頭急行HOT3500形気動車

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智頭急行HOT3500形気動車
智頭急行HOT3500形気動車
基本情報
製造所 富士重工業
製造年 1994年
製造数 10両[1]
運用開始 1994年12月3日
投入先智頭急行智頭線
西日本旅客鉄道因美線
主要諸元
編成 両運転台付単行車
最高速度 110 km/h
車両定員 47(座)+53(立)= 100名 (3501~3509)
34(座)+49(立)=83名 (3521)
自重 29.0
全長 17,500 mm
全幅 2,827 mm
全高 4,000 mm
車体 普通鋼
台車 二軸ボギー台車
FU44D・FU44T
機関出力 355ps(SA6D125H-1A)×1
駆動方式 液体式(TACN-22-1608)
制動装置 DE1A自動空気ブレーキ
保安装置 ATS-SW ATS-P
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智頭急行HOT3500形気動車(ちずきゅうこうHOT3500がたきどうしゃ)は、智頭急行に所属する普通列車気動車である。

概要

智頭急行線の開業に伴い、線内の普通列車用に製造された車両である。1994年(平成6年)に一般用9両(HOT3501 - HOT3509)・イベント用1両(HOT3521・宝くじ号)の計10両が富士重工業で製造された。全車が自社の大原事業所に配置されている。形式称号のHOTは、智頭急行の沿線である兵庫県岡山県鳥取県ローマ字表記した際のそれぞれの頭文字を英語の"Hot"(「熱い」の意味)にかけたものである。

全長17 mで、後発・対向の特急列車の130 km/h運転に支障することなく普通列車が駅の待避線に入線するダイヤグラムを構成する都合上、こちらも最高速度を110 km/hに設定されている[要出典]。走行用ディーゼルエンジンHOT7000系と同じコマツ製SA6D125H-1(355 PS/2000 rpm)を1基搭載している。なお、形式の3500は、機関出力が約350 PSであることに因んでいる。全車両にトイレが設備されている。

本形式は智頭線内のすべての普通列車に使用されるほか、西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線智頭駅 - 鳥取駅間でも使用される。そのため、車内の自動放送はJR西日本米子支社管内の普通列車用の放送と同じフォーマットが用いられており、智頭線内では「JR西日本を」のフレーズを「智頭急行を」のフレーズに差し替えている。JR西日本線内を走行する関係で優先座席が設けられており、同社で使用されている優先座席を示すシールが、窓などに貼られている。

イベント用車両

左側が塗色変更前のイベント用HOT3521号車(2005年)

HOT3521号車は他の車両とデザインが異なるイベント用車両である[2]。普段は普通列車として使用されるが、イベント運用時はカラオケ設備や液晶モニター、トンネルシアター、テーブルを設置することができる[2][3]。2017年4月に内装工事が行われた。2018年には外装の変更が行われ、3月18日より列車愛称「あまつぼし」として運行される[2][3]

出典

  1. ^ 一般用9両・イベント用1両
  2. ^ a b c “智頭急行「あまつぼし」誕生、HOT3521号車に沿線の星空をデザイン”. マイナビニュース. (2018年2月21日). https://news.mynavi.jp/article/20180221-587236/ 2018年2月22日閲覧。 
  3. ^ a b "「あまつぼし」がデビューします" (pdf) (Press release). 智頭急行株式会社. 20 February 2018. 2018年2月22日閲覧

関連項目

外部リンク