「バイオハザードV リトリビューション」の版間の差分
Johnny Gan (会話 | 投稿記録) |
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* テレビ朝日版:2014年11月2日 『[[日曜洋画劇場]]』初放送。 |
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== 日本語版制作スタッフ == |
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* 演出:[[中野洋志]] |
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** 翻訳:[[藤澤睦実]] |
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** 翻訳監修:[[今田利枝]] |
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* 録音:[[長谷川巧]]、[[北浦祥子]] |
** 調整:[[菊池悟史]] |
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** 録音:[[長谷川巧]]、[[北浦祥子]] |
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* 日本語版コーディネーター:[[菊地謙]]、カーフット善(ACクリエイト)、Mixed at Shepperton Studios(UK) |
** 日本語版コーディネーター:[[菊地謙]]、カーフット善(ACクリエイト)、Mixed at Shepperton Studios(UK) |
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* 日本語版制作:[[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)|ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント]]、ACクリエイト株式会社 |
** 日本語版制作:[[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)|ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント]]、ACクリエイト株式会社 |
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== テレビ放映 == |
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[[2014年]][[11月2日]]に[[テレビ朝日]]の『[[日曜洋画劇場]]』枠で初放送される予定。アリスをはじめ続けて登場した人物については、同一の声優陣による吹き替えが施されている。 |
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== 登場クリーチャー == |
== 登場クリーチャー == |
2014年10月10日 (金) 14:24時点における版
バイオハザードV リトリビューション | |
---|---|
Resident Evil: Retribution | |
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
脚本 | ポール・W・S・アンダーソン |
製作 |
ポール・W・S・アンダーソン ジェレミー・ボルト ドン・カーモディ |
製作総指揮 | マーティン・モスコウィッツ |
出演者 | ミラ・ジョヴォヴィッチ |
音楽 | トムアンドアンディ |
撮影 | グレン・マクファーソン |
編集 | ニーヴン・ハウィー |
製作会社 |
コンスタンティン・フィルム インパクト・ピクチャーズ |
配給 |
スクリーン・ジェムズ ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント |
公開 | 2012年9月14日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 |
カナダ ドイツ |
言語 |
英語 日本語 |
製作費 | $65,000,000[1] |
興行収入 |
$240,159,255[1] 38.1億円[2] |
前作 | バイオハザードIV アフターライフ |
次作 | バイオハザードVI ザ・ファイナル・チャプター |
『バイオハザードV リトリビューション』(原題: Resident Evil: Retribution)は、2012年9月14日に日米同時公開のホラーアクション映画。3D上映も行われた。PG12指定。
概要
今作は前作『IV』のラスト直後から続く形で始まる展開となっており、主な舞台はアンブレラ社の最高機密オペレーション施設であるが、その中にあるシミュレーション用実験場という形でニューヨーク(タイムズ・スクエア)、東京(渋谷)、モスクワ(赤の広場)の街が登場する。
クリーチャーはリッカーや処刑マジニが再登場する他、『バイオハザード4』『バイオハザード5』に登場した寄生虫プラーガが初登場(前作ではマジニやアジュレは登場したものの、プラーガに関しては語られていなかった)し、また、『4』以降ゲーム版では定番となっているチェーンソー(またはそれに値する武器)で武装したクリーチャーも登場している。また、エイダやバリーの衣装や武器(エイダはフックショット、バリーはマグナム銃)が原作に忠実であったり、アリスがエイダと出会った際に『4』でのレオンに似た動きで銃を持ったエイダを抑える場面や、エイダから貸し与えられたフックショットを使って移動する場面があったり、プラーガを投与したレインが『4』のラスボス、サドラーと同様の方法で身体に撃ち込まれた弾丸を排出する等、今回登場したジルの姿が『5』での姿に準じていたり、胸のデバイスで操られていたり等、原作(今回では主に『4』)へのオマージュ要素も健在である。
ストーリー
ウェスカーとの死闘に決着を付け、生存者達を助け出したアリス達だが、そこへアンブレラ社の戦闘機部隊が襲ってきた。その中にはかつての仲間のジルもいた。圧倒的な戦力差を前にそれでも生存者を守るために一人戦うアリス。多大な犠牲者を生んだ壮絶な銃撃戦の末、逃げ遅れたアリスは戦闘機の墜落に巻き込まれ、海へ転落。体が沈んでいく中、アリスは絶望感と孤独に打ちひしがれ、意識が遠のいていった…。
意識を取り戻すと、アリスは謎の実験施設の独房に囚われていた。そこでジルから執拗な拷問を受けるが、突然セキュリティシステムが停止し、独房の扉が開く。アリスは逃走の末に施設の制御室へ到着するが、そこでアンブレラ社の工作員エイダに出会う。エイダを殺そうとするアリスだが、その時、モニター越しにある人物が現れる。なんと、それは死んだはずのウェスカーだった。わけが分からないままエイダはウェスカーの命令でアリスを助けに来たのだという事を知り、逃走のためにエイダと行動を共にする事にしたアリス。だが、すぐそこにジル率いるアンブレラの攻撃部隊や強力なアンデッドや生物兵器が迫っていた。
かつての仲間から攻撃され、かつての敵に助けられるアリスは、果たして実験施設から脱出することができるのか。
キャスト
主役
- アリス・アバーナシー
- 演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
- 主人公。元アンブレラ社特殊部隊員。アンブレラ社の実験で体にT-ウィルスを注入され、細胞レベルで取り込んだことで、超能力や超人的な身体能力を得た。しかしウェスカーにより体内のT-ウィルスを中和されたため能力を失ってしまった。
- 前作でクリス、クレア兄妹と共にアルカディアへ向かい、そこでアルカディアの真実を知り、潜伏していたウェスカーと決着を着けたがアンブレラの攻撃部隊との銃撃戦で意識を失い、アンブレラ社に囚われてしまう。
- その後、エイダや画面越しのウェスカーに導かれるままに、ウェスカーが派遣したアリス救出チームと合流し、地下施設からの脱出に成功する。
- 作中のラストにて、人類とアンデッドをはじめとするB.O.W.との戦いに対抗するために、ウェスカーの手によって再びT-ウィルスを注入され、能力を取り戻した。
- クローンアリス
- 演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
- アンブレラ社が造り出したアリスのクローン。今作ではアンブレラの研究施設の一つで何も知らず、夫トッドと娘ベッキーと3人で暮らす主婦になっている。
- 突如、アンデッドに襲われ、その襲撃からベッキーを連れて必死に逃げるも、逃げ込んだ民家でベッキーに隠れるように指示して助けを求めに出た矢先にマジニ化したトッドに襲われ、後に本物のアリスとエイダがやってきた時には既に惨殺された状態で発見された。
- アルバート・ウェスカー
- 演: ショーン・ロバーツ
- アンブレラ社の元幹部。前作でアリスに倒されたかに見えたが、実は生きていた。アンブレラ社の全実権を握ったレッド・クイーンに反旗を翻し、アンブレラ社と決別した。今作ではアリスを“アンブレラ社壊滅の為の強力な兵力”として実験施設から救うべく、モニター越しにレオン率いる救出チームと先んじてエイダを派遣する。
- エイダ・ウォン
- 演:李冰冰(リー・ビンビン)
- 元アンブレラ社工作員。色白肌のアジアンビューティー。現在はアンブレラ社と決別し、ウェスカー直属の工作員となっている。先んじて潜入した実験施設で救出したアリスとともに、施設から脱出すべく共闘する。
- 中盤、アリスを逃がすために囮となり一人戦うが、ジルに人質として捕らわれる[3]。終盤に一行を追ってきたジルに捕虜として連れてこられ、クローンレインに殴られて気絶する。それ以降出番はなく、そのままアリス達と共に生還した。戦闘力はアリスに勝るとも劣らず、ヒールを履いたまま華麗に戦う。また、原作では攻撃に使用していないフックショットを、本作では攻撃に使用している。
- レオン・S・ケネディ
- 演:ヨハン・アーブ
- ウェスカーにより派遣されたアリス救出チームのリーダー。
- 終盤、アリス達と共に地下施設からの脱出に成功、ルーサーと共に追撃して来た敵のクローンレインと肉弾戦を繰り広げ戦闘不能に陥るも、アリス達と共に生還した。
- 原作同様、元はR.P.D.所属の警官だったことが小説版で判明。ラクーン壊滅前にアークレイ山地猟奇殺人事件の捜査中に消息を絶ち、表向き事故で殉職となっていた[4]。
- バリー・バートン
- 演:ケヴィン・デュランド
- レオン率いるアリス救出チームの一員。原作同様マグナム銃を愛用している。
- 終盤、巨大リッカーに襲われ、重傷を負いながらも一行を追ってきたジルたちを一人で足止めし、クローンワンらと激しい銃撃戦を繰り広げるが、人質に捕られたエイダを助けるため、瀕死になりながらも最後の切り札としてマグナム銃を使ってクローンワンを射殺して一矢報いる。その直後、クローンカルロスの銃撃を浴びて死亡する。
- ルーサー・ウエスト
- 演:ボリス・コジョー
- レオン率いるアリス救出チームの一員。前作でマジニの襲撃によりアリス達と離れ離れになったが生還していた。
- 今作ではアリス救出チームの一員として登場。終盤、地下施設からの脱出に成功し、レオンと共に敵のクローンレインと肉弾戦を繰り広げるも、プラーガを投入した彼女に終始圧倒され、強烈な打撃(ゲーム版『5』においてウェスカーが使用していた『先崩掌打』に似た攻撃)を喰らい、心停止した事により死亡する。
- セルゲイ
- 演:ロビン・カシヤノフ
- レオン率いるアリス救出チームの一員。
- チーム内では電子端末による現在地の確認や救出ルートの計算を担当する。
- 基地内のモスクワエリアにおいて、プラーガアンデッド部隊の攻撃から逃げ切った矢先に巨大リッカーに捕えられ、頭部を喰いちぎられて死亡する。
- トニー
- 演:オフィリオ・ポルティージョ
- レオン率いるアリス救出チームの一員。
- 基地内のモスクワエリアにおけるプラーガアンデッド部隊との銃撃戦の最中、銃器のリロード中にチェーンソー男のとっさの攻撃に抵抗できず無惨に殺害される。
- トッド(民間人)
- 演: オデッド・フェール
- アンブレラ社が造り出したカルロスのクローンで、クローンアリスの夫。
- アンデッドの襲撃を受け捨て身で妻アリスと娘を逃がすが、最後はマジニと化して妻アリスに襲いかかる。
- クローンレイン(民間人)
- 演: ミシェル・ロドリゲス
- 第1作に登場したアンブレラ特殊部隊隊員レインのクローンで2体登場する内の1体。銃の反対デモに参加していて
- オリジナルやもう一体のクローンとは違い、銃の扱いも知らない一般市民で、クリーチャーの襲撃を受け逃げるクローンアリスとベッキーを車で救助するが直後に発生した事故によりはぐれてしまう。後にモスクワエリアでオリジナルのアリスと合流し、その後はアリスやレオン達と行動を共にするが、巨大リッカーの襲撃を受けて柱へ弾き飛ばされ、首の骨を折って死亡。
- ベッキー
- 演: アリアーナ・エンジニア
- クローンアリスとトッド(カルロスのクローン)の娘。聴力に障害があり、手話で話す。
- 逃げ込んだ民家のクローゼットに隠れていた所をやって来たオリジナルのアリスに発見され、彼女を母親と思い込み、共に行動する。巨大リッカーに浚われて繭の中に閉じ込められる等散々な目に逢うが、彼女らと共に地下施設からの脱出に成功した。
敵役
- ジル・バレンタイン
- 演:シエンナ・ギロリー
- 第2作『バイオハザードII アポカリプス』でアリスと共に行動し、ラクーンシティから生還した勇敢な女性戦士。その後アリスとは別行動をとっていたが、アンブレラ社に囚われ拷問されたあげく、胸にデバイスを取り付けられ洗脳され、アンブレラ社の攻撃部隊の指揮を取る。終盤、アリスと戦い圧倒するが、とどめを刺そうとした時にアリスによりデバイスを外され、レッド・クイーンのリモートコントロールから解放されて気を失う。意識を取り戻すと、敵のクローンレインに追い詰められていたアリスに銃を投げ渡して彼女の逆転をサポートし、アリス達と共に生還した。
- 元々アリスに匹敵する天性の戦闘力の持ち主だったが、今作での戦闘力はアリスを圧倒するほど。すべての攻撃に一切の無駄がなく、アリスとの肉弾戦でも終始優勢を保ったまま追い詰めた。
- 金髪のポニーテールに、バトルスーツなど、外見は『バイオハザード5』で登場した姿に準じている。
- クローンレイン(攻撃部隊員)
- 演: ミシェル・ロドリゲス
- 第1作に登場したアンブレラ特殊部隊員レインのクローンで2体登場する内の1体。ジル率いる攻撃部隊の一員で副官的存在。オリジナル同様鍛えぬかれた身体能力を持ち、攻撃部隊内ではジルに次ぐ戦闘能力を持つ。
- 他の隊員達が死んだ後も攻撃部隊内でジルと共に生き残り、終盤基地から脱出したアリス一行の前にジルと共に氷下から潜水艦に乗って登場、自らの体にプラーガを注射して身体能力を強化、銃弾を物ともしない生命力(原作『4』のサドラー人間形態のオマージュ)と、打撃だけで骨折させ、更には打撃で心臓を止めるなどの攻撃力を手に入れ、レオン達と互角以上に戦い、ルーサーを殺害、レオンとアリスをも瀕死に追い詰めた。最期は自我を取り戻したジルが投げ渡した銃を使ったアリスに足元の氷を破壊され、アリスに捨て台詞を吐きながら氷下に潜むマジニ達に海中に引きずり込まれていった。
- クローンカルロス
- 演: オデッド・フェール
- アンブレラ社が造り出したカルロスのクローンで、ジル率いる攻撃部隊の一員。クローンワンと共に、仲間のクローンレインや他の隊員達の統制役を務める。
- 終盤、他の隊員らと共にバリーを射殺するも、仲間のクローンレイン以外の残っていた隊員達と共に基地の破壊に巻き込まれ死亡。
- クローンワン
- 演: コリン・サーモン
- 第1作に登場したアンブレラ特殊部隊隊長ワンのクローン。ジル率いる攻撃部隊の一員で、ここでも他の隊員達の纏め役を務めている。
- バリーと激しい銃撃戦を繰り広げる事となり、人質に取ったエイダを盾にバリーを出て来させて銃撃し、瀕死にさせるも油断して銃を下ろした所をバリーが最終兵器として用いたマグナムで射殺される。
- 第一感染者(クローン)
- 演:中島美嘉
- 東京で最初にT-ウイルスに感染し、アンデッドとなった女性。
- 今作ではアンブレラ社が作り出したクローンのマジニとして登場、東京を模した実験区画と、制御室へと続く光の廊下で他のマジニらと共にアリスと激しい戦いを繰り広げるも射殺される。
- レッド・クイーン (アンブレラ残害の支配者)
- 声:ミーガン・シャルパンティエ
- アンブレラ社が開発した最先端の人工知能。第1作でラクーンシティ地下の研究施設「ハイブ」の全システムをコントロールしていた。バイオハザード発生時はいかなる場合でも感染者を施設の外に出さず、目的のためには何人でも躊躇なく犠牲にする冷酷非情なシステム。
- 今作ではアリスが捕らわれている施設の全システムをコントロールし、アンブレラ社の全実権を握る事実上のトップとなっている。施設内でのアリスや彼女の救出チームの動きを逐一監視し、ジル率いる攻撃部隊に命令を下したり、生物兵器を刺客として差し向けたりする。
日本語吹き替え
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
劇場公開・ソフト版 | テレビ朝日版[5][6][7] | ||
アリス・アバーナシー | ミラ・ジョヴォヴィッチ | 本田貴子 | 岡寛恵 |
クローンアリス | |||
クローンレイン(民間人と攻撃部隊員) | ミシェル・ロドリゲス | 朴璐美 | 高山みなみ |
ジル・バレンタイン | シエンナ・ギロリー | 湯屋敦子 | 岡本麻弥 |
エイダ・ウォン(アンブレラ社の元工作員) | リー・ビンビン | 岡本麻弥 | 皆川純子 |
レオン・S・ケネディ | ヨハン・アーブ | 宮内敦士 | 森川智之 |
ルーサー・ウエスト | ボリス・コジョー | 楠大典 | 山野井仁 |
アルバート・ウェスカー(私設部隊) | ショーン・ロバーツ | 立木文彦 | 大塚明夫 |
クローンカルロス(攻撃部隊員) | オデッド・フェール | てらそままさき | 江原正士 |
トッド(民間人) | |||
ベッキー (クローンアリスとトッドの娘) | アリアーナ・エンジニア | 羽飼まり | |
バリー・バートン | ケヴィン・デュランド | 金光宣明 | |
セルゲイ | ロビン・カシヤノフ | 金野潤 | |
クローンワン | コリン・サーモン | 大友龍三郎 | 玄田哲章 |
東京渋谷の第一感染者(クローン) | 中島美嘉 | セリフなし | |
レッド・クイーン | ミーガン・シャルパンティエ | かないみか | 釘宮理恵 |
その他の吹き替えキャスト | 鍋井まき子 滝知史 田村真 鈴木佑治 佐藤芳洋 |
日本語版制作スタッフ
- 劇場公開・ソフト版
テレビ放映
2014年11月2日にテレビ朝日の『日曜洋画劇場』枠で初放送される予定。アリスをはじめ続けて登場した人物については、同一の声優陣による吹き替えが施されている。
登場クリーチャー
- マジニ
- T-ウイルスに感染した人々の成れの果てであるアンデッド(ゾンビ)の亜種。最も本能的な欲求である「食欲」に突き動かされ、生きている人々を次々と襲う。アンデッドより知能、身体能力が高い為に動きは非常に素早く、地中や水中を潜りながら獲物に忍び寄って奇襲する事を得意とする。また、捕食の際には食虫植物状の口を露出させて襲い掛かるが、アンデッドのようにその場で貪らず、生きて捕らえたまま水中等に引きずり込む。
- 処刑マジニ
- 頭巾を被った巨漢のマジニ。今作では同時に2体登場し、アリスやエイダと死闘を繰り広げる。巨大な断頭斧を自在に振り回す。拳銃で頭を撃ち抜いてもビクともしないほど、全身が強化されている。体は巨大だが原作とは異なり、前作同様走るスピードは速く斧も軽々と振り回す。知能はあまり高くないらしく、後先考えずにただ対象に武器を振り回すだけである。
- プラーガ
- 寄生した宿主に超人的な強さと身体能力を与える寄生生物。原作『4』ではアンブレラ社とは無関係の勢力によって生み出されたが、今作ではアンブレラ社で開発された生物兵器という設定となっており、原作における支配種プラーガに相当する。
- アンデッドに投与すると、ある程度の知能が与えられると同時に食欲が抑制され、生身の人間に投与すると、常人以上の身体能力を得る事ができるが、その代償として凶暴性が増す。
- 攻撃部隊のクローンレインに至っては脳のある頭部を含む全身に銃弾を受けても全く問題としないほどの生命力と驚異的な戦闘能力を身に着けている。その強さはアリスですら直接倒す事ができず、足場の氷を崩す事で水中に潜んでいたマジニの群れに襲わせる形でようやく勝利した程。
- 正式名称は“ラスプラガス寄生虫”である。レオンからは「ラスプラガス・パラサイト」とも呼ばれている。今作ではカプセルに入った状態で登場。
- プラーガアンデッド
- プラーガを投与されたアンデッド。知能をプラーガで、耐久力をT-ウィルスでそれぞれ強化した、原作ゲームに登場しないウィルスとプラーガの併用クリーチャー。プラーガの作用により、原作のマジニ同様に集団行動が出来、銃や機関銃、スティンガーミサイルを使いバイクや車を乗りこなす個体も登場する。『6』に登場したジュアヴォのように与えられた命令を機械的にこなすが、素体がアンデッドである為動きは鈍重であり、プラーガである程度食欲を抑えられている為か捕食行動を取る事は無い。
- 小説版に登場したトムの「ラス・プラガスが(施設外の島に)いる可能性は殆どない」という言葉から、野生のアンデッドでプラーガが発生することはないと思われる[8]。
- なお、モスクワエリアに登場する個体はロシアということもあってか全員がロシア軍の軍服や戦闘服を身に着けており、扱う武器も旧ソ連時代にソ連軍で正式採用された物である。
- チェーンソー男
- プラーガと高い適合率を見せたアンデッドに強靱な腕力を生かせる武器としてチェーンソーを持たされた者。他の個体よりタフで銃弾に怯みもしないでチェーンソーを扱う。原作とは違い、素体はアンデッドである他、布袋で顔を隠してはおらず軍服姿で1体だけ登場した。モスクワエリアにてプラーガアンデッド部隊と共に出現、トニーを惨殺してレオンに襲い掛かるも、ルーサーに射殺された。
- キペペオ
- 宿主から抜け出たプラーガが突然変異したクリーチャー。羽のような器官で空を飛び空から獲物を襲撃する。本編最後に登場し、原作『5』同様にヘリを撃墜している。
- 巨大リッカー(リッカー改)
- アンブレラ社が造り出した生物兵器で、人の体組織に直接T-ウイルスを注入した事で開発されたB.O.W.。その名の通り長い舌が特徴で、『Ⅰ』に登場した個体同様に巨大化しているが、マジニ同様に食虫植物状の口を持つ。巨体に見合う圧倒的なパワーを誇る他、動きは非常に俊敏でアクロバティックな動作で襲い掛かって来る。生命力も非常に高く、天井の崩落に巻き込まれたり、アリスにサブマシンガンで脳を集中砲火で撃たれても生きている程である。しかし、味方であるはずのプラーガアンデッドを踏み潰したり、バギーを吹き飛ばす等、手段を選ばない等の一面がある。また、獲物を生け捕りにし繭の中へ閉じ込めるという性質を持つ。そのためスタッフの間では『リッカー改(Uber-Lickers)[9]』とも呼ばれている[10]。中盤までのボスクリーチャーで、アリスらを執拗に追い続けたが、最期はアリスが起動させた爆弾により全身を吹き飛ばされ、死亡した。本編最後にも別個体が登場する。
音楽
音楽は前作に引き続きトムアンドアンディが手掛ける。サウンドトラック盤は2012年9月11日にアメリカで発売された。
全作詞・作曲: トムアンドアンディ。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「Hexes (Featuring Chino Moreno)」 | |
2. | 「Flying Through The Air」 | |
3. | 「First Blood」 | |
4. | 「Tokyo Revisited」 | |
5. | 「Corridor」 | |
6. | 「Planting」 | |
7. | 「Axemen」 | |
8. | 「Fall Back」 | |
9. | 「Imprinted」 | |
10. | 「Suburbia」 | |
11. | 「Phantom Chase」 | |
12. | 「End Of The World」 | |
13. | 「Drive Away」 | |
14. | 「Ice Pack」 | |
15. | 「Zombies Under Ice」 | |
16. | 「It's Help」 | |
17. | 「Flying Through The Air (T-Mass Remix)」 |
日本版主題歌
- 『明日世界が終わるなら』唄:中島美嘉 ※エンドクレジット2曲目に使用。
2012年9月19日発売。MUSIC VIDEO DVD付初回限定盤:AICL 2420~1 通常盤:AICL 2422
DVD・Blu-ray
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントより2012年12月19日に下記が発売。
- Blu-ray ペンタロジー BOX(I - VのBlu-ray・特典ディスク付)デジパック仕様・アウターケース付
- Blu-ray IN 3D(初回生産限定:特典ディスク付) デジパック仕様・アウターケース付
- Blu-ray & DVDセット(初回生産限定) デジパック仕様・アウターケース付
- DVD(初回生産限定) アウターケース付
- 【Amazon.co.jp限定】Blu-ray IN 3D スチールブック(特典ディスク付)
- 共通 【封入特典】SNSゲーム「みんなとバイオハザード クランマスター」限定キャラクター:“ジル・バレンタイン”Sレアカード等
エピソード
- シリーズを通してジル役を演じてきたシエンナ・ギロリーは制作側の意向で降板が発表されていたが、後にファンの声援を受けて続投が決定した。今作でもゲームのジルの動きや表情を事細かく研究して演技に実践し、またも映画版に対して否定的だったゲームファンから絶賛された。
- 本作の撮影は2011年10月から12月にかけて行われ、トロントのシネスペース・フィルム・スタジオの他に、ニューヨークのタイムズ・スクエア、東京、モスクワの赤の広場がロケ地となった。撮影中のシネスペース・フィルム・スタジオ内に建てられたセットにて、稼働式の台が地面に倒れ込みゾンビ役のエキストラ12人と撮影スタッフ4人が負傷した。すぐに救急隊が現場に到着したが、負傷した俳優たちは皆、血まみれのゾンビの衣裳や特殊メイクを施していたため、怪我の程度を把握するのが困難だった。警察の発表によると幸いにも命に係わるような重傷者は出なかった[11]。
- 日本では最終興行収入38億1000万円を記録した。これは2012年の洋画興行収入の2位である[12]。
- 劇中、レッド・クイーンが一時停止している間、アンブレラ社私設軍隊の兵士達が一言も発せずに椅子に座り続け、再起動後にジルから命令されてから立ち上がる姿があるが、このシーンはアンダーソン監督がかつて監督を務めた映画『ソルジャー』の序盤にて、主人公トッドをはじめとするソルジャー達が戦間期において、新たな命令が下るまでずっと待機しているシーンに似ている。
- 一作目ではノンクレジットであるが、OPのナレーター(バイオハザードの事件報告書)および最後のワンシーンに防護マスク姿でカメオ出演していたジェイソン・アイザックス演じるウィリアム・バーキン博士が当初今作に登場すると言う話がユーザーの間で在ったが、登場しなかった。
- 前作のラストシーンまでアリスと共に行動していたクリスとクレア、Kマートは今作では登場しない。アンダーソン監督のインタビューによると、レオンやエイダ等の新キャラクターの登場、レインや過去のキャラクターの復活を優先したためとされる。『6』の制作が決定すれば登場する可能性があるという。なお、アンダーソンは次作でシリーズ完結となることも明かしている。
- エイダ・ウォン役の李冰冰(リー・ビンビン)は東京で行われる試写会への出席を拒否し、日本版ポスターから自身を削除するよう申し出た。尖閣諸島問題で日中の対立が高まったことを受けて、「釣魚島(日本名:魚釣島)は中国固有の領土である」との政治的立場を表明し、日本だけは絶対に行かないと宣言した[13]。
小説版の登場人物
小説版でのみ語られるエピソードで、アリスの脱走と並行して脱出を試みた者達の存在が示唆される。
- ドリ
- 小説版のもう一人の主人公。15歳程の容姿をしたクローンの少女。自身が実験のために造られた事実を認知しており、自由を得るために外の世界を目指す。アリスの戦闘データを学習されているため、運動能力は高い。
- ジュディテク
- 本名はジュディ・ゴードン。実験施設に身を置いていた研究者。経緯は不明だが、試験用クローンであるドリを会社に隠れて娘のように育て、彼女と共にレオンらとクローン兵との戦闘で手薄になった施設から脱出を決意する。
- トム・ペッパー
- 実験施設で働いていたアンブレラの整備士。友人をT-ウイルスによって失っており、その上自身もクローン兵の様に洗脳装置を取り付けられかけたために、忠誠心は捨てている。見切りも兼ねて潜水艦を操縦し、ドリとジュディテクの脱出を手引きした。前述の経緯からか、職に似合わずB.O.W.に関する知識は豊富である。
出典
- ^ a b “Resident Evil: Retribution”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年12月19日閲覧。
- ^ 2012年度(平成24年)興収10億円以上番組日本映画製作者連盟 2013年1月30日発表
- ^ 描写はないが、ジルと一対一で戦って敗れたことになっている。
- ^ 同事件を追っていたジルはアンブレラの正体を知ったが、レオン死亡(したと思われていた)の責任を追求されて停職(圧力)を受けてしまう。
- ^ 日曜洋画劇場
- ^ 日曜洋画劇場
- ^ 日曜洋画劇場
- ^ アンブレラ社がプラーガアンデットを兵隊として運用し、活動領域が限定されているためと考えられる。
- ^ 原作にもリッカー改と言うクリーチャーは登場するがこちらは殆ど普通のリッカーと同じである。
- ^ 『バイオハザードⅤ』劇場用パンフレットより。
- ^ “「バイオハザード5」撮影中の事故でゾンビたちが負傷!!”. クランクイン! (2011年10月12日11:46). 2011年10月12日16:17閲覧。
- ^ “今年の洋画興行、さらに深刻の度合い増す”. 文化通信社. (2012年12月12日) 2012年12月17日閲覧。
- ^ 「バイオハザード」出演した中国人人気女優 尖閣対応を批判、「日本のポスターから削除して」 J-CAST 2012年9月5日