「智頭急行HOT3500形気動車」の版間の差分
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2010年7月15日 (木) 05:37時点における版
智頭急行HOT3500形気動車 | |
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智頭急行HOT3500形気動車 | |
基本情報 | |
製造所 | 富士重工業 |
主要諸元 | |
最高速度 | 110 |
車両定員 |
47(座)+53(立)= 100名 (3501~3509) 34(座)+49(立)=83名 (3521) |
自重 | 29.0 |
全長 | 17,500 |
全幅 | 2,827 |
全高 | 4,000 |
台車 |
ニ軸ボギー台車 FU44D・FU44T |
機関出力 | 355ps(SA6D125H-1A)×1 |
駆動方式 | 液体式(TACN-22-1608) |
制動装置 | DE1A自動空気ブレーキ |
HOT3500形気動車(HOT3500がたきどうしゃ)は、智頭急行に所属する普通列車用気動車である。
概要
智頭急行線の開業に伴い、線内の普通列車用に製造された車両である。1994年(平成6年)に一般用9両(HOT3501 - HOT3509)・イベント用1両(HOT3521・宝くじ号)の計10両が富士重工業で製造された。全車が自社の大原事業所に配置されている。なお、形式称号のHOTとは、智頭急行の沿線である兵庫県、岡山県、鳥取県をローマ字表記した際のそれぞれの頭文字を取った物である。
全長17mで、130km/h運転を行う特急列車から逃げ切るため、最高速度は110km/hである。走行用ディーゼルエンジンはHOT7000系と同じコマツ製SA6D125H-1(355PS/2000rpm)を1基搭載している。なお、形式の3500は、機関出力が約350PSであることに因んでいる。
智頭線内の普通列車は、すべて本形式が使用されるが、一部列車は智頭駅から西日本旅客鉄道(JR西日本)の因美線に乗り入れ、鳥取駅まで直通運転される。そのため、車内の自動放送はJR西日本米子支社管内の普通列車用の放送と同じフォーマットとなっており、智頭線内では「JR西日本を」のフレーズを「智頭急行を」のフレーズに差し替えている。JR西日本に乗り入れている関係で優先座席が設けられており、同社で使用されている優先座席を示すシールが、窓などに貼られている。
前面窓の上部には、手動式の行先方向幕を備えている。全車両にトイレが設備されている。
HOT3521以外の一般車の座席は、ボックスシートを備えたセミクロスシートで、カーテンが装備されるなど、普通列車用としてはグレードが高い。
HOT3521はイベント仕様で、絨毯敷きの床に転換クロスシートが備わり、カラオケ用の機器も設置されている。この車両は他の車両と塗装が異なるため容易に判別がつく。
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運転席
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座席
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智頭駅にて
左はイベント仕様の3521