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|所在地郵便番号=960-1295
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'''福島県立医科大学附属病院'''(ふくしまけんりついかだいがくふぞくびょういん)は、[[福島県]][[福島市]]光が丘1に所在する、[[公立大学法人]][[福島県立医科大学]]が設置する[[大学病院]]である。周辺地域では「医大病院」と通称される。
'''福島県立医科大学附属病院'''(ふくしまけんりついかだいがくふぞくびょういん)は、[[福島県]][[福島市]]光が丘1に所在する、[[公立大学法人]][[福島県立医科大学]]が設置する[[大学病院]]である。周辺地域では「医大病院」と通称される。


病院の基本理念は「当病院は、健康を支える医療・心温まる医療を目指して県民と共に歩みます。」<ref name=gaiyou />
[[特定機能病院]]、福島県[[がん診療連携拠点病院]]・基幹[[災害医療]]センターであり、同県北部地方の[[救命救急センター]]としての役割を持つ。日本第3位の面積と過疎地域を抱える県の中核病院として、[[ドクターヘリ]]を独自運用している。また[[原子力発電]]産業が県東部に立地するため、[[原子力災害]]緊急医療施設を有する。


==概要==
1,000名を超えるスタッフが、年間およそ23万4,000人の入院患者/38万1,000人の外来患者の診療にあたっている。一日あたり平均外来数は1,500人を超える。
[[特定機能病院]]、福島県[[がん診療連携拠点病院]]<ref>{{PDFlink|[https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/2017_report.pdf がん診療連携拠点病院等 院内がん登録 <small>2017年 全国集計報告書</small> (pp.18)]}} - [[国立がん研究センター]]・がん対策情報センター、令和元年(2019年)8月、同年9月28日閲覧 </ref>・[[災害拠点病院]]であり、同県北部地方の[[救命救急センター]]としての役割を持つ。日本第3位の面積と過疎地域を抱える県の[[中核病院]]として、平成20年(2008年)より[[ドクターヘリ]]を運用している<ref>{{Cite web|和書|title=ドクターヘリについて|url=https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045c/iryou-doctorheli.html|work=福島県|date=2013-12-01|accessdate=2019-09-28}}</ref>。

また[[原子力発電]]産業が県東部に立地するため、[[原子力事故]]緊急医療施設を有する。

[[2015年]](平成27年)[[8月26日]]に全国の被曝医療態勢の整備を支援する「原子力災害医療・総合支援センター」と、
事故発生時に大量被曝患者の治療や他の医療機関を指導を行って原子力災害時の被曝医療の中心になる「高度被ばく医療支援センター」に指定された<ref name="asahi20151028">{{Cite news
| title = 県立医大にセンター 原子力災害対応、医療の中核
| newspaper = [[朝日新聞]]
| date = 2015-10-28
| author = 大岩ゆり
| publisher = 朝日新聞社
| page = 朝刊 福島中会版
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1,500名を超えるスタッフが、1日あたり平均外来数は1,300人を超え1日平均600人を超える入院患者(平成28年度<!--原文ママ-->)へ対応している<ref name=gaiyou />。

== 沿革 ==
{{節スタブ}}
* 1951年(昭和26年)4月 - 旧福島県立女子医学専門学校附属病院が福島県立医科大学附属病院となる
* 1987年(昭和62年)6月 - 福島県立医科大学附属病院(新病院)開業(現在地の福島市光が丘に移転)
* 1995年(平成7年)4月 - 特定機能病院承認、新生児集中治療部新設
* 1998年(平成10年)4月 - 看護学部設置により、福島県立医科大学医学部附属病院となる
* 2001年(平成13年)3月 - 被ばく医療施設を新設
* 2002年(平成14年)年4月 - 総合周産期母子医療センターを開設
* 2003年(平成15年)6月 - [[電子カルテ]]システム稼働
* 2005年(平成17年)4月 - 病院病診連携事業/後期研修(専門医養成コース)制度開始
* 2006年(平成18年)4月 - 公立大学法人福島県立医科大学が設置する附属病院となる
* 2008年(平成20年)1月 - 救命救急センター新設、ドクターヘリ運航開始
* 2013年(平成25年)
** 3月22日 - [[山形県]]ドクターヘリ(基地病院:[[山形県立中央病院]])と広域連携協定を締結
** 10月30日 - 山形県ドクターヘリに加え、[[新潟県]]ドクターヘリ(基地病院:[[新潟大学医歯学総合病院]])と三県で広域連携協定を締結
* 2014年(平成26年)6月1日 - [[茨城県]]ドクターヘリ(基地病院:[[国立病院機構水戸医療センター]]・[[水戸済生会総合病院]])と広域連携協定を締結。これにより県内[[塙町]]・[[矢祭町]]において福島県からドクターヘリ出動ができない場合、茨城県ドクターヘリを要請できるようになった
* 2017年(平成29年)4月1日 - [[宮城県]]ドクターヘリ(基地病院:[[国立病院機構仙台医療センター|独立行政法人国立病院機構仙台医療センター]]・[[国立大学法人]][[東北大学病院]])と広域連携協定を締結
: 出典・<ref name=gaiyou /><ref>{{Cite web|和書|title=福島県ドクターヘリ|url=https://www.fmu.ac.jp/byoin/DrHeli/06topics/index.html|work=福島県立医科大学附属病院|accessdate=2019-09-28}}</ref>


== 診療科 ==
== 診療科 ==
<!--掲載順はhttps://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sinryoka/index.htmlを基にしています-->
{|
{{Div col|cols=3}}
|
* 循環器内科
* [[循環器学|循環器]]内科
* 血液内科
* [[血液学|血液内科]]
* 消化器内科
* [[消化器学|消化管内科]]
* リウマチ膠原病・免疫内科
* [[リウマチ学|リウマチ]][[膠原病]]内科
* 腎臓・高血圧内科
* [[腎臓学|腎臓]][[高血圧]]内科
* 糖尿病・内分泌代謝内科
* [[糖尿病]][[内分泌学|内分泌]][[代謝]]内科
* 神経内科
* [[神経学|脳神経内科]]
* 呼吸器内科
* [[呼吸器]]内科
* [[漢方医学|漢方内科]]
* 消化器外科I
* 呼吸器外科
* [[甲状腺]]・内分泌外科
* [[腫瘍]]内科
* 総合内科<!--総合診療科?-->
* [[呼吸器外科学|呼吸器外科]]
* [[消化器外科学|消化管外科]]
* [[肝臓|肝]][[胆嚢|胆]][[膵臓|膵]]・[[移植 (医療)|移植]]外科
* [[乳腺]]外科
* 小児外科
* 小児外科
* [[脳神経外科学|脳神経外科]]
* 消化器外科II
* [[整形外科学|整形外科]]
* 内分泌外科(甲状腺・副腎)
* [[心臓血管外科学|心臓血管外科]]
* 乳腺外科
* 脳神経外科
* [[形成外科学|形成外科]]
* [[産科学|産科]]
| valign="top" |
* [[婦人科学|婦人科]]
* 整形外科
* [[小児科学|小児科]]
* 心臓血管外科
* 形成外
* 小児腫瘍内
* 婦人
* [[眼学|眼]]
* [[皮膚科学|皮膚科]]
* 小児科
* [[泌尿器科学|泌尿器科]]・[[副腎]]内分泌外科
* 眼科
* [[耳鼻咽喉科学|耳鼻咽喉科]]・[[耳鼻咽喉科学#頭頸部外科学|頭頸部外科]]
* 皮膚科
* [[心身医学|心身医療科]]
* 泌尿器科・副腎内分泌外科
* [[放射線医学|放射線科]]
* 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
* [[放射線療法|放射線治療科]]
* 心身医療科
* 放射線科
* [[放射線医学#核医学|核医学]]
* 麻酔・疼痛緩和科
* [[麻酔科学|麻酔]][[疼痛]]緩和科
* [[病理診断科]]
* 歯科・歯科口腔外科
* [[歯科]][[口腔外科]]
* 救急科
* [[救急医学|救急科]]
|
* [[リハビリテーション]]科
|}
{{Div col end}}
: 出典・<ref>{{Cite web|和書|title=診療科のご案内|url=https://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sinryoka/index.html|work=福島県立医科大学附属病院|accessdate=2019-09-28}}</ref>


== 中央部 ==
== 中央診療施設・内組織 ==
<!--順番はhttps://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sosiki/index.htmlを基にしました-->
{|
{{Div col|cols=3}}
|
* 医療安全管理部
* 感染制御部
* 医療情報部
* 患者サポートセンター
* 検査部
* 検査部
* 放射線部
* 放射線部
* 手術部
* 手術部
* 集中治療部
* 集中治療部
* 総合周産期母子医療センター
* 総合周産期母子医療センター(母胎・胎児部門)
* 総合周産期医療センター(新生児部門)
* 病理部
* 病理部
| valign="top" |
* 輸血・移植免疫部
* 輸血・移植免疫部
* 地域・家庭医療部
* 地域・家庭医療部
* 内視鏡診
* 内視鏡診
* 遺伝診療部
* がんゲノム医療診療部
* リハビリテーションセンター
* 救命救急センター
* 臨床腫瘍センター
* 臨床工学センター
* 材料部
* 材料部
* 臨床研究教育推進部
* 医療情報部
* 人工透析センター
|
* 痛み緩和医療センター
|}
* 甲状腺・内分泌センター
* 中央採血室
* 性差医療センター
* 臨床研究センター
* 看護部
* 薬剤部
* 栄養管理部
* こどもの心診療センター
{{Div col end}}
: 出典・<ref>{{Cite web|和書|title=中央診療施設・内部組織のご案内|url=https://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sosiki/index.html|work=福島県立医科大学附属病院|accessdate=2019-09-28}}</ref>

== 医療機関の指定等 ==
* [[特定機能病院]]承認(1995年4月1日)
* [[日本医療機能評価機構]]認定(2013年3月1日)
* 特定救急認定(2011年2月12日)
* [[災害拠点病院]]選定(1996年11月29日)
* 都道府県[[がん診療連携拠点病院]]指定(2015年4月1日)
* 福島県[[エイズ治療拠点病院]]指定(2011年1月1日)
* [[肝疾患診療連携拠点病院]](2009年8月1日)
* 高度[[救命救急センター]]指定(2012年3月30日)
* 高度被ばく医療支援センター、原子力災害医療・総合支援センター指定(2015年8月26日<ref>{{PDFlink|[https://www.nirs.qst.go.jp/publication/annual_reports/2018/literature_2018_09.pdf 9.被ばく医療センター]}} - [[放射線医学総合研究所]] 2018年度 資料集、2019年9月28日閲覧</ref>)
<!--* [[周産期母子医療センター|総合周産期母子医療センター]]--><!--ある筈ですが-->

== アクセス ==
: [https://www.fmu.ac.jp/univ/daigaku/access.html 病院公式サイト]も参照。
*[[福島駅 (福島県)|福島駅]]東口から
** 車で約20分(約10km)
**[[福島交通]]バス「医大」「[[福島交通二本松営業所#伏拝・医大・金谷川経由二本松線|医大経由二本松]]」「[[福島交通川俣出張所#医大・立子山経由飯野線|医大経由飯野町]]」行きバスに乗車、「医大病院前」下車
*[[東北自動車道]]
**「[[福島松川パーキングエリア#福島松川スマートインターチェンジ|福島松川スマートIC]]」より[[福島県道52号土湯温泉線]]
**「[[福島西インターチェンジ|福島西IC]]」より国道4号[[福島南バイパス]]経由で医大方面へ
<!--
== 不祥事 ==
同病院の男性医師の一人(大学助手)が、患者や[[看護師]]のスカートの中の[[盗撮]]などを繰り返し行ったり、派遣先の病院などで女性患者の胸を触るなどしていたことが明らかとなり、同病院は[[2016年]][[10月26日]]付でこの医師を[[懲戒解雇]]の処分にした<ref>[http://mainichi.jp/articles/20161027/k00/00e/040/196000c 盗撮 患者や看護師を数百回 福島県立医大の医師懲戒解雇] 毎日新聞 2016年10月26日{{リンク切れ|date=2017年6月}}</ref><ref>[http://www.fmu.ac.jp/byoin/09sinchaku/281026.pdf このたびの不祥事に係るお詫び(2016.10.26)] 福島県立医科大学ニュースリリース 2016年10月26日</ref>。-->

== 脚注 ==
{{Reflist}}


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2017年6月}}
* 福島県立医科大学史編集委員会『福島県立医科大学の歴史』福島県立医科大学、2006年1月31日
* 福島県立医科大学史編集委員会『福島県立医科大学の歴史』福島県立医科大学、2006年1月31日
* 福島県立医科大学附属病院『[http://www.fmu.ac.jp/byoin/03gaiyo/pdf/H17%20byoinnenpou.pdf 平成17年度版 病院年報]』2006年10月
* 福島県立医科大学附属病院『[http://www.fmu.ac.jp/byoin/03gaiyo/pdf/H17%20byoinnenpou.pdf 平成17年度版 病院年報]』2006年10月

== 関連項目 ==
* [[福島県立医科大学]]
* [[大学病院]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.fmu.ac.jp/byoin/ 福島県立医科大学附属病院]
* {{Official website|name=公立大学法人 福島県立医科大学附属病院}}
* [https://www.fmu.ac.jp/byoin/03gaiyo/pdf/0308sisetukijyun2005.pdf 施設基準一覧](令和元年<!--原文ママ-->9月1日現在)


{{福島県災害拠点病院}}
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{{日本のドクターヘリ}}
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[[Category:福島県の医療機関]]

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[[Category:日本の医療機関 (医育機関)]]
[[Category:福島]]
[[Category:福島県の医療機関]]
[[Category:福島県災害拠点病院]]
[[Category:第一種感染症指定医療機関]]
[[Category:福島県立医科大学|病ふそくひよういん]]
[[Category:福島市の建築物]]
[[Category:ドクターヘリ]]

2024年1月27日 (土) 23:03時点における最新版

福島県立医科大学附属病院

地図
情報
正式名称 公立大学法人福島県立医科大学附属病院
英語名称 Fukushima Medical University Hospital
前身 白川仮病院 (1871-1872)
須賀川病院 (1872-1882)
福島県立福島病院 (1882-1890)
信夫・伊達・安達三郡共立福島病院(1890-1925)
公立福島病院 (1925-1944)
福島県立女子医学専門学校附属医院 (1944-1951)
許可病床数 778床
一般病床:713床
精神病床:49床
感染症病床:2床
結核病床:14床
職員数 医師 578名
看護師 870名
技師・事務職員等 519名
(平成29年4月1日現在[1]
機能評価 一般500床以上:Ver5.0
開設者 公立大学法人福島県立医科大学
管理者 鈴木 弘行(病院長)
開設年月日 1951年
所在地
960-1295
福島県福島市光が丘1番地
位置 北緯37度41分22秒 東経140度28分17秒 / 北緯37.68944度 東経140.47139度 / 37.68944; 140.47139座標: 北緯37度41分22秒 東経140度28分17秒 / 北緯37.68944度 東経140.47139度 / 37.68944; 140.47139
二次医療圏 県北
PJ 医療機関
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福島県立医科大学附属病院(ふくしまけんりついかだいがくふぞくびょういん)は、福島県福島市光が丘1に所在する、公立大学法人福島県立医科大学が設置する大学病院である。周辺地域では「医大病院」と通称される。

病院の基本理念は「当病院は、健康を支える医療・心温まる医療を目指して県民と共に歩みます。」[1]

概要

[編集]

特定機能病院、福島県がん診療連携拠点病院[2]災害拠点病院であり、同県北部地方の救命救急センターとしての役割を持つ。日本第3位の面積と過疎地域を抱える県の中核病院として、平成20年(2008年)よりドクターヘリを運用している[3]

また原子力発電産業が県東部に立地するため、原子力事故緊急医療施設を有する。

2015年(平成27年)8月26日に全国の被曝医療態勢の整備を支援する「原子力災害医療・総合支援センター」と、 事故発生時に大量被曝患者の治療や他の医療機関を指導を行って原子力災害時の被曝医療の中心になる「高度被ばく医療支援センター」に指定された[4]

1,500名を超えるスタッフが、1日あたり平均外来数は1,300人を超え1日平均600人を超える入院患者(平成28年度)へ対応している[1]

沿革

[編集]
  • 1951年(昭和26年)4月 - 旧福島県立女子医学専門学校附属病院が福島県立医科大学附属病院となる
  • 1987年(昭和62年)6月 - 福島県立医科大学附属病院(新病院)開業(現在地の福島市光が丘に移転)
  • 1995年(平成7年)4月 - 特定機能病院承認、新生児集中治療部新設
  • 1998年(平成10年)4月 - 看護学部設置により、福島県立医科大学医学部附属病院となる
  • 2001年(平成13年)3月 - 被ばく医療施設を新設
  • 2002年(平成14年)年4月 - 総合周産期母子医療センターを開設
  • 2003年(平成15年)6月 - 電子カルテシステム稼働
  • 2005年(平成17年)4月 - 病院病診連携事業/後期研修(専門医養成コース)制度開始
  • 2006年(平成18年)4月 - 公立大学法人福島県立医科大学が設置する附属病院となる
  • 2008年(平成20年)1月 - 救命救急センター新設、ドクターヘリ運航開始
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)6月1日 - 茨城県ドクターヘリ(基地病院:国立病院機構水戸医療センター水戸済生会総合病院)と広域連携協定を締結。これにより県内塙町矢祭町において福島県からドクターヘリ出動ができない場合、茨城県ドクターヘリを要請できるようになった
  • 2017年(平成29年)4月1日 - 宮城県ドクターヘリ(基地病院:独立行政法人国立病院機構仙台医療センター国立大学法人東北大学病院)と広域連携協定を締結
出典・[1][5]

診療科

[編集]
出典・[6]

中央診療施設・内部組織

[編集]
  • 医療安全管理部
  • 感染制御部
  • 医療情報部
  • 患者サポートセンター
  • 検査部
  • 放射線部
  • 手術部
  • 集中治療部
  • 総合周産期母子医療センター(母胎・胎児部門)
  • 総合周産期医療センター(新生児部門)
  • 病理部
  • 輸血・移植免疫部
  • 地域・家庭医療部
  • 内視鏡診療部
  • 遺伝診療部
  • がんゲノム医療診療部
  • リハビリテーションセンター
  • 救命救急センター
  • 臨床腫瘍センター
  • 臨床工学センター
  • 材料部
  • 臨床研究教育推進部
  • 人工透析センター
  • 痛み緩和医療センター
  • 甲状腺・内分泌センター
  • 中央採血室
  • 性差医療センター
  • 臨床研究センター
  • 看護部
  • 薬剤部
  • 栄養管理部
  • こどもの心診療センター
出典・[7]

医療機関の指定等

[編集]

アクセス

[編集]
病院公式サイトも参照。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 病院の概要”. 福島県立医科大学附属病院. 2019年9月28日閲覧。
  2. ^ がん診療連携拠点病院等 院内がん登録 2017年 全国集計報告書 (pp.18) (PDF) - 国立がん研究センター・がん対策情報センター、令和元年(2019年)8月、同年9月28日閲覧
  3. ^ ドクターヘリについて”. 福島県 (2013年12月1日). 2019年9月28日閲覧。
  4. ^ 大岩ゆり (2015年10月28日). “県立医大にセンター 原子力災害対応、医療の中核”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 福島中会版 
  5. ^ 福島県ドクターヘリ”. 福島県立医科大学附属病院. 2019年9月28日閲覧。
  6. ^ 診療科のご案内”. 福島県立医科大学附属病院. 2019年9月28日閲覧。
  7. ^ 中央診療施設・内部組織のご案内”. 福島県立医科大学附属病院. 2019年9月28日閲覧。
  8. ^ 9.被ばく医療センター (PDF) - 放射線医学総合研究所 2018年度 資料集、2019年9月28日閲覧

参考文献

[編集]
  • 福島県立医科大学史編集委員会『福島県立医科大学の歴史』福島県立医科大学、2006年1月31日
  • 福島県立医科大学附属病院『平成17年度版 病院年報』2006年10月

外部リンク

[編集]