MERRY GO WORLD」(メリー・ゴー・ワールド)は、日本のロックバンド12012の3枚目のシングル2008年4月16日にリリースされた。

「MERRY GO WORLD」
12012シングル
初出アルバム『mar maroon
リリース
規格 シングル
録音 2007年3~4月
日本の旗 日本
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル NAYUTAWAVE RECORDS
作詞・作曲 宮脇渉塩谷朋之酒井洋明
プロデュース 12012、K×K
チャート最高順位
12012 シングル 年表
SHINE
2007年
MERRY GO WORLD
(2008年)
太陽
(2008年)
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作品情報

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  • 前作「SHINE」から約半年ぶりのシングル。
  • この作品は「より多くの人に聴いて欲しい」というメンバーの思いから、「疾走感があって、キャッチー」な曲調となっている[1]
  • 4曲にそれぞれのテーマがありながらも共通点が歌詞に表れており、ヴォーカルの宮脇渉は「そういうアプローチが採れたことに満足しています」と語っている[1]
  • それまでのシングルでは、A面に「コアな曲」をB面に「キャッチーな曲」を入れることが多かったが、本作ではA面に「キャッチーな曲」を入れたとのこと[2]
  • 収録曲の作詞は全て宮脇渉が手掛けている。
  • CDのジャケットの両面は3タイプで1つにつながる絵になっている。一見“かわいい”ジャケットとなっているが、ナイフを持った少女や銃などが隠れている「だまし絵」であるとのこと[3]

収録曲

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初回盤A

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  1. MERRY GO WORLD(作詞:宮脇渉 作曲:塩谷朋之
  2. LOVERS(作詞:宮脇渉 作曲:酒井洋明

初回盤B

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  1. MERRY GO WORLD(作詞:宮脇渉 作曲:塩谷朋之)
  2. LOVERS(作詞:宮脇渉 作曲:酒井洋明)
  3. I BELIEVE....(作詞:宮脇渉 作曲:酒井洋明)

通常盤

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  1. MERRY GO WORLD(作詞:宮脇渉 作曲:塩谷朋之)
  2. LOVERS(作詞:宮脇渉 作曲:酒井洋明)
  3. 未来図(作詞・作曲:宮脇渉)

収録内容

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MERRY GO WORLD

  • ロックらしさとキャッチー性の、両方が意識された「疾走感」のある曲[1][4]
  • 12012らしいシングルにするために、デモ段階からテンポを20BPMほど上げている[1]
  • これまで、楽曲の歌のメロディーを考えるのは宮脇渉であったが、この曲は塩谷朋之が作成したメロディーを使用した[1]
  • 長調とメジャーコードを主体にした曲進行を前面に出すことで、メッセージ性を強めたとのこと[5][4]
  • 膨大な情報を伝えるより、一番伝えたいこと端的に飛ばす方がよりメッセージを理解されると考え、制作段階よりシンプルな仕上がりとなっている[2]
  • また、この曲は「2008年の12012のテーマ」であり、「訴えかけていきたいこと」であるとのこと[6]

LOVERS

  • 「愛した人が、もうこの世にいない」という状況を描いた曲[1]
  • メンバーいわく「日本的なメロディーで和っていう感じの曲」とのこと[3]
  • 初めてシェイカーが使用されており、この曲の制作にあたって、ドラムスの川内亨はツアー中のホテルなどでも練習していた[1]

I BELIEVE....

  • テーマは「信頼感」[1]
  • この曲の歌詞には、ファンへ向けられた「人と人との繋がり」や「絆」という想いが記されている[7]
  • 制作時にツアーを行っていたため時間の都合上、深夜のホテルでギターを録音した[1]

未来図

  • 「未来図は、叶わなくても描く事が大事」というメッセージが込められている曲[1]
  • また、同時に「けっしてあきらめず、未来へ突き進んでいく決意」を描いている[7]

DVD PV“MERRY GO WORLD”

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  • 初回盤Aに付録され、PV“MERRY GO WORLD”が収録されている。
  • このPVには岸部四郎が出演しており、出演を依頼した理由は曲のテーマに最も適当な人物であったからとのこと[8]
  • 出演を発表した時に12012について、「バンド名の番号が気に入った」とも語った[8]
  • 1stアルバム収録曲『ダイヤモンド』と同様に物語仕立てとなっている[7]

タイアップ

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MERRY GO WORLD

LOVERS

参考文献・出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 「SHOXX」Vol.183(2008年5月号)12012インタビュー
  2. ^ a b 「月刊Songs」Vol.65(2008年5月号)12012インタビュー
  3. ^ a b 「Neo genesis」Vol.23(2008年5月号)12012インタビュー
  4. ^ a b 「glare」VOL.7(2008年4月号)12012インタビュー
  5. ^ 「FOOL'S MATE」No.319(2008年5月号)12012インタビュー
  6. ^ 「MUSIQ?」VOL.13(2008年8月号増刊)12012インタビュー
  7. ^ a b c 「ROCK ON J」Vol.04(2008年6月号)12012インタビュー
  8. ^ a b 12012、話題の新曲発売! 岸部シロー主演のPV公開 BARKS 2008年4月16日