Eighdays』(エイデイズ[4][5])は、SUPER EIGHTの楽曲[6][7][8][9]2024年7月31日に11枚目のフル・アルバムSUPER EIGHT』の収録曲としてINFINITY RECORDSから発売された[6][7][8][9]。アルバムの発売に先駆け、同年7月18日に先行配信された[10][11][4][5]。作詞・作曲はsumika片岡健太[8][9][12]

Eighdays
SUPER EIGHT楽曲
収録アルバムSUPER EIGHT
リリース
規格
ジャンル
時間4分3秒
レーベルINFINITY RECORDS
作詞者片岡健太
作曲者片岡健太
チャート順位
SUPER EIGHT収録順
「群青の風」
(13)
Eighdays
(14)
「次回予告」
(15)

概要

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  • 本曲はsumika片岡健太からの楽曲提供であり、作詞・作曲は片岡、編曲は宮田'レフティ'リョウが担当[8][9][12]
    • 片岡はSUPER EIGHTに対して「時間だけでは測りきれない苦悩や葛藤、そして喜びの先で辿り着いた20周年に心の底から尊敬します。全力で駆け抜けたSUPER EIGHTを祝いたい人が大勢待っていると思います。そして、僕もその1人です。デビュー20周年おめでとうございます」というメッセージを送っている[13]
  • 2024年7月31日に発売された11thアルバム『SUPER EIGHT』に収録された[6][7][8][9]
  • タイトルの「Eighdays」は片岡による造語である[14]
  • 本曲の歌詞は、SUPER EIGHTの順風満帆ではなかったデビュー20年の軌跡とそれらを抱えて漕ぎ出すこれからの未来が表現されている[14][10][11][4][5]
    • なお、丸山は本曲のデモ音源を聴いた時に泣いてしまったという[14]
  • 2024年7月6日に出演した日本テレビ系『THE MUSIC DAY 2024』で本曲をテレビ初披露し、耳馴染みのよいメロディとグループの軌跡を描き出した歌詞がSNSを中心に話題となり、ファンの期待に応える形でSUPER EIGHT初のデジタル先行配信[注 1]が決定し、同年7月18日に各配信サイトにて先行配信された[10][11][4][5]

制作

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タイトル・楽曲への想い

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楽曲を制作したsumika片岡健太は、楽曲提供のオファーがSUPER EIGHTの20周年というタイミングだったため、「これまで応援してきたファンやそれを歌うメンバーが、これまでの歩みを肯定できる楽曲になってほしい」という願いを込めて制作したという[13]

タイトルは片岡による造語であり、エイトの日々を連想した「Eightdays」と、一日一日が覚悟を持ったものの連続であるという「a day」、さらに、関西の香りを出すために「ええで」を混ぜて「Eighdays」となった[14][13]

アルバム『SUPER EIGHT』では、本曲の次に「次回予告」があり、この2曲でファンに向けて「僕たちはここで終わらずに今後も先へ進んで行きます」という意思表示を込めてこの曲順となった[15]

歌詞

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歌詞の「エイデイ 僕らは旅に出る」と「ええで 僕らは傷重ね」で「Eighdays」を表現している[16]

安田は歌詞に対して「色んなものを乗り越えてファンにここまで連れてきてもらえたことをそのまま歌詞にしている」と感じており、「雨のち雨」や「冬のち冬」という部分は、安田の病気やメンバーの脱退、コロナ禍などグループとして様々な決断と困難があったこととリンクしており、それでも前を向いて活動し続けてきて、「行方知れずの未来もいいじゃん」「果てない枯れない 譲れない願いを添えて」という部分でグループの未来を描いているという[17]

柔らかな精神状態ながらも、「もう何にも負けない」という強い意志が譲れない願いとして届けられており、ファンと共に歩んできた道を共有できるような歌詞となっている[16][18]

20周年を迎えたグループの軌跡を描いた歌詞となっているため、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系列)に出演した際には、その内容に合わせてスタジオ後方のスクリーンに、内博貴渋谷すばる錦戸亮を含めたこれまで同番組に出演した際の様子を集めた特別映像が流れた[19]

これまでのSUPER EIGHTの応援ソングは至近距離で鼓舞するような歌詞の曲が多かったが、本曲は数歩下がったところからそっと背中を支えてくれるような優しさがある、心地好い距離感の応援ソングとなっている[15]

曲調

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そよ風のように優しく背中をプッシュアップしてくれるような曲調となっており、若い時のSUPER EIGHT(関ジャニ∞)の楽曲は熱い曲も多かったが、年齢を重ねて肩に力が入らずに済むようになった今だからこそ歌うことができる楽曲となっている[15]

レコーディング

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丸山はどのパートを担当しても良いように、事前に自宅で曲の世界観を自分に入れ込むといい、最初は歌詞とメロディを入れ、次に気持ちを込めながら歌い、途中で一度頭を真っ白にしてからもう一度デモを聞くという[18]。その中で、「Eighdays」というタイトルの意味を調べながら自分なりに解釈し、「生きていたら大変なことは多くあって一週間がより長く感じることもある」というイメージを持ちながら改めて歌詞を読むと泣きそうになったといい、それでも「このイメージを踏まえて思い切り歌ってみよう」と歌ってみたものの、やはり途中から歌えなくなってしまったという[18]

丸山は楽曲を制作した片岡に対して「僕たちのことを凄く素敵な解き方をしてくれたなと思って、いたく感動しました」と語っている[18]

プロモーション

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  • 2024年6月25日、後述のアルバム『SUPER EIGHT』の収録曲が発表され、本曲が同作に収録されることが発表された[6][7][8][9][12]
  • 同年7月6日、日本テレビ系『THE MUSIC DAY 2024』にて、本曲がテレビ初披露された[20]
    • なお、前日に安田が右手中指の治療による活動休止を発表し[21]、同番組にも出演しなかったため、安田を除く4人バージョンでの披露となった[22][23][24]
  • 同年7月17日、本曲の先行配信が発表された[25]
  • 同年7月18日、本曲が各配信サイトにて先行配信された[25][10][11][4][5]
  • 同年7月31日、11thアルバム『SUPER EIGHT』の収録曲として本曲が発売された[6][7][8][9][12]
  • 同年8月16日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』にて、本曲の安田を含めた5人バージョンがテレビ初披露された[26]

チャート成績

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  • オリコンチャート
    • 初日1,097ダウンロードを記録し、2024年7月18日付の「オリコンデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング」で初登場2位を獲得した[1]
    • 初週1,287ダウンロードを記録し、2024年7月29日付の「オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング」で週間39位を獲得した[2]
  • Billboard JAPAN

クレジット

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作詞・作曲・編曲

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参加ミュージシャン

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※アルバム『SUPER EIGHT』のクレジットより。

収録作品

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アルバム

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テレビ歌唱

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※活動休止中の安田を除く4人バージョンでの披露[22][23][24]

脚注

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注釈

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  1. ^ 先行配信ではない配信限定シングルは『ズッコケ男道友よ - From THE FIRST TAKE』や『大阪ロマネスク - From THE FIRST TAKE』がある。

出典

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  1. ^ a b オリコンデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年07月18日付”. ORICON NEWS (2024年7月19日). 2024年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月20日閲覧。
  2. ^ a b オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年07月15日〜2024年07月21日 31〜40位”. ORICON NEWS (2024年7月24日). 2024年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月24日閲覧。
  3. ^ a b Billboard Japan Top Download Songs”. Billboard JAPAN (2024年7月24日). 2024年7月24日閲覧。
  4. ^ a b c d e “SUPER EIGHT、sumika片岡健太が書き下ろした新曲「Eighdays」先行配信スタート”. THE FIRST TIMES. (2024年7月18日). https://www.thefirsttimes.jp/news/0000455349/ 2024年7月20日閲覧。 
  5. ^ a b c d e “SUPER EIGHT、ニューAL『SUPER EIGHT』より「Eighdays」先行配信”. Billboard JAPAN. (2024年7月18日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/139731/2 2024年7月20日閲覧。 
  6. ^ a b c d e NewAL『SUPER EIGHT』収録曲情報解禁!”. SUPER EIGHT / INFINITY RECORDS 公式サイト (2024年6月25日). 2024年7月20日閲覧。
  7. ^ a b c d e “SUPER EIGHT、14thアルバム収録曲の詳細解禁 つんく♂、岡村靖幸らが楽曲提供”. ORICON NEWS. (2024年6月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2333420/full/ 2024年7月20日閲覧。 
  8. ^ a b c d e f g “SUPER EIGHT新作アルバムに岡村靖幸、つんく♂、フジファブ山内総一郎、sumika片岡健太、asmiら”. 音楽ナタリー. (2024年6月25日). https://natalie.mu/music/news/579363 2024年7月20日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f g “SUPER EIGHT、つんく♂・sumika片岡健太ら豪華アーティストが楽曲提供 14枚目アルバム「SUPER EIGHT」収録曲解禁”. モデルプレス. (2024年6月25日). https://mdpr.jp/music/detail/4311511 2024年7月20日閲覧。 
  10. ^ a b c d “SUPER EIGHTがsumika片岡健太提供の新曲「Eighdays」配信、グループのこれまでと未来歌う”. 音楽ナタリー. (2024年7月18日). https://natalie.mu/music/news/582689 2024年7月20日閲覧。 
  11. ^ a b c d 7/31発売アルバム『SUPER EIGHT』より、「Eighdays」先行配信開始!”. SUPER EIGHT / INFINITY RECORDS 公式サイト (2024年7月18日). 2024年7月20日閲覧。
  12. ^ a b c d “SUPER EIGHTのニューアルバム、つんく♂ / 岡村靖幸 / フジファブ山内 / sumika片岡 / asmiら参加”. Billboard JAPAN. (2024年6月25日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/139043/2 2024年7月20日閲覧。 
  13. ^ a b c MG 2024, p. 15, 「Message for『SUPER EIGHT』」
  14. ^ a b c d TVガイドPERSON 2024, p. 13
  15. ^ a b c Talking Rock 2024, p. 12
  16. ^ a b B-PASS 2024, p. 16
  17. ^ Talking Rock 2024, p. 15
  18. ^ a b c d MG 2024, p. 10, 「cover gravure & interview & liner notes SUPER EIGHT」
  19. ^ a b “SUPER EIGHT「Mステ」パフォーマンス時の「後ろの映像」に反響殺到でトレンド入り「6人も7人も8人も映してくれて泣いた」”. モデルプレス. (2024年8月16日). https://mdpr.jp/music/detail/4353556 2024年8月16日閲覧。 
  20. ^ a b “6日生放送『THE MUSIC DAY 2024』タイムテーブル&歌唱曲発表 総勢60組超アーティスト出演”. ORICON NEWS. (2024年7月4日). https://www.oricon.co.jp/news/2334855/full/ 2024年7月20日閲覧。 
  21. ^ “SUPER EIGHT安田章大、一時休養を発表 事務所が説明「右手中指の治療に専念」”. ORICON NEWS. (2024年7月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2335079/full/ 2024年7月20日閲覧。 
  22. ^ a b “SUPER EIGHT 一時活動休止の安田章大を除く4人で新曲披露 メンバー「元気にしてます」と言及”. スポーツニッポン. (2024年7月6日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/07/06/kiji/20240706s00041000257000c.html 2024年7月20日閲覧。 
  23. ^ a b “安田章大が休養のSUPER EIGHT、4人で生熱唱…村上信五は現状説明「元気にしてます。指だけなんで」”. スポーツ報知. (2024年7月6日). https://hochi.news/articles/20240706-OHT1T51264.html?page=1 2024年7月20日閲覧。 
  24. ^ a b “休養の安田章大は「元気。指だけです」村上信五がTVで生報告 SUPER EIGHT4人で歌唱”. デイリースポーツ. (2024年7月6日). https://www.daily.co.jp/gossip/2024/07/06/0017853632.shtml?pg=2 2024年7月20日閲覧。 
  25. ^ a b SUPER EIGHT / INFINITY RECORDS [@Infinity_rJP] (2024年7月17日). "【✨!!先行配信決定!!✨】⏰今夜24:00〜 💿Newアルバム『#SUPER_EIGHT』よりsumika 片岡健太氏書き下ろし「#Eighdays」先行配信決定!". X(旧Twitter)より2024年7月20日閲覧
  26. ^ a b “次回「Mステ2時間SP」Number_iが新曲テレビ初披露 SUPER EIGHT×スカパラ、RIIZEら登場”. 音楽ナタリー. (2024年8月9日). https://natalie.mu/music/news/586010 2024年8月9日閲覧。 
  27. ^ 8/17(土)『MUSIC FAIR』出演決定!”. SUPER EIGHT / INFINITY RECORDS 公式サイト (2024年8月13日). 2024年8月17日閲覧。

参考文献

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  • 高瀬純、根岸聖子、幸野敦子、松木智恵、大久保和則「来たぜ夏!SUPER EIGHTと初めての夏」『TVガイドPERSON』vol.143、東京ニュース通信社、2024年7月11日、4-15頁。 
  • 武市尚子「SUPER EIGHT ここから始める未来」『BACKSTAGE PASS』2024年9月号、シンコーミュージック・エンタテイメント、2024年7月26日、4-17頁。 
  • 黒田隆憲、小松香里、笹谷淳介、新亜希子、溝口元海「SUPER EIGHT デビュー20周年、かけがえのない軌跡と未来を語る アルバムセルフライナーノーツ&メモリアルフォトセッション」『MG』NO.24、東京ニュース通信社、2024年7月31日、1-15頁。 
  • 吉川尚宏、中屋璃南、佐藤梨帆「SUPER EIGHT」『Talking Rock!』2024年9月号、トーキングロック、2024年8月8日、4-16頁。 

外部リンク

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