那須野が原ハーモニーホール
那須野が原ハーモニーホール(なすのがはらハーモニーホール)は栃木県大田原市にある大田原市立[1] 及び那須塩原市立[2] のコンサートホールである。ホールの管理に関する事務は大田原市が行い、運営は指定管理者制度により、公益財団法人那須野が原文化振興財団が行っている。
那須野が原ハーモニーホール | |
---|---|
ホール外観 | |
情報 | |
正式名称 | 那須野が原ハーモニーホール |
開館 | 1994年12月 |
客席数 |
1,275席(大ホール) 399席(小ホール) 約150席(交流ホール) |
運営 | 指定管理者:公益財団法人那須野が原文化振興財団 |
所在地 | 栃木県大田原市本町一丁目2703番地6 |
位置 | 北緯36度52分20.2秒 東経140度0分26.5秒 / 北緯36.872278度 東経140.007361度座標: 北緯36度52分20.2秒 東経140度0分26.5秒 / 北緯36.872278度 東経140.007361度 |
アクセス | JR東日本宇都宮線・西那須野駅 - 大田原市営バス 大田原市内環状線「ハーモニーホール前」 |
外部リンク | 那須野が原ハーモニーホール |
1994年、大田原市と旧西那須野町(現・那須塩原市)が全国初の自治体共同文化会館として落成・開館した。同ホールは両市町の境界付近に建設され、敷地の大部分は大田原市であるが、西側部分は旧西那須野町となっている。
小ホール部分は球形をしており、全体的にモダンな設計になっている。冬季(11月下旬~1月中旬頃)はホール全体にイルミネーションが施される。音楽家のコンサートのほか、落語家の公演、講演会、演劇の上演なども行われ、地元中学・高校の学校行事、さらには結婚式や展示会にもたびたび利用される。優良ホール100選に選ばれている。
施設
編集館内には大・小・交流ホールがある。詳細は以下の通り。
施設名 | 客席数 | ピアノ | 残響時間(500 Hz) |
---|---|---|---|
大ホール | 1,275席(身障者席-4席・親子室-4席) | スタインウェイD-274 | 1.8~2.1秒 |
小ホール | 399席(身障者席-2席・親子室-2席)
オーケストラピット使用時-335席 |
スタインウェイD-274 | 1.1~1.2秒 |
交流ホール | 約150席位まで | ヤマハ S6 | 1.1~1.2秒 |
さらに、広さ約533平方メートルの第1ギャラリーと広さ約250平方メートルの第2ギャラリーも完備してある。ホール主催公演に関しては、公演中は子どもを託児室に預けることも可能である。
友の会
編集ハーモニーホール友の会に入会すると、会員証が発行され、ホール主催事業のチケットの割引やチラシの郵送などの特典がある。
パイプオルガン
編集2013年、大ホールに国内初となるフランス式のパイプオルガンが完成した[3]。 開館した1994年当時からパイプオルガンを設置するため募金が行われた(目標額1億4千万円)[4]。1万円以上の寄付者の名前がオルガン裏面に刻印されている。 このオルガンは多彩な音色が特徴の「フレンチ・シンフォニックスタイル」[4]。オーストリアの名門・リーガー社製で、高さ9.3メートル、幅11.1メートル、パイプ数2920本、音色を変えるストップ(音栓)は41ある[4]。
脚注
編集- ^ 那須野が原ハーモニーホールの設置及び管理に関する条例(大田原市条例)
- ^ 那須野が原ハーモニーホール条例(那須塩原市条例)
- ^ “パイプオルガン完成記念コンサートに1000人 那須野が原ハーモニーホール”. 下野新聞. (2013年12月10日) 2013年12月10日閲覧。
- ^ a b c 読売新聞 栃木版 2023年11月5日 23面