第14回日本レコード大賞
第14回日本レコード大賞は、1972年(昭和47年)12月31日に帝国劇場で行われた、14回目の『日本レコード大賞』である。
第14回日本レコード大賞 | |
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会場として使われた帝国劇場 | |
ジャンル | 特別番組 / 音楽番組 |
演出 | 小松敬(総合) |
出演者 |
高橋圭三 森光子 沢田雅美ほか |
製作 | |
プロデューサー | 高石昭年、砂田実、井田舒也 |
制作 | TBSテレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1972年12月31日 |
放送時間 | 日曜19:00 - 20:55 |
放送枠 | 日本レコード大賞 |
放送分 | 115分 |
回数 | 1 |
第14回日本レコード大賞 | |
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ジャンル | 特別番組 / 音楽番組 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1972年12月31日 |
放送時間 | 日曜19:00 - 21:00 |
放送回数 | 1回 |
放送局 | TBSラジオ |
出演 |
高橋圭三 森光子 沢田雅美ほか |
概要
編集第14回の大賞は、ちあきなおみの「喝采」に決定した。ちあきなおみは初の受賞。この年は、上半期の大ヒット曲で日本歌謡大賞を受賞した小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」が大賞の大本命だったが、9月10日に発売されたちあきなおみの「喝采」が大賞候補に急浮上。2曲がデッドヒートを繰り広げる形となり、両曲が歌唱賞を受賞。大賞は「喝采」が大逆転での受賞となった。歌唱の際、2番の歌いだしの一部を間違えている[注釈 1]。なお、大賞受賞者のちあきには副賞として世界一周旅行が贈呈された。
最優秀歌唱賞は「あの鐘を鳴らすのはあなた」で和田アキ子が受賞。当時は大きなヒット曲ではなかったこともあり物議を醸す。受賞決定で興奮したのか沢田研二をステージまで引っ張って行った。歌っている最中に感動の涙でメイクが落ち「黒い涙」となった。
有力候補だった西城秀樹が選出外になるなど最優秀新人賞はレコ大の歴史で最も激戦といわれ[1]、日本歌謡大賞の放送音楽新人賞の森昌子、三善英史に加えて、人気の高かった郷ひろみの争いになると予想されていたが、決選投票の末にセールス面で一歩リードしていた麻丘めぐみが受賞した。
視聴率は10.2P上昇し46.5%。史上初の40%台突破、レコ大全盛期の幕開け。
なおこの年の10月に、TBS夜のスポットタイムが4分から5分へと1分拡大[注釈 2]されたため、この回から終了時刻が20:55と1分早くなった。
司会
編集レポーター
編集帝国劇場インペリアル・ルーム(審査会場)
- 小川哲哉(TBSアナウンサー) - 2度目の担当。
演奏
編集- 長洲忠彦(指揮)
- 森寿男とブルーコーツ(第1部)
- 高橋達也と東京ユニオン(第2部)
- 新音楽協会
- 日本合唱協会
受賞作品・受賞者一覧
編集日本レコード大賞
編集最優秀歌唱賞
編集- 「あの鐘を鳴らすのはあなた」
- 歌手:和田アキ子
最優秀新人賞
編集歌唱賞
編集- 「瀬戸の花嫁」
- 歌手:小柳ルミ子 - 前年の最優秀新人賞受賞者でもあり、プレゼンターとして最優秀新人賞の麻丘めぐみにブロンズ像を贈呈。
- 「夜汽車の女」
- 歌手:五木ひろし - 2年連続2度目。
- 「許されない愛」
- 歌手:沢田研二
大衆賞
編集新人賞
編集作曲賞
編集編曲賞
編集- 「ハチのムサシは死んだのさ」(歌:平田隆夫とセルスターズ)
- 編曲:土持城夫
作詩賞
編集特別賞
編集企画賞
編集童謡賞
編集観覧に訪れた著名人
編集ゲスト
編集TV中継スタッフ
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 2番の歌詞の歌いだしは「つたがからまる白い壁 細い影長く落として ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた」と歌うところをちあき自身が感極まっていたためか、最後のフレーズを1番で歌われた「祈る言葉さえなくしてた」と歌っている。なお、本来のフレーズは日本合唱協会の合唱団がフォローしていたため、事なきを得ている。
- ^ TBSの他に日本テレビとNET(現:テレビ朝日)も1分拡大された。
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 日本作曲家協会 日本レコード大賞各賞一覧
- アーカイブ 2014年7月19日 - ウェイバックマシン TBSチャンネルによる番組紹介